青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

水郷地帯のあさぼらけ

2018年02月19日 17時00分00秒 | 関西本線

(日光川の岸辺@蟹江~永和間)

永和で5263レを撮影した後は、後続の8271レを撮影しに日光川の土手に出て来ました。東海水郷とも言われる名古屋市西部から木曽三川にかけての地域は、大小さまざまな河川が複雑に絡み合って広い低湿地帯を形成しています。最近日の出る時間は若干早くなって来たかな…と思わせておいて、6時半を過ぎても海抜ゼロメートル地帯に太陽は昇りません。そう言えば名古屋は関東に比べればだいぶ西の街である事を思い出す。そりゃ日の出も遅いよね。鏡のように滑らかに流れる日光川、たまに水面に何か魚がバシャと跳ねて、水面の静寂をかき乱します。


一応「晴れ」の予想だったこの日の愛知県内。しかしながら北側の空からなんともジトーっとした黒い雲が広がって、とても(撮り鉄ベースで)晴れとは言えないビミョーなお天気。昇る朝日に輝く水面、そして重連で走るDDの独特な凸型をシルエット気味に捉えようとイメトレだけはバッチリ決めて意気揚々と川上に座を構えた…はずだったのですが。僅かな雲の隙間から辛うじて昇る朝日が見えたものの、DD通過時は雲隠れ…

関西本線名撮影地の一つ、日光川橋梁。
雲のフィルターを透過した鈍い朝焼けが水面に映るその上を、返空のDD重連が軽やかに駆け抜けて行くのでありました。
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