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「あれよ星屑」(1)山田参助

2014年10月12日 23時26分31秒 | 読書(マンガ/アニメ)

ビームコミックス<br> あれよ星屑 〈1〉 
「あれよ星屑」(1)山田参助

素晴らしい。
新たな才能現る!
帯の文句は・・・
『死に損ないふたり。トーキョーアンダーワールド。』

戦後間もない頃の東京が舞台。
闇市を舞台に、ヤクザ、パンパン、浮浪児、進駐軍・・・見事に描写している。
なんだか、バロン吉元さんを思いだした。
同じくらい、非凡な描写力である。




とんでもなく、悲惨な状況が描かれるが、絵がユーモラスなので、救われる。
上の絵の犬も、肉にされて食べられてしまう。
でも、愛嬌があってかわいらしい。


裏表紙↑

【ネット上の紹介】
1945年8月15日、男たちは星のクズになりました。敗戦から1年あまり。ぼろぼろに焼け落ちた東京で、酒浸りの暮らしをしていた川島徳太郎は、かつて死線を共にした戦友・黒田門松に再会し……。その非凡なる画力に、同業者からも熱烈な賛辞を受ける、異色の漫画家・山田参助が挑む初の長編作。闇市、パンパンガール、戦災孤児、進駐軍用慰安施設など、戦後日本のアンダーワールドの日常を、匂い立つような筆致で生々しく猥雑に描き出す、敗戦焼け跡グラフティ、開幕。

【参考図書】
柔侠伝 上巻