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「鬼平犯科帳」(18)池波正太郎

2017年11月11日 21時07分09秒 | 読書(小説/日本)


「鬼平犯科帳」(18)池波正太郎

次の6編が収録されている。

「俄か雨」
「馴馬の三蔵」
「蛇苺」
「一寸の虫」
「おれの弟」
「草雲雀」

P7-P8
「あっという間に、一年が……」
「そのことよ。若いころは夏の暑さなど歯牙にもかけなんだものだが、近頃はどうにもたまらぬ。また夏かとおもうと、うんざりとして、いまから気が萎えてしまうわ。年歳をとると寒さのほうが好きになるらしい」(夏より冬のほうがまし、と私も思う。更に言うと、一年中秋だったら嬉しい。春はダメ…花粉症だから)

【ネット上の紹介】
目黒不動まで見廻りに出た平蔵は、門前の桐屋で妻・久栄の好物である黒飴を求め、少々のんびり過ごす。帰り道、驟雨にたまらず、近くの百姓家に入ると、そこに、同心・細川峯太郎が女連れで飛び込んできた(「俄か雨」)。同心たちも一筋縄ではいかない。ほかに「馴馬の三蔵」「蛇苺」「一寸の虫」「おれの弟」「草雲雀」の全六篇を収録。