日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2020年3月25日 【食べ物】虎ノ門・ビックラーメン

2020-04-06 20:00:00 | 食べ物・飲み物
 新橋から西新橋へ、細い通りの両側にぎっしりと飲食店が並ぶ。通りを越えなおも進むと次第に店は減り、時代に取り残されたような古めの低層ビルが並ぶようになる。それでもぽつぽつと店はあるが、直行する路地に入るともはや住宅街の趣を呈する。そんな中にある店、昔からやっていて地域住民や近所勤めのサラリーマン御用達なのだろうという雰囲気。

 山ほどメニューがある中、味噌ラーメンを頼んだ。しっかり炒められたもやしが気持ち良い。彩り的にはネギが欲しいところ。特徴あるスープではないが、癖のないしっかりした味噌の味。唐辛子かラー油で引き締まる。白っぽい麺は、こういう店らしく柔らかめ。全体にボリュームがある。旨い。

 店のお姉ちゃんがカウンターで手作りしている餃子が特に旨かった。この店がビルの谷間で長続きしている理由が判った気がした。ところでこの店、ビッ「ク」なんだね。
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(Live)堀尾和孝

2020-04-06 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
 会社を出て駅まで歩いていたら、ギタ友さんから珍しくも「今晩、堀尾さんのライブへ行きます」と謎掛けのメール。こういう時期だから集客に苦労されているの心配してなのかもしれない。ギタ友さんともお会いしたかったので、家とは反対方向の電車に乗った。着いてみると、やはり閑古鳥でした。

(1st stage)
・Amazing Grace(ジョン・ニュートン)
・桜の木の下で
・Daybreak
・Tango en Skai(ローランド・ディアンス)
・St. Thomas(ソニー・ロリンズ他)
・We're all alone(ボズ・スキャッグス)
・Hotel California(イーグルス)
・English Man in New York(スティング)

(Interlude)
恩田 愛(三味線・小唄)

(2nd stage)
・Cannonball Rag(チェット・アトキンス)
・(曲名メモ忘れ)
・Lady Madonna(ビートルズ)
・酔鯨
・童神(わらびがみ) w/恩田愛
・お座敷小唄 w/恩田愛

 非常にこじんまりとした、MCにお客がツッコミ入れながら音楽が進行する内輪の会みたいな雰囲気で楽しかった~。ゲストの恩田 愛さんは本業が俳優、調べてみると映画やドラマなど色々と活動されている。それでいて着つけの師匠とか三味線弾けちゃうとか、マルチタレントだね。小唄とはどういうものか解説しながら堂々のステージでした。写真はお2人のデュオ「お座敷小唄」でのシーン。お誘いいただき有難うございました。

 2020年3月25日 赤坂・ふらっとんカンティーナにて
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【本】橘木俊詔著 「格差社会―何が問題なのか」(岩波新書)

2020-04-03 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 いや本当、サブタイトルの通り「何が問題なのか」だと思うのだ。世の中に格差があること?国民みな平等であれ?それは違うだろう。資質にも努力にも差がある。何をしても差がつかないなら、頑張らない人も出てくるだろう。それは旧ソ連の社会主義経済の失敗が証明している。

 類似の書を含め読んできて、問題なのは「逆転劇の起き難さ」なのだろうと思い始めた。富める者はますます富み、貧者がどん底から這い上がれることはない。階層の固定化は断絶を産み、妬み嫉み憎しみを招く。

 でも、だからと言って富の再配分を主張するのは正しいだろうか?それが結局は社会の安定やトータルな生産性向上をもたらすと著者は主張するが、素直になるほどと頷けないあたり、自分は富める者の側にいるのだろうと思った。

 2020年3月24日 通勤電車にて読了
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2020年3月21日 【ハイク】関東ふれあいの道(東京ー6)

2020-04-03 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 関東ふれあいの道の東京都コースも残り2区間。2019年のうちに踏破したかったが秋以降は海外出張でかなりの週末が消え、達成できなかった。今年は花粉症もひどくなく、春先に歩いても問題なさそうなので、昨年8月以来の奥多摩へ向かった。

 JR武蔵五日市駅からバスで大岳鍾乳洞入口へ到着、乗り継ぎが悪く出発から歩き始めまで3時間もかかってしまった。ちゃんとダイヤ見ましょうね。しっかりストレッチして歩行開始。

 大岳鍾乳洞入口から上養沢鍾乳洞へ、林道の終わり付近でミスコースしていた。「日ノ出山・御岳山」の標識があり、その後の道もしっかりメンテナンスされいて問題はなかったのだが、一気に高度を稼いでいったら人の声、あれっ合流したここはどこ?この道は何?なんでそっちに「関東ふれあいの道」公式道標が建ってるの!帰宅して登山地図を見たが(これを持参し忘れたのが間違いのもと)、歩いた道はその地図にも載っていなかった…

 ともかく、本来のコースよりたぶん若干ショートカットした形で、御岳山の大岳山側の鳥居に着いてしまった。頻繁に登山客とすれ違いながら御岳山へ向かう。大岳山頂はパスしたし、御岳山頂もパスでいいや。ここは過去にアマチュア無線の移動運用で訪れたことがあり、到達感がある。あとは山内の集落を抜け、山を下って御嶽駅まで。

 だがケーブルカーやバスには乗れず、御嶽駅まで歩かねばならない。バスも通る車道を歩くのはちょっと興ざめ。今日のコース、登山道よりむしろこちらの距離の方が長いんじゃ?下り勾配がキツく、脚に堪える。ケーブルカーが頭上を過ぎていった(写真)。今日は大賑わいだ。

 御嶽駅近くでも歩道工事のため所定コースを歩けず国道を歩く。今日はコース逸脱の日らしい。駅では少し待ったが、その後の乗り継ぎはすこぶる良く帰宅できた。物足りない内容だったが脚への負荷は大きく、2日間筋肉痛がした。

 本日の歩行距離:約11.5km
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【本】藤田和夫著 「変動する日本列島」(岩波新書)

2020-04-02 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 先日読んだ本多勝一の「冒険論」に書かれていた、1950年代末のパキスタン学術遠征隊のメンバーである著者。登山家かと思ったら全然違って地球科学者だった。確かに昔は学術的目的がなければ渡航など許可されなかったのだ。本書にパキスタンの話は殆ど出てこないが、僅か2,3の出てくるところではとてもインパクトある紹介をされている。

 内容はタイトルの通り、日本列島の動き。こりゃつまらん本を借りちゃったかなと思ったが読み進めるととても興味深く、どんどん頁をめくっていった。造山運動やプレートテクトニクスについて、大まかな意味くらいは知っていたことが少しは幸いしたろうか、さほど「ナニ書いてんだかワカンねえ」となることもなかった。川による地表の削られ方、地層による年代分析の項は少々長くちょっと飽き気味だったが、ここが重要なタネ明かしなのだろう。

 本書が著されたのは1985(昭和60)年、東日本大震災(2011)はおろか、中越地震(2004)、阪神・淡路大震災(1995)などは起きていない。地震学者ではないにしろ、著者ならこれらの地震の発生をどう捉えただろうか。

 2020年3月21日 ハイキング帰りの電車にて読了
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2020年3月20日 【旅行】伊豆諸島南部逃避行…ならず

2020-04-02 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 新型コロナウイルスのおかげで、春の3連休の計画はマレーシア行きの計画から二転三転七転八倒、最終的に会社の鉄道愛好会仲間4人で伊豆諸島南部へ行くことにした。

 前夜に東京の竹芝桟橋を出る貨客船「橘丸」で八丈島までゆき、直ぐに乗り換えて青ヶ島へ。八丈島まで戻ったところで泊まってゆく者、御蔵島へ向かう者と散開する計画。

 家を出る頃に雨が降り始め、港に着いて乗船手続きをすると「引き返しの条件付き運航です」と告げられる。飛行機では聞くが船にもあるのか、そりゃそうだな。東京湾の夜景を愉しむ事もせず、出航直後から1時くらいまで酒盛り。だんだん揺れが増えてきたのは酒のせいか、波のせいか…

 5時過ぎ、船内放送で起こされた。三宅島三池港に入港と言う。通常は島の反対にある阿古港に着くはず、やはり風雨の影響だ。それは解るが続いて「なお本船は御蔵島・八丈島へは向かわず、三宅島で直ちに折り返して竹芝へ戻ります」とのアナウンス、マジかーっ!

 波浪で船体が桟橋に当たる三宅島での停泊は僅か20分、来たルートを引き返す(写真)。船内に貼られた気象FAXによれば最大で波4mうねり3mくらいか。用心のため手摺に掴まって歩きたいくらいには揺れる。再び寝台に潜り込み、レストラン営業の放送で起きて麺をすすり、再び眠り、合計8時間寝たところでたまらず起きた。東京湾に入るとスッと揺れが収まった。快晴で富士山や横浜の街が綺麗に見える。鶴見沖で「おがさわら丸」とすれ違った。今日はもう問題ない海況らしい。今晩また出直す?いやさすがにそれは。

 到着して全額払い戻し、東海汽船は丸損なんだな。メンバー揃って蒲田へ移動し餃子で残念会。まあ大いに飲んで楽しかったからヨシとしますか。しかし、青ヶ島航路が難関とは承知していたけど八丈島に着けないとは思わなかったね。またいつか。
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【本】森正人著 「四国遍路」(中公新書)

2020-04-01 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 四国遍路に関する本は山ほどあるが、成り立ちや宗教的な意義、お接待の風俗など学術的見地から著されたものと、遍路記やガイドなど、趣味的見地から書かれたものとに大別されるように思う。本書は前者に属し、古今あまたの(特に古めの)書物より四国遍路の成り立ちと「お遍路さん」の人物像を追っている。

 さまざまな書の研究より、四国遍路が形になったのは早くて13世紀ごろ、遅ければ江戸初期くらいと言うから300年以上の幅がある。ルートも、寺の数も、そして巡礼の方法も諸説紛々。正直どうでも良いと思う。大事なのは「同行二人」で回る意思じゃないのかな。最近はそれとて、特定の宗教に偏らない単なるウォーキングラリー的な遍路だっていることだし。

 ところで、本書に長い引用があった。小林正盛が昭和七年に著した「四国巡礼」で書いた「掟」が紹介されており、現代にも通用すると思うので記録しておく。
(1)旅は道連れ世は情けと知る事
(2)朝夕三宝崇敬を怠らない事
(3)飲み過ぎ食べ過ぎをせず衛生に気をつける事
(4)騒々しくしない事
(5)滑稽なことに同調しない事
(6)仏法を強要しない事
(7)十方法界の供養に応じる事
(8)名勝旧跡を見逃さないようにする事
(9)路銀の無駄遣いをしない事
(10)できるだけ均等な距離を移動する事

 新型コロナウイルスで海外旅行が事実上不可能と言っても良い昨今、ちょっとお遍路してみようかと思うのである。

 2020年3月19日 通勤電車にて読了
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【絵画展】浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)

2020-04-01 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 公式Webサイトには「葛飾北斎、歌川広重から小林清親、三代歌川広重まで、主に幕末から明治期の作品を中心に、江戸から文明開化の東京へと移り変わる風景の変遷を振り返ります。」とある。川崎駅前のビルの中にある有料施設。規模は大きくないが割と充実している(らしい)。

 北斎、(初代)広重は知っていても、小林清親や三代広重には馴染みがない。浮世絵と一括りに言っても100年ほども時代が変ればタッチも題材も変る。江戸末期から明治初期にかけて、東京を中心とした展示作品には馴染みある地名が並ぶ。展示方法で良いなと思ったのは異なる時代の異なる画家の作品を「日本橋」「両国」と言った場所の括りで並べてあったこと、同じ橋でも構図が変るし描かれている乗り物も家並みや設備も違う。

 絵を観たのだか歴史の勉強をしたのだか判らないが、興味深いひとときを過ごした。

 2020年3月17日 川崎浮世絵ギャラリーにて
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