青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

美談

2005年03月02日 21時43分50秒 | 日常
決闘:中学生ら6人を逮捕、書類送検 警視庁(毎日新聞)

期せずして編集長に続き警視庁ネタになってしまうが…
久々に心温まる記事。

>調べでは、6人は同市の別々の市立中学の在校生と卒業生。
>在校生同士のトラブルに決着を付けるため、昨年10月21日午後5時ごろ、
>同市谷保の多摩川河川敷で2組に分かれて殴り合い、
>1人に顔の骨を折る重傷を負わせた疑い。

>決闘には▽道具は使わない▽股間(こかん)をけらない
>▽相手が「ギブ(アップ)」と言ったら終了する--などのルールを決め、
>卒業生2人が審判役を務めていた。

ネクラ引きこもりが何の前触れもなく笑いながら無関係の他人をブッ刺すような事件の頻発する中、卒業生が後見人を務め、非常に節度を持って粛々とした中、夕方の河原で行われた果し合い。
谷保の辺りの多摩川の河原で夕方5時って事は多摩丘陵にも西日がかかって辺りは茜色、取っ組み合う二人のシルエットも長く伸びて…
うーん、非常に美しい(笑)。何だか1970年代の中村雅俊の主演ドラマを思い出すような光景だ。

そしてわざわざ1822年の法律引っ張り出して逮捕する警視庁は無粋。
この場合の正しい警視庁の対応は以下の通りであると考える。

1.帰宅途中の野球部のマネージャーが河原の果し合いを偶然見かけてしまい
2.マネージャーが学校の近くの駐在所に駆け込み
3.駐在さんは千鳥製の自転車「スイフト」に乗って河原に向かい
4.土手の上から「こらあー!お前達何やってんだー!」と叫び
5.止めに入るも勢い余って駐在さんが殴られ
6.場面は反転し夜になり
7.焚き火をしながらお互いの言い分を駐在さんが聞き
8.取っ組み合った同士がお互い無言で
9.翌朝どっちも傷だらけの顔で学校来て
10.先生に「お前らどうした!」と聞かれてもお互いは決して口を割らないのであった

が正解だと思う。

それにしてもこの事件「決闘」と逮捕容疑としては非常に稀有な決まり手(笑)であるのも美しさを引き立てる。
大相撲の決まり手で「網打ち」が決まるようなもんか(違)。

>決闘罪は1889(明治22)年に制定された法律で、
>適用されたのは02年以来3年ぶり。

前回適用者の情報きぼんw
コメント (1)
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