日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】山浦正昭著 「地図を片手に『歩く旅』」(生活人新書)

2024-12-12 13:00:00 | 本・映画・展覧会

 むかし日本ユースホステル協会が会員向けに発行している「ユースホステルしんぶん」と言うのがあって、それには毎号、全国のユースホステルを利用して歩ける周囲のモデルコースが絵地図入りで連載されていた。観光名所や歴史ポイントを回るだけでなく、景色の良い道やビューポイントなどを巧みに取り入れた記事で、毎号切り抜いてスクラップブックに貼り付けていた。その連載を書いていたのが本書の著者、愛称「やまさん」であった。

 ハイキングでもなくウォーキングでもなく、観光でもない。既存のコースを否定とまでは言わないが、それらとは一線を画す「歩く旅」を提唱する著者。それがどういうことか、具体的にはどうやるのか、細々と書かれている。

【歩く旅の達人歩行術10か条】
 第一条:企画力
 第二条:読図力
 第三条:単独力
 第四条:歩行力
 第五条:管理力
 第六条:記録力
 第七条:会話力
 第八条:見聞力
 第九条:踏破力
 第十条:脱出力

と言うことで、歩く旅でなくとも、個人旅行者であれば身に付けたいスキルなのではと思った。自分はどれほどできているだろうか。

 ところで本書では作者のこだわりと言うか、既存の「歩き」への強烈なアンチテーゼみたいなものを感じた。著者と実際に会った方によると、やはり強烈な個性を持った方のようである。著者のこだわりと、歩く旅の普及が今はいかばかりか、気になる。日本では、難しいだろうなあ。

 2024年12月3日 自宅にて読了

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2024年12月3日 【旅行】仁川国際空港スマートパス登録

2024-12-12 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 日本から韓国ソウルへ飛ぶ場合、特に東京からだと羽田⇔金浦(GMP)便の利用が便利だ。ただ最近は出入国スタンプ収集のため地方空港発着便ばかり利用しており、そちらの便は国際線のメイン空港である仁川(インチョン)国際空港(ICN)に発着する。その仁川国際空港で、出入国がスムースになるというスマートパスが導入されたと知り、利用予定もあるのでインストールした。調べてみると、今年初めには登録できるようになっていたみたい。くそぅ、気付いてなかった…。

 用意するものはスマホとパスポート、公式サイトはこちら。アプリをインストールし、日本語を選択すればやり方でまごつくことはないだろう。ユーザー登録はインストール時に一度やれば良いが、搭乗券登録は当たり前だが利用の都度必要だ。搭乗当日でなくても初期登録は可能なので、事前に登録しておいた方が良いだろう。世の中どんどんスマホアプリ利用化してゆくなあ。

 仁川は確かに施設が充実しており、待ち時間のヒマつぶしに事欠かないとは思う。だがメガエアポートの欠点で空港内の移動に時間がかかり疲れるのも事実。1タミと2タミを間違えると大変だ。何より、ソウル市内から遠い。西日本の空港からだと、飛んでる時間よりソウル市内までの移動時間の方が長かったりする。自分は地方空港の出入国スタンプ集めが終わるまで、仁川を使わざるを得ないけど、休暇の短い首都圏の社会人などは、節約してLCCで成田から仁川へ飛ぶより大手4社で羽田から金浦へ飛ぶことをお勧めしたい。

 ところでこのスマートパス、地方空港発着便で行くことの多い台北(桃園)、香港でもやってないかな?調べてみよう。

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【本】飯田真紀著 「広東語の世界-香港、華南が育んだグローバル中国語」(中公新書)

2024-12-11 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 旅先で使える外国語、となると、まず英語なのは疑いのないところ?とは言え最近は韓流やK-POPブームで、LCC使って毎月渡韓する人もいるようだから一概には言えない。同様に、映画を観に毎月香港へ行く人はいるだろうか?

 自分の好きな訪問先で、できれば使えるようになりたいと思っていたのが広東語。いわゆる中国語(北京語)ではなく、あくまで広東語。あのリズミカルな響きは、行った方なら容易に思い出せるはず。ところが、広東語について書かれた本は多くない。日本人に話者もどれほどいるのやら。そう思っていたらこの本を見つけ、借りてみた。

 カルチャー的な関心から読んだ本書は、アカデミックな内容でたじろいだ。広東語の起源、使用地域だけでなく、さらに標準中国語を含む、方言まで含めた言語系統と、中国および世界における利用地域図など。発音に関する解説もある。文法にも触れられている。

 本書を読もうが読むまいが、仮に広東語を習うにしても習得速度に差がつくとは思えない。それでも、関心のある言語のバックグラウンドを知ることは、無意味ではなかったと思うのだった。ああ、今から広東語を学んでもなぁ。とりあえず来年も、香港へは行く予定をしている。

 2024年12月2日 自宅にて読了

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2024年12月2日 【食べ物】続・「ラーメンWalker神奈川」買い替え

2024-12-11 13:00:00 | 食べ物・飲み物

 昨年と同様に、「ラーメンWalker神奈川」を最新版に買い替えた。昨年はクリスマス時期だったが、今年は師走早々だ。意気込みが違う。(笑)

 今年も、データ引き継ぎ=巻末地図のうち行った店をマーカーで塗る。この作業が楽しい。けっこう制覇したと思ったら行った店が掲載から外れ、新しい店が載っている。まこと「終わりなき旅」(Mr.Children)である。

 なので、来年もラーメン屋巡りを続けようと思う。これまで巻末のクーポンを全く使わなかったので、来年は持ち歩いて使うようにしたい。

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2024年12月1日 オトナの社会科見学失敗・脳汁銭湯とは

2024-12-11 06:00:00 | ノンジャンル

 蒲田界隈は銭湯が多く、しかも温泉も少なくない。ライブに行ったついで、少し前にネット記事で読んだイベント開催中の銭湯に行こうと準備万端で訪れた。

 「脳汁温泉」とは。イメージイラストを見ると、風俗店かと錯覚するようなピンクな世界。脳汁(アドレナリン)ドバドバと言うフレーズが浮かんでくる。果たしてリラックスできるのだろうか。デトックスできるのだろうか。怪しからん仕掛けとかあるのかしらん。いざ行かん。

 …が、銭湯が見えた途端、出かかった脳汁は一気に引いた。行列している。銭湯に入るのに、行列している。外にいるだけで10人以上。入場制限を行っているのだろう。入っても芋洗いなのは想像に難くない。ライブのついでがあったとは言え、日曜日なので当然か。混み過ぎて、予期せぬ裸の触れ合いができそうだ。諦めてUターンし、悔しいので帰宅して近所の銭湯に行った。脳汁は出なかったが、リラックスはできた。

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(Live) 十三号地楽団

2024-12-10 20:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ

 いよいよ師走に入った朝、今年はあまりライブ行かなかったなと思いながらライブハウスのWebサイトをあちこち見ていたら、知ってるバンドが近くで演ることが判り行くことにした。

 会場は満員御礼の大盛況。予想通り、このバンドを知るきっかけとなったL.M.T.(Love Music Together)の小田さんが来られており挨拶。予約なしだったので最後列の壁際で鑑賞、椅子があっただけ有難い。

 バンドは菊池誉(ほま)さんと、小林佳乃(よっしー)さんの二人を軸にサポートメンバーが入るスタイル。今日はレコ発ライブと言うことで、サポートメンバーも大勢で入れ替わりが何度も。CDの帯に書かれた「ブルース、昭和歌謡、カントリー、ブレイクビート、ハードロック、五十年代ボーカルグループ、アイドルポップ、ジャズバラード、セカンドライン。音はレトロ、メロディは極上のポップ。」通りのステージで、その多彩さに驚き感心。サポートメンバーも各々持ち味があり、なるほどだからこの方なのかと納得する。音だけでなく歌詞も、コミカルな印象を出しつつ実はペーソスある内容で、聴き込んでみたくて初CDを買って帰宅した。

 2024年12月1日 蒲田・ぶらぶらにて

 

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【本】東原敏昭著 「日立の壁-現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録」(東洋経済)

2024-12-10 13:00:00 | 本・映画・展覧会

 記録的な赤字、企業存続のピンチから脱し「V字回復」と称えられた日立の、一代前の社長(現会長)の本を読んでみた。

 大赤字からV字回復のくだりは著者の前の社長、川村隆氏と中西宏明氏(故人)が中心の物語ではあるが、やはりバトンタッチされるまでの前段として外せない。そして肝心の、自身が社長となってからの話は聞けば簡単に思うかもしれないが、相当の大変であったことは理解できる。著者が感じて立ち向かった、歴史ある大企業ならではの「病」については想像に難くない。古い体質を改めグローバルな会社に変質させつつ、きちんと具体的成果(利益率が顕著)にコミットしてゆく執念には並みならぬものを感じた。

 時代は前後してしまうが、「V字回復」を主導した川村氏の著書も読んでみたいと思った。

 2024年11月30日 自宅にて読了

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2024年11月30日 【旅行】続・プライオリティ・パスのメリット減少

2024-12-10 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 前回記事から一カ月も経たずして、さらなるプライオリティ・パスサービス改悪のニュースが届いた。[こちら]

(1)提供方法の変更
 プラスチックカード→モバイルアプリ、これは既報だしむしろ歓迎。

(2)ご利用回数およびご利用料金請求方法の変更
 本人無制限→無料は5回まで、等々は既報。

問題は最後の項目。
(3)ご利用いただける施設の変更
 2025年1月2日(木)より、ご利用いただける施設が変更となります。
 ・変更前
  Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内・国外のすべての提携施設が利用対象
 ・変更後
  Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内・国外の「ラウンジ」施設が利用対象

要はレストラン等が一切使えなくなり、使えるのはラウンジのみと言うこと。これは痛い。特に中部や関空の利用客にとっては。

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【本】 エノ・シュミット,山森 亮,堅田香緒里,山口 純著 「お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?」 (光文社新書)

2024-12-09 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 本書はタイトルに惹かれて借りたのだけど、思っていたのと少し内容が違っていた。ま、それはそれで興味深い内容だったので、閉じずにそのまま読み続けた。そして、消化不良感が残った。

 話の軸となっているのはベーシック・インカム、wikipediaには「ベーシックインカム(英: Basic Income, BI, Universal Basic Income, UBI)は、最低限所得保障の一種で、政府が全国民に対して、決められた額を定期的に預金口座に支給するという政策。」とある。生活保護と違うのは、全国民に対してというと点。夢物語に聞こえるが、小規模ながら海外で試験的に実施された例はある。

 本書の内容はタイトルの通りで、 「お金のために働く必要がなくなったら」を「ベーシック・インカムが導入されたら」と読み替えたら意味が通る。が、それだと取っ付きにくいので平たく書いたのだろう。そして、この時点で既に自分には理解困難なのだった。所得は労働の対価ではない。所得は国から得られる。そして労働の対価はない。「ならば働く人間など居なくなるのではないか」と言う疑問への回答が延々と本書には綴られている。さて、どうだろうか。

 所得を得るために(やりたくない)仕事をしなくて良いのだから、人はそれぞれがやりたいと思う仕事に就くようになるというのが、本書の主張に見える。生活のために働かなくて良いのだからと。それはそうかもしれない。だがそうであるならば、働かない人がいてもおかしくないだろう。人は皆、何かをせずには(働かずには)いられないと本書の執筆陣は思い込んでいるように感じられたが間違いだろうか。カネのためじゃない、世のため人のために働くというのは、現在の社会でもボランティアなどそうだろう。

 一方、エッセンシャルワークであっても人がやりたくない仕事はどうなるのだろう。担い手がいなくなる業種が必ず出てくると思うが、それに対する回答は本書になかった。また、全国民一律給付と言うのは仮定の話であって、ライフステージに合わせ給付金額を変えることは必要だと思うが、そこは枝葉末節の部分なのか言及されていなかった。まずは簡素化したモデルで説明と言う事か。

 本書は、ベーシック・インカムを導入すれば人々の暮らし方、生き方を変えられると言う筋立てで企図したのかもしれない。だがベーシック・インカムの概念や実現の具体案が引っ掛かり、とてもその先の社会変革まで考える気にはなれなかった。

 2024年11月29日 時価より戻る電車にて読了

 

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2024年11月29日 【食べ物】大磯・海そば

2024-12-09 13:00:00 | 食べ物・飲み物

 「駅からハイキング」を歩き終え、地元のラーメン屋に行ってみた。店名のそばは(海の)傍と蕎麦とを掛けているのだろうか。

 シンプルなメニューから基本と思われる「潮そば」をオーダー。塩でなく潮としている点に拘りを感じる。運ばれてきた丼は半分近くがチャーシューで覆われている。微塵切り玉葱と、細いのはメンマ?そして麺は極細と言って良い、全粒粉みたいな色合い。

 スープを啜ると塩っぽさはなく、貝の出汁が印象に残る。実に優しくスッとした味わい。チャーシューを押しのけ麺を発掘して食べる。柔らか目。レンゲでトッピングを掬う。テーブルにはコショーのみ置かれているが、必要は感じなかった。圧巻のチャーシューは大きいだけでなく厚みもあり、ほのかにピンク色が残る絶妙の火入れ加減で柔らかく滋味。

 見事な一杯でした。

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