「コンビニ外国人」芹澤健介
日本で働く外国人ルポ。
どこから来てるのか?
日本を選んだ理由は?
受け入れる側・日本の課題は?
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いちばん多いのは中国人
次いで多いのは韓国人(永住権を持っている在日コリアン含む)だが、減少傾向…日本で学びたい韓国人が減ってるし、在日コリアン社会も日本全体と並行して高齢化しているから
こ数年で増加しているのは、ベトナム人(23万人)、ネパール人(7.4万人)
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いちばん多いのは製造業30.2%、
次いで多いのが卸売業・小売業(コンビニやスーパーなど)13%
P10
彼らをさまざまな角度から見ていくことで、彼らが暮らしている社会、すなわち日本という国の実相や課題が自ずと浮かび上がってくるに違いない。
スイスの作家・マックス・フリッシュの言葉
P62
「労働力を呼んだら、来たのは人間であった――」
P101
そもそも技能実習制度は建前としては日本が“国際貢献”するために作られて制度である。(中略)
技能実習法では、その基本理念として「技能実習は、労働力の需給の調整の手段として行われてはならない」(第三条第二項)と記されている。
ところが実態は、いまでは誰もが知っているように、各方面の労働力不足を外国人労働者が埋めるという人材供給制度になっている。
P197
日本の総人口が一億人を割り込むのは2053年。
【ネット上の紹介】
全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに四万人超。実にスタッフ二十人に一人の割合だ。ある者は東大に通いながら、ある者は八人で共同生活をしながら―彼らはなぜ来日し、何を夢見るのか?「移民不可」にもかかわらず、世界第五位の「外国人労働者流入国」に日本がなったカラクリとは?日本語学校の危険な闇とは?丹念な取材で知られざる隣人たちの切ない現実と向き合った入魂のルポルタージュ。
第1章 彼らがそこで働く理由
第2章 留学生と移民と難民
第3章 東大院生からカラオケ留学生まで
第4章 技能実習生の光と影
第5章 日本語学校の闇
第6章 ジャパニーズ・ドリーム
第7章 町を支えるピンチヒッター
おわりに―取材を終えて
第2章 留学生と移民と難民
第3章 東大院生からカラオケ留学生まで
第4章 技能実習生の光と影
第5章 日本語学校の闇
第6章 ジャパニーズ・ドリーム
第7章 町を支えるピンチヒッター
おわりに―取材を終えて