MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「Je pense à elle」 Alain Chamfort 和訳

2024-07-31 12:20:53 | フレンチポップ

Alain Chamfort "Je pense à elle" | Archive INA 

 アラン・シャンフォールが1973年にリリースしたシングル

「初恋にボンジュール」を和訳してみる。

「Je pense à elle, elle pense à moi」 Alain Chamfort 日本語訳

それらの街や川の上に
その日は生まれたばかり
日が経つと時間の遅れが気になる

狐たちが目覚める野原では霧が出るとラジオが知らせる
郊外へ向かう列車は駅のプラットフォームの上の
急いだために完全に息切れしている人々を置き忘れる

彼女はリボンで留められた四冊の本を持っていて
ボックス席の奥に何も言わずに座っている
僕たちは一つの長椅子に対面で20分間
数キロメートル一緒に過ごすことになる

僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
汽笛が鳴ると列車が出発する
僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
「良い天気ですね」と僕は小声で言う
明日僕は彼女に話しかけるために必要な勇気をもてればいいのに
だって彼女は僕の方が最初に話しかけてくると期待しているのだから
ある日「こんにちわ」と彼女に言う
明日の朝には僕は彼女に話しかけるだろう

車窓から見える家や小学生たちや森は
僕たちを置き去りにする
すぐそばに街があるんだ
彼女は車掌に切符を差し出し
僕に微笑むと
僕の心を奪って行く

僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
汽笛が鳴ると列車が出発する
僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
「良い天気ですね」と僕は小声で言う
明日僕は彼女に話しかけるために必要な勇気をもてればいいのに
だって彼女は僕の方が最初に話しかけてくると期待しているのだから
ある日「こんにちわ」と彼女に言う
とりあえずそんな状況を僕はとても楽しんでいる

僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
汽笛が鳴ると列車が出発する
僕は彼女のことを考え
彼女は僕のことを考える
「良い天気ですね」と僕は小声で言う
明日僕は彼女に話しかけるために必要な勇気をもてればいいのに
だって彼女は僕の方が最初に話しかけてくると期待しているのだから
ある日「こんにちわ」と彼女に言う
とりあえずそんな状況を僕はとても楽しんでいる


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「Un signe de vie」 Alain Chamfort 和訳

2024-07-31 00:57:39 | フレンチポップ

Alain Chamfort "Un signe de vie" (live officiel) | Archive INA 

 アラン・シャンフォールは1949年生まれで、1968年にソロデビューしているが、

1972年にリリースした「人生の兆し、愛の兆し(Un signe de vie, signe de'amour)」の

大ヒットでスターの地位を築き、その人気に乗じて日本でもカネボウ化粧品のCMソング

として「Bonjure, Omémésan(ボンジュール、お目、目さん)」という曲で1975年に

日本デビューしている。しかしその後母国フランスにおける大活躍とは裏腹に日本に

おいては完全に忘れられた存在で、日本版ウィキペディアさえ存在しないのだが、

シャンフォールの現在の地位を鑑みるならば「ボンジュール、お目、目さん」は

完全に黒歴史だから、シャンフォールにとっては良かったのかもしれない。

「Un signe de vie, signe de'amour」 Alain Chamfort 日本語訳

公園かカフェか
大時計のそばのベンチか
マロニエの木のそばのベンチで会うことにしよう
君は僕の心の中で生きるだろうが
もはや決して僕の家の中にはいない
太陽に向かう二人のために選んだ道にも
幸せな日々にも
雨の晩や僕たちが目覚める晩にもいない
それらを死なせないで欲しいんだ
時々僕に思い出させて欲しいんだ

人生や愛の兆しが僕たちに
君を少し
僕を少し
そして僕たちの心の中で歌っている言葉を思い出させる
人生や愛の兆しが
ただここで呼ぶだけで
いつだって何時であろうと君は僕を見つけ出すよ
冬の朝が窓の格子や道を覆う前においでよ

時間や言葉や希望と共に
もしももしも突然君が僕にもう一度会いたいと思うならば
屋根の下に鍵を置いておくよ
気楽に来て
僕に与えて欲しいんだ

人生や愛の兆しを
僕たちに
君を少し
僕を少し
そして僕たちの心の中で歌っている言葉を思い出させる
人生や愛の兆しが
ただここで呼ぶだけで
いつだって何時であろうと君は僕を見つけ出すよ
冬の朝が窓の格子や道を覆う前においでよ

でも人生や愛の兆しをくれればそれらは僕たちに
君を少し
僕を少し
そして僕たちの心の中で歌っている言葉を思い出させる
人生や愛の兆しが
ただここで呼ぶだけで
いつだって何時であろうと君は僕を見つけ出すよ
冬の朝が窓の格子や道を覆う前においでよ


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