悪の教典
2012年/日本
冷静と情熱の間のサイコパス
総合
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ストーリー
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キャスト
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演出
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ビジュアル
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音楽
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どうも高校の英語教師である主人公の蓮実聖司の人物像として「他人への共感能力をまったく持ち合わせていない生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)」という説明が腑に落ちない。確かに子供の頃から両親にさえ危険視され、自ら両親を殺してしまうのだから、サイコパスなのであろうが、一見するならば他の教師とは上手くいっており、生徒たちからも「ハスミン」という愛称で呼ばれているのだから、「他人への共感能力をまったく持ち合わせていない」わけではなく、他人の気持ちを理解することは出来る。ただ自分の本性を見抜いた人間を殺すことに快感を覚えるということで、それが‘本物’のサイコパスと言えるのかどうか疑わしいのであるが、そもそもサイコパスに本物や偽物など存在するのかどうかも分からない。
ラストシーンにおいて自動体外式除細動器(AED)のボイスレコーダーによる証拠で逮捕された蓮実のうわ言を聞いた夏越雄一郎が狂っていると言ったことに対して、片桐怜花が「狂っている振りをしている」と言い返す。果たして狂っている人間が狂っている振りを出来るものなのかどうか、つい先日2012年12月14日に、アメリカのコネチカット州のサンディフック小学校で小学校の児童20人を含む26人を射殺した20歳のアダム・ランザも自殺しているように、スクールシューティングの実行犯が必ずと言っていいほど自殺する原因は正誤の矛盾に耐えられないからだと思われ、最後に蓮実の周囲に一人も警官がいなかったことと同様に疑問が残るのであるが、続編で生き残った銃乱射事件の犯人がどのような言い分を持っているのか描かれるのであるならば、非常に興味深いものになるだろう。
蓮実に投げて渡されたパンティの匂いを嗅いで、安原美彌のものだと言い当てる柴原徹朗は最低の男ではあるが、その直後に蓮実によって銃殺されるのであるならば、別の女生徒の名前を口にした罰とした方が面白かったと思う
「バック転練習しようと」沖縄米兵が建造物侵入(読売新聞) - goo ニュース
漫画喫茶を全裸でウロウロ、米兵逮捕 公然わいせつ容疑(朝日新聞) - goo ニュース
うるま市の軍用地等地主会事務所の敷地内に正当な理由がないのに侵入した建造物
侵入容疑で逮捕された、米海兵隊キャンプ・コートニー所属の1等兵グレゴリー・カーソンは
「ダンスが好きで、バック転の練習をしようとしていた」と供述しているようだが、バック転の
練習ならば基地内で出来るはずだし、横浜市神奈川区の漫画喫茶店内を全裸で歩き回った
として公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された、在日米海軍横須賀基地所属の3等兵曹
ワイグル・オスカー・ヘイズは、「店内で放尿はしたが、全裸にはなっていない」と主張し、
全裸はダメだが放尿なら許してもらえると思っているような頓珍漢ぶりで、もしかしたら
これはいわゆる本物のアメリカンジョークなのかもしれない。