社会見学に行ってきた。
阿武山地震観測所。
阿武山には時々登っているが、中腹に地震観測所があるのが気になっていた。
月に2~3回、一般見学会が実施される。
昨年6月の地震以来、見学者の応募が増えたそうだ。
京都大学阿武山地震観測所
眺めも良好…屋上から撮影
資料が展示されている
阿武山と阿武山地震観測所の写真
【参考】
1930年に出来たそうだ。
だから、この外見は当時のまま。
その後、耐震工事をして補強して、そのまま利用されている。
なぜこの場所に建てられたのか?
(候補地は3つあったらしい…天王山、男山、阿武山)
当時は大阪を一望できる場所、というのが重要だったそうだ。
(大阪を地震が襲った場合、肉眼で状況を観測できる)
この建物の建っている岩盤も強固らしい。
でも、この麓には断層が走っている。
『断層』という言葉は1950年頃に出て来たそうだ。
『断層』という言葉はなくても、専門家はなんとなく分かっていたのではないか?
山の麓には一般的にプレートがある、と。
ちなみに、古墳は移転当時に発見されたようだ。
地震測定器を設置しようと掘削していると石棺がでた、と。
安威のあたりに、中臣鎌足(後の藤原氏)の荘園があったようで、
晩年、別荘を建てて、鎌足が住んでいた、と言われているようだ。
まず、この古墳は藤原鎌足だろう、と。
【参考リンク】
2019年度前期(〜9月)阿武山観測所『一般見学会』案内
史跡阿武山古墳 - 高槻市ホームページ「インターネット歴史館」