キャバレー(1986)
1986年/日本
理解不能の代貸について
総合
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ストーリー
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キャスト
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演出
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ビジュアル
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音楽
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原作では、主人公の矢代俊一と、暴力団の小桜組の代貸である滝川との「レフト・アローン」を巡る激しい議論が描かれている理由は、もちろん俊一がまだ若く未熟であるためで、だから演奏以上に人生を学ぼうと敢えて場末のキャバレー「スターダスト」でサックスを吹いているはずなのであるが、本作においては俊一の奏でる「レフト・アローン」に聞き惚れてしまった滝川が毎回「スターダスト」を訪れては、俊一にリクエストをして高額のチップをはずんでしまっているために、俊一が尊敬するアルトサックスの天才、南部明に並ぶほどの実力を持っている若き天才が、何故場末のキャバレーで吹いているのかよく分からなくなる。
北憂会の組員たちの話を聞いてしまった俊一が、たまたまクルマで通りかかった滝川に身の危険を知らせた際に、その後の展開を鑑みるならば俊一と車内の滝川の間には、滝川に捕まり腕を縛られていた男がいたはずなのであるが、男の存在に俊一が全く気がつかないことは俊一を演じている野村宏伸の演技力故に諾ってしまうとしても、滝川の言動は全く理解に苦しむ。
関東連合に命を狙われることになった滝川は、勝算の無い戦いであるが故に舎弟である章次に暇を出すのであるが、その章次に命を狙われるとためらうことなく章次を殺してしまう。滝川は10年前にも女が原因で覚醒剤に手をだした舎弟を射殺しており、大好きな「レフト・アローン」を演奏してもらえなくなるにも関わらず、「スターダスト」から北憂会の店である「ドルフィン」に演奏場所を勝手に変えたバンドメンバーの浅井に指をつめさせたりと、妙に身内に厳しい。クライマックスで滝川は一人で機動隊たちに紛れ込みながら、縁組しようとする関東連合の組長と白江を射殺するのであるが、結局、滝川が何をしたかったのかが終ぞ分からないが、一人で死体としてほったらかされているのは、誰にも言動が理解されなかったというメタファーであるのならば、そのシュールで監督の自虐的な演出意図は分からなくはない。
第三極連携で「100議席超」 石原氏、報道番組で語る(朝日新聞) - goo ニュース
フジテレビの「新報道2001」の出演していた石原慎太郎を見ていたが、日本維新の会
とは、「ぴたっとした一致はできない」と指摘し、「橋下氏は弁護士で(考えが)固いから、
『君、固すぎるな。あんたに影響力があるのはお母さんみたいだから、今度お母さんに俺が
説得に行くよ』と言ったら、(橋下氏は)笑っていた」と語っていた。しかし石原の考えは
ベテランの政治家らしからぬほど楽天的で、とりあえず新しくできた政党が全部結束して
100以上の議席を持つ“日本維新大連合”を作りたいようであるが、とりあえず結束した
結果、失敗したのが1994年の新進党だったのではなかったのか 今頃になって同じ
過ちを繰り返そうとしているのは、石原は今まで自身の失敗を認めてこなかったからだろう。