【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「ぼおるぺん古事記」(1)こうの史代

2012年06月30日 21時35分17秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「ぼおるぺん古事記」(1)こうの史代

こうの史代さん最新刊。
まさか、こうくるとは思わなかった。
第一巻「天の巻」である。

現代語ではなく、原文で語られる。
解りやすいように、欄外に註釈が多数書き込まれている。
なにより、絵で進行するので、難解な印象を受けない。
古事記の絵物語である。

本作では、イザナギキ、イザナミの黄泉の国、アマテラスの岩戸隠れ、スサノオのヤマタノオロチ退治等のエピソードが語られる。
次作は、秋に発売予定。
さらに親しみのあるエピソードが語られそう。 

【参考リンク】
ぼおるぺん古事記 [作]こうの史代

【ネット上の紹介】
人気漫画家・こうの史代が描く日本誕生の歴史。原文(書き下し文)を生かしながら、物語を絵で読み解いていく、新しい古事記本! 国生みから天岩戸、ヤマタノオロチのエピソードまで。


「女の子の食卓」(8)志村志保子

2012年06月30日 21時31分47秒 | 読書(マンガ/アニメ)

「女の子の食卓」(8)志村志保子

シリーズ最新刊にして、最終刊。
毎回新刊の発売を楽しみにしていた。
これで最終刊とは残念。
この著者、ホントに実力がある。

現在のマンガ界を(女性作家限定で)俯瞰してみる。(以下、敬称略で御容赦)
(山岸凉子、萩尾望都は別格として)
頂点に位置するのは、吉田秋生、羽海野チカ、よしながふみ、佐々木倫子。
(以上、実力・人気共に兼ね備えている方々) 
あるいは、くらもちふさこ、槇村さとる、吉野朔実、神尾葉子、谷川史子。
(以上、人気はあるけど、私の趣味と少しずれる方々。その逆は近藤ようこ、神坂智子)
トップの次の辺りのステージが、東村アキコ、小玉ユキ、ヤマザキマリ、こうの史代、森薫。
さらに、岩本ナオ、勝田文、柘植文、麻生みこと、中村光。
(以上、ヌケ多数あり・・・超主観でスマン)

志村志保子さんは、私の感覚では、頂点ではないけど、実力はそれに匹敵するレベル、と思う。
頂点の方々ほど、人気がないのが残念。
いつかブレイクして欲しい、と思う。

【ネット上の紹介】
友達が持ってきたコンビニのアイス、苦手な缶コーヒーを飲み干した少女、ラプンツェルが食べられなかった理由…。食べ物と共に鮮やかに蘇る、傑作フーズメモリー読みきり集最終巻! 他2本。 【収録作品】わたしが月曜日に欲しかったモノ/しんしん