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「OLD BUT GOLD」杉野保

2020年12月17日 08時39分29秒 | 読書(山関係)


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「OLD BUT GOLD」杉野保/著 飯山健治/写真
 
今年3月5日、56歳で亡くなられた杉野保氏の著書。
内容は、次の通り。
OLD BUT GOLD, ROCK & SNOW, 2003-2006 連載
Dig It, ROCK & SNOW, 2007-2008 掲載
 
杉野氏の文章は、内容が深く掘り下げられていて味わい深い。
クライミングに対する愛情と、ポリシーが感じられる。
連載されていたときから、単行本にならないかなぁ、と思っていた。
単行本になって嬉しいけど、生前にそうしてほしかった。
我々オールド・ファンだけでなく、若い方にも読んで頂きたい内容だ。
 
内容は、ルートの解説でありながら、岩場の歴史、開拓者、時代背景など読み取れるようになっている。今読んでも、生き生きとした文章で、当時の気持ち、時代の雰囲気が蘇ってくる。
 
モンキーハング、登頂エピソードについて
P104
モンキーハングを目の当たりにした安逹にとって、その高さはボルダーとしてとらえるに十分許容範囲であった。ほとんどスタティックにも見えたと、のちに柏木が語るように、まるで岩に身体を合わせるかのような無駄のないランジで核心を越えた安逹は、そのまま落ちることなく岩塔の頂上に立った。
 それはモンキーハングが最もシンプルに登られた瞬間だった。
 そしてその数年後、この男は99年から4年連続で開催された九州生石コンペにおいて、驚異の4年連続優勝という偉業を成し遂げるのである。
 
他にも関西クライマー複数登場して嬉しい。
木織君も資料を提供しているようだ。
 
【参考リンク】2020.12.08
 
【ネット上の紹介】
OLD BUT GOLD(城ヶ崎―
スカラップ
湯川―白髪鬼
小川山―サマータイム
障子岩―踊る蒟蒻
城ヶ崎―マリオネット
城ヶ崎―マーズ
北海道―蝦夷生艶気蒲焼
小川山―NINJA
九州―モンキーハングほか九州三部作
岬海岸―レッドイーグル
小川山―大聖堂
硯岩―NATTO
二子山―エアウェイ
大日岩―グレートテール
日光―エロイカ
アメリカ―ロマンティックウォリアー)
Dig It(九州編
小川山編
城ヶ崎編)
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