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「先生と私」佐藤優

2018年08月12日 20時57分36秒 | 読書(エッセイ&コラム)


「先生と私」佐藤優

7月に、「十五歳の夏」を読んだ。→「十五の夏」佐藤優(上・下)
本作品は、その姉妹編、前段階に相当する。
1960年から1975年の少年時代が描かれる。

P164-165
「佐藤君は、パリサイ派についてどう思うか」
「聖書に出てくるパリサイ派ですか」
「そうだ」
「律法を遵守するけれど、神の意志に忠実でない偽善者のことですね」
「結果として、パリサイ派は偽善者になってしまう。しかし、本人たちは律法を忠実に守っている。神の意志に最も忠実な者と信じている。マルクス主義者にはパリサイ派が多すぎる。佐藤君が見せてくれたこの本も、パリサイ派の文書だ。著者たちはマルクス主義の文献に通暁している。確かにそれなりの論理整合性もある。しかし、人間の心を打たない。(後略)」

【おまけ】
佐藤優さんの母は沖縄・久米島出身。
あの沖縄戦を生き抜いた方だ。
とてつもない幸運の持ち主と思う。

【ネット上の紹介】
誕生から高校入学までの15年間、両親・伯父・副塾長・牧師…多大な影響を与えた先生たち。知の“巨星”の思想と行動の原点を描いた自伝ノンフィクション。
僕の両親
あさま山荘
山田義塾
哲学と神様
スカウト
数学の先生
革命
進路相談
高校受験
春休み
塩狩峠
稚内
帯広
立席特急券
父の背中