【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

クライミング人口

2010年02月21日 20時21分11秒 | クライミング(一般)

丈夫なだけが取り柄だったけど、最近弱ってきた。
昨年末は腰を痛めたけど、今は肩が痛い。
特に思い当たるフシはないけど・・・
水曜、ジム練習して、木曜・金曜は休養。
土曜の朝、起きたら激痛・・・何なんでしょうね。
単にそういうトシゴロ、と言う事でしょうか?

仕方ないので、日曜日は近所の山にハイキングに出かけた。
低い山でも、登っていると汗をかくし、気分転になる。
ところで、登山人口約200万人と言われている。
(枠組みを決めるのが難しいけど)
私のように、時たま山登りをする者も含まれるのでしょうか?
(『登山歴○年』、と称してよいんでしょうか?)
前回記事で、「岳」(石塚真一)を取り上げたけど、
一般的な登山ファンが背景になって、バックアップしてるんでしょうね。
ちなみに、1巻~6巻までの売上が120万部。
(今なお、人気で今月2月27日、11巻目が出版される)

ファン人口を推測するのに、参考になるのが専門誌発行部数。
「山と渓谷」・・・18~20万部
「ロクスノ」・・・4万部
やはり、一般登山人口と比べると格段に少ない。
フェースとクラック好きくらいの差?
読書人口における、海外文学マニアくらい少ない?
(この例、よけいややこしい?)
さて、他の雑誌だと・・・
「週刊ゴルフダイジェスト」…50万部
「週刊ベースボール」・・・46万部
「週刊サッカーマガジン」・・・43万部
・・・どうです?
まったく、およびませんね。
(しかも)相手は、週刊誌だし。
「ロクスノ」は月刊誌ですらないし。
さらに、JFA会員なんて、1249人だし。(安全ブックP45)

・・・それでも、アクセス問題が生じ、トラブル続出、なんですね。

PS1
関係ないけど、「安全ブック」表紙でクラックにキメてるのって、トライカムでしょうか?
落ちても安全なんでしょうか?
(私は、これでフォールしたくない)

PS2

「オンサイト」(尾瀬あきら)は、2巻で打ち切り。
・・・しかも、現在絶版中。
(これがファン人口の差か?)
ちなみに、「スラムダンク」は1億部!(平伏)

【雑誌発行部数リンク】
BLUE SKY SEASONS -http://glayteru0608.seesaa.net/article/137380495.html
JMPAマガジンデータ トップ -http://www.j-magazine.or.jp/data_001/index.html
図録一般雑誌発行部数ランキングhttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3968.html
図録コミック誌発行部数ランキングhttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3969.html


「岳」石塚真一

2010年02月21日 13時28分53秒 | 読書(マンガ/アニメ)
「岳」石塚真一(小学館)
現在、10冊出版されている。(11巻は、2/27発売予定)
先入観として、もう少し軽いヒーローものか、と思っていたけど、勘違い。
著者のしっかりしたヒューマニズムとリアリズムに感心した。
シリアスだけど、ユーモアも押さえている。
様々なジャンルがあるマンガ界だけど、山岳ジャンルが商業誌で成功する、って例を示した。
(極限状態を設定して、ドラマが生まれやすい、って事もあるでしょうが)
登場人物ひとりひとりを丹念に描いている。
私の趣味は・・・
9巻-「似た者同士」
8巻-「ご褒美」
4巻-「再生」

なお、Wikipediaで「登山」の項目を見ると、以下のようなマンガが紹介されている。

PS
「岳」の空中懸垂シーンで、ロープ末端を結んでない絵があり、気になった。


「世界の屋根にいどんだ人々」

2010年02月21日 12時20分11秒 | 読書(ノンフィクション)

「世界の屋根にいどんだ人々」さ・え・ら伝記ライブラリー
6人の登山家をとりあげている。
①ウインパー
②ヘックマイヤー
③テンジン
④ヘルマン・ブール
⑤クロード・コガン
⑥ウェストン
登山史をざっと概観するのに便利。
特に、ヘックマイヤーの章は、3月に映画・「アイガー北壁」が上映されるので、参考となる。
【リンク】
映画『アイガー北壁』公式サイト
http://cm.impress.co.jp/?5_69797_2662_1

【参考図書】
 
ヤマケイスクエア・インプレスダイレクトより
http://cm.impress.co.jp/?5_69797_2662_2

なお、このハインリッヒ・ハラー、という方はヘックマイヤーのアイガー北壁初登攀パートナー。
(最初は別々のパーティだったけど、途中で合流し同じパーティとなった)
なおその後、ハラー氏は、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」という本も著している。


「スキエンティア」戸田誠二

2010年02月21日 10時59分09秒 | 読書(マンガ/アニメ)

「スキエンティア」戸田誠二(小学館)


SF短編集。
SF作品の特徴は、極限状態を設定して、ドラマを演出すること。
時には、日常から乖離しすぎて、ついて行けない時もある。
でもこの作品は、設定が日常に寄り添っている。
戸田誠二さんのペンも少し太めで温かいタッチとなっている。
これにより、親しみやすく、物語に入りやすく、感情移入しやすく感じる。
第1話、ボディレンタル
第2話、媚薬
第3話、クローン
第4話、抗鬱機
第5話、ドラッグ
第6話、ロボット
第7話、覚醒機
・・・私の趣味は「クローン」と「ロボット」
もし、クリーン技術が完成したら・・・
もし、ロボットが出来たら・・・
日常にどう活用されるのか?
単なる技術と生活の接点、感情を描き出す。
なかなか、と感じた。

【追記】
SFと言うと、大友克洋さんのような細い緻密な線をイメージする。
士郎正宗さんも細くて繊細。
戸田誠二さんは、やや太め。
星野之宣さんや諸星大二郎さんも、同じくらいかその中間くらい、かな。