(雪のカタパルト@立山駅)
立山名物、ホームに積もった雪の大谷。
乗客の姿さえ見えぬ、夜の立山。
雪に紛れて潜むは、雷鳥のカタパルト。
アルペンルートが閉ざされた冬の立山駅、観光客目当ての旅館やホテル以外には定住している住民は相当に少ないと思われる地域。僅かに鉄道を利用するスキーヤーも引き上げた様子の駅周辺には人の姿は見えず・・・時刻は夜の7時を過ぎ、この時間に鉄道が運ぶ乗客の流動はおそらく皆無に近いものと思われます。それでも、鉄道員は折り返しの準備を時間通りにテキパキと済ませ、電鉄富山行きの運転台に腰を下ろしました。
飛び立つ雷鳥の、一瞬の瞬き。
前照灯が暗闇に輝いて、凍て付く道を照らします。