伏 鉄砲娘の捕物帳
2012年/日本
学ぶということ
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
冒頭のシーンにおいて、主人公の浜路が仕留めた獣の流す涙に無関心である理由は、彼女の祖父に猟師として育てられたためであろうが、祖父の死をきっかけに兄の道節から手紙をもらったものの、字が読めない浜路は近所に住む住職に読んでもらい、山を下りて江戸に向かうのであるが、‘手紙’と‘読解’は本作のメインテーマである。
兄から手紙を受け取って江戸まで来たものの、兄が住んでいる場所までは分からない浜路は、偶然に出会った白い髪の信乃に手紙に書いてある住所を読んで教えてもらう。浜路は勝手に自分の肖像画を描いていることに文句を言ったことをきっかけに瓦版売りの冥土と親しくなり、文字を使って物語ることに興味を持つようになるが、猟師としての血が騒ぐことは相変わらずで、自慢の猟銃の腕前により、実は伏であった吉原太夫の凍鶴を仕留める。死に際に、凍鶴に子供宛に手紙を託された浜路だったが、子供は既に亡くなっていることを信乃に教えられるのであるが、その手紙には、信乃は人の生珠を食べる必要がないことが綴られていることを知り、浜路は自殺しようとしていた信乃に手紙を届ける。
だからラストで、字を学んだ浜路が信乃宛に書いた手紙の返事が浜路に届いた時点で、人間と伏の間で正確な意思疎通が出来るようになったと見なされたためにディスコミュニケーションが描かれたこの物語は終わるのである。
別人の写真掲載、毎日新聞も謝罪 連続変死事件(朝日新聞) - goo ニュース
連続変死事件を巡り、事件とは関係のない女性の写真が角田美代子として各種メディア
に掲載されてしまっている問題に関して、立教大学准教授の砂川浩慶によると、「複雑な
事件では読者が現実感を感じるためにも顔写真は必要」らしいのであるが、それならば
あらゆる事件において顔写真を掲載しなければ、不公平になるのではないだろうか
だから同じ毎日新聞にコメントを寄せている恵泉女学園大教授の武田徹の、「顔写真の
掲載は、有罪判決後など事実が確定してからでいい、と私は思う」と私も思うのである。
来週には週刊新潮と週刊文春も同様ことで謝罪することになるだろう。