(何年振りかのお立ち台@小淵沢~甲斐小泉間)
富山地鉄で撮影したカットをつらつらと投稿しているうちに、すっかり朝晩は晩秋を思わせる寒さになって来ました。7月一杯続いた梅雨の長雨に続き、秋も気候の良い時期はほとんどなく、10月上旬から勢力を拡大したオホーツク海高気圧からひたすら吹き込む寒気によって東日本はずーっと天気が悪いまま。北にオホーツク海高気圧が居座ると、北からの風の渦が南の太平洋高気圧からの風にぶつかって関東から東北にかけて前線が掛かり続ける悪循環。北と南の高気圧が固着したような状態なので、ようは関東を離れて西か日本海側に逃げれば晴れ間も望めると踏んで少し遠出して来ました。圏央道から中央道を家から2時間、訪れたのは久々も久々の小海線は小淵沢の大カーブ。いつ以来か記憶にもないんだけど、5年ぶりくらいか。相も変わらず雄大な景色の中、ススキの穂揺れる大カーブを登って行くキハ110。内側に僅かに刈り残された稲穂。そしてクルマの中で聞いていたFM-Fujiで、この日に甲斐駒ヶ岳が初冠雪した事を知る。カーブ脇にほのかに色付いた灌木を添えて。
大カーブの外側、築堤の下から仰ぎ見れば、こちらから眺むるは八ヶ岳連峰の山並み。頂上から伸びる稜線の下が若干白く染まって、甲斐駒同様前日の冷え込みに初冠雪と相成りました。大カーブの下の田んぼにはハザ掛けが組まれていて、山の冠雪と併せて晩秋の雰囲気が色濃く・・・。流石に標高1000m近い小淵沢の大カーブは、季節の進み方も少し早いようです。八ヶ岳を眺めるか、甲斐駒を愛でるか。天気が良ければ永遠に答えは出ないのが小淵沢の大カーブ。大カーブ、内から撮るか、外から撮るか。
私も行こうかと悩みましたが、断念していました。
いい絵が撮れましたね。
甲斐駒の絵は空の青と雲が効いていますね。
八ヶ岳の絵は、はざかけがGOODです!
あまりにも天気に恵まれないこの秋、手ぶらで帰らないで済んだだけでも良しとしなければいけませんね。