青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

終わりの始まり

2018年02月18日 09時07分08秒 | 関西本線

(西尾張、払暁の空@永和駅)

払暁の西尾張、関西本線永和駅。もうこの時期の恒例行事…とでも言いましょうか、関西本線にタンカートレインをまたまた追い掛けて来ました。本当だったら一泊くらいさせてもらって中央西線のEF64とセットで回らせてほしかったんだけど、先月の飯山線雪中ツアーに続いての遠征なのでそこまでの贅沢は言えず。そして連月の遠征ということで、高速代節約のために行き帰りとも下道とか使ってみた。まあR1の東京~名古屋間なんてバイパスが整備されてて深夜帯にでもなればみなし高速道路みたいなもんだしな。若いみぎりは下道で名古屋とか笠松まで競馬やりに行ってた訳だし、深夜の藤枝BPとか走りながらなんだか懐かしい気分になったねえ。


昨年の3月改正で一応(?)運用のスジが引かれた稲沢機関区のDF200は、改正後も運用には就かず、引き続きDD51の重連が代走と言う形でDFの運用を担当していました。いつ本格運用に入るのだろう?と稲沢のロコファンをやきもきさせていたのですけど、今月のアタマからいよいよ関西本線でのDF200の運用が開始されています。時間はAM6:20、まだ夜も明けきらない永和の中線に、ゆっくり進入して来た5263レ。こういうシチュエーションで活かせるかと思って、レンズのチョイスは先月購入した明るい単焦点で。こんな条件下でもSS稼げるのは安レンズでもF1.8の破壊力か。


関西本線の貨物は編成が長いせいでたいがいアタマ出しになってしまうので、構外に出てもうワンカット。地上設備がグサグサ刺さって来るのが若干目障りなんだけど致し方なし。愛知機関区で長年に亘り関西本線方面の主役であったDD51は既に今後全般検査を通さない事が決定しており、検切れにより順次廃車という道筋が付けられているのは周知の通り。それでもDF200が実際に本州運用を開始したというのは、いよいよDD51最後の楽園であった稲沢の「終わりの始まり」という感じがしますよね。

DDを追いやるDF。DDファンから見れば、ワルモノ扱いされかねないシチュエーションです。
ただ、永和の中線に堂々と進入して来たその姿を見て、DFはDFで魅力あるなあと思ったのも事実だったりする(笑)。
発車して行くDF200。西尾張の低湿地帯に、北海の赤熊の咆哮が轟きます。
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