新国立競技場問題・森喜朗氏「国が作るもの」「私は大変迷惑している」自身の責任否定
毎日新聞「日曜くらぶ」の「松尾貴史のちょっと違和感」を毎週楽しみに読んでいるのだが、
2016年2月7日のコラムにはちょっと違和感を持った。それは本文ではなくてイラストの
下に書かれていた、東京本社日曜くらぶ編集長の山本隆行による「1月17日の当コラムで本文
とは直接関係のないイラストが、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
および関係者に不快な思いをさせました。おわびいたします。」という謝罪文である。
それでは1月17日にどのようなことが書かれていたのか調べてみると「肩書を尊ぶ風潮」
と題されたコラムで、「世の中には自称モデルや、自称コンサルタント、自称俳優、自称青年
実業家、自称イラストレーター、自称占師、自称映画監督などがウヨウヨいる。」として
自戒も込めて書かれていた。能力のない人物が責任を取ることもせずに会長の肩書を
手放さずにいるのだから「本文とは直接関係のないイラスト」ではないとは思うし、
それはもちろん「直接関係」ないだけであって間接には関係しているというニュアンスは
あるのだろうが、その皮肉がこの頭の悪い男に理解できるのだろうか