寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

赤エイ肝の煮付け

2013年05月11日 | 家飯
赤エイの肝臓(生)、ぱっと見た感じでは鶏の白肝のようである。魚の肝の刺身はカワハギ、大ヒラメ、石鯛くらいしか食べたことがないが、赤エイもかなり美味しいらしい。鮮度抜群の生肝を加熱調理すればより安全だ。肝をぶつ切りにして湯引きする。

赤エイ肝を湯引き

肝には大量の油が含まれており、放置しておくとじわじわと油が滲み出てくる。故にさっさと肝を甘煮にする。濃厚な味わいなどで1度に食べるのは3カケ程。私は木の芽をのせて脂っぽさを中和した。夏場の精力剤として年寄りが買い求めていたのも頷ける(笑)

赤エイ肝の煮付け

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コノシロのバッテラ

2013年05月10日 | 家飯
バッテラと言えば鯖を思い浮かべる人がほとんどだろう。しかし、元々は大量に獲れる(安価な)コノシロで作った船形の粋な棒寿司(大阪発祥)であった。資料を参考に素人の私が再現したものはかなり不格好だが、味はイケる(笑)

コハダの酢〆を酒のアテにするよりはシャリと合わせた方が余程旨いと言った寿司職人は正しい。今ではコノシロ寿司は郷土料理として地方で細々と生き残っているだけだが、正当に評価されるべきシロモノだと思う。庶民よ、コノシロをもっと食べようよ。

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コノシロとキュウリの酢の物

2013年05月10日 | 家飯
コハダの酢〆は一日置いたものが旨いが小骨の硬いコノシロのそれは二日目で食べ頃となる。斜め細切り(=糸造り)にすると骨は気にならない。コノシロと立て塩に浸けて絞ったキュウリとワカメを食べる直前に三杯酢で和える。汗をかき始める初夏におすすめの酢の物である。

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コノシロを塩と酢で〆る

2013年05月10日 | 食材
コノシロを二枚におろして両面に塩を振る。トレイなどに身を並べて傾け30分放置して脱水する。出てきた水分が臭みの元である。

脱水したコノシロ

身を水洗いして紙タオルなどで余分な水分を拭き取る。塩で〆たコノシロを米酢に浸す。今回、酢〆の時間は30分とした。

コノシロを酢に浸ける

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三原市本郷南6丁目15・恵美須神社(その2)

2013年05月09日 | 
宿場町のほぼ中央に位置する恵美須神社。石鳥居をくぐってすぐ左手の狛犬は雌であることが分かる。授乳の様を見事に表現した傑作と言えよう。

恵美須神社の狛犬(雌)

恵美須神社の石灯籠

狛犬背後の石灯籠の形も一風変わっている。小さな神社にこれだけ見るべき石造物が集中しているのは全国的にも珍しい。私は拝殿の方に歩いて行き右上に掛けられた木製の額に目を向けた。

恵美須神社拝殿

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出世魚コノシロはとても安い(笑)

2013年05月09日 | 食材
スズキやブリと同様コノシロは出世魚である。シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと大きくなるにつれて名を変えるが、値段が安くなってしまう点(1匹30円前後)が前者との違いだ。関東では寿司ネタとして(ナカズミサイズまでは)よく利用されるが、瀬戸内では人気がない。

下処理が手間なのが敬遠される理由の一つだろう。生で食べてもさほど美味しいとはいえない魚でも酢〆にすると評価はガラリと変わる。

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三原市本郷南6丁目15・恵美須神社(その1)

2013年05月09日 | 
本郷宿・恵美須神社の所在地は本郷南6丁目15‐15。神社境内は白須電機本郷店の対面(西国街道を挟んだ北東側)にあたる。新しい石柱の背後に建つ独特の形状の鳥居は天保十年(1839)に造られたものである。

恵美須神社

鳥居扁額に彫りこまれた一対の可愛らしい鯛。石工・弥助の手によるもので遊び心が光る。食いしん坊の私は「開き(干物)」を連想しそうになり「いかん、いかん」と言って首を横に振った(笑)

鳥居扁額には目出度い鯛が彫られている

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屋根より低い鯉のぼりが人気?

2013年05月08日 | 日記
5月の連休に有料放送が屋根より低い鯉のぼりを特集していたが、福山市中心部で同様の物を目にして「やはり時代は変わったな」と思った。場所は国道2号線沿い・延広町の居酒屋「魚魚(ぎょぎょ)」の前である。

ミニ鯉のぼりのトップメーカーは岡山県和気郡和気町藤野の「徳永こいのぼり」。街中で暮らす消費者のニーズに合わせて開発した商品が支持されたということである。私の記憶では昭和50年代に入って近所で鯉のぼりを上げる家は皆無であった。

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港町公園の藤棚を眺める

2013年05月08日 | 日記
学生時代に一度だけ、友人と自転車をこいで三永水源地の藤棚を見に行ったことがある。それは立派なもので花の知識が全くない私でも感動を覚えるほどであった。

先日外出した際に港町公園の近くを通りかかり藤棚があることに気が付いた。東広島市西条町と比べると非常にこじんまりとしているが、藤紫の美しさに暫く目を奪われた。港町第一公園にも同様のものがあり驚いた。市中心部にも憩いの場はあるのだ、ただ知られていないだけで…。

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福山市中心部で魚の行商をする女性たち

2013年05月07日 | 日記
福山市の今町(西)交差点付近では朝早くから笠岡の女性2人が新鮮な魚介を販売している。祖母が「こうのしま(神島)のおばん」と呼んでいた人達だ(笑)。客のほとんどはお得意さんで欲しいものをさっさと買って去って行く。このリズム感が私は好きである。

行商人はバンから商品を年季の入ったリヤカーに並べて決まった場所へと移動する。昭和の終わり頃までは私の近所にもカブにのった爺さんが毎朝魚を売りに来ていた。今でも軽トラで移動販売する者をたまに見かけるが、いずれは消えてゆく風景なのだろう。

魚の行商に使われる年季の入ったリヤカー

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三原市本郷南6丁目15・小川風味堂には卯建あり

2013年05月07日 | 
西国街道を西へ進む。すぎはら進物店の少し先に重厚な造りの家が建っていた。装飾テントには小川風味堂(本郷南6丁目15‐2)と書いてある。

小川風味堂の卯建

黒漆喰壁に卯建(うだつ)付きの商家は三原市本町でも見かけたが、こちらの方がコンパクトにまとめられた感じである。両脇の家にも袖壁がありかつての宿場町の繁栄を偲ぶことができる。

白須電機本郷店

白須電機本郷店の手前で玉垣を見た私は「なるほどメディアがとり上げるはずだ」と呟いた。そこは本郷宿最大の見所と言ってもよいくらいであった。

三原市本郷南6丁目の地図

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ワラビのお浸し

2013年05月07日 | 家飯
数あるワラビ料理の中で一番好きなのがお浸しだ。保存性を高めた佃煮の美味しさを否定するわけではないが、山菜本来の持ち味を楽しむにはこれがいい。

重曹でアクを抜いたワラビを茹でこぼし食べやすい大きさ(5cm程度)に切る。このまま器に盛って削り鰹を振って醤油をかけて食べるのが普通だが、私はもうひと手間かけて出汁醤油にワラビを1時間浸けておく。

淡い旨みを吸ったワラビはシャキシャキの食感で少しヌメリがある。ほのかな苦みが残るワラビをアテにして日本酒を飲むことができるのはあと1ヶ月ほどだ。

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アサリのすまし汁

2013年05月06日 | 家飯
砂抜きしたアサリを殻と殻を擦り合わせるようにして洗い汚れを落とす。アサリを水から煮出し殻が開き始めたものから取り出していく。火が入り過ぎて身がゴムのように硬くなるのを防ぐのが目的である。

アサリの出汁を漉して細かい砂などを除去する。出汁を再加熱し日本酒と塩を加えて味を調えアクを丁寧に取り除く。椀にアサリを盛りすまし汁を張り木の芽を飾る。アサリをたっぷり使えば昆布を入れる必要はない。私はすまし汁を吸う度満足感に浸った。

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アサリの美味しい季節

2013年05月06日 | 食材
春のアサリは身がたっぷり詰まっている。私がスーパーで買い求めたのには九州産と表示されていた。アサリを海水に浸けて(顔を出す位の量でよい)新聞紙をかぶせて3時間程度おくとかなり砂を吐く。すまし汁や酒蒸しがおすすめだ。

アサリの砂抜き

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三原市本郷南6丁目19・石田誠進堂前の道標

2013年05月05日 | 
西念寺山門から引き返して40m程進んだところに位置するシナガワ化粧品店(本郷南6丁目19‐6)。ここから西へ延びる道が広島県道193号本郷停車場線(西国街道)である。

西国街道(広島県道193号本郷停車場線)を東へ進む

県道右手のお好み焼一休を通り過ぎ私は石田誠進堂(本郷南6丁目19‐17)の前で立ち止まった。文具屋前の道標には「佛通寺道 / 文化六年己巳(※つちのとみ)二月建 稲荷道」と刻まれている。文化六年二月は西暦1809年にあたる。

「佛通寺道 / 稲荷道」と刻まれた道標

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