(久し振りだなあ@向ヶ丘遊園駅前)
先日野暮用があって、向ヶ丘遊園に行って来た。身内の野暮用と言う事で家族抜き運用だったのだが、待ち合わせの身内が少し遅れて来るという好都合。そもそも少し早めに家を出て、ちょっくら顔を出したい場所があったのも事実なのである。今日のお出かけは車でなく電車で。降り立った遊園駅の南口、建物自体は増えたり新しくなったりしているけど、吉野屋と東秀の位置が変わっていないのに安心感を覚える(笑)。
駅を出て右に。何度か使った事のあるトヨタレンタカーの位置も変わっていない路地を抜け、府中街道の下をくぐって五反田川に沿って続く路を歩く。ほぼ専大生の専用通学路と化した道が小田急線に近付くと、そこが小田急線の有名撮影地である通称「遊園カーブ」。ファーストショットは遊園の1番で退避していたリニューアル1000系の改造10連、6+4を運転席潰して強引に10連固定にした改造跡が特徴の編成ですが、もうちっと引き付けなきゃダメね。
お、出場間もないピカピカの7004Fがこの日はスーパーはこね代走で回って来ました。遊園カーブはどちらかと言えば長編成を大きく曲げてインカーブ気味の構図で仕留めたいポイントなので、全長140m余のLSEだとあんまり引き付けすぎるとバランスが悪くなります。LSEの通過を見た通りすがりの子供連れの親子、「ロマンスカーって何色があるの?」「えーっと、白・赤・茶色・青くらいじゃないの?」なんて声が聞こえて来る。別に鉄道マニアではなさそうな若いオトーサン、正解(笑)。
この遊園カーブ、真ん中に折り返し用のY線を挟んで上下線が離れるため、少し歩いて立ち位置を変えれば上り下りをデュアルモードで撮影出来るのが良いところ。この日は天候もちょうど曇りだったので光線状態をあまり気にしないで撮れるのも良かった。太陽の低い冬場は下手に晴れてると光線の陰影で撮りにくい時も多いですから…生田根岸からのストレートを駆け上がって遊園カーブになだれ込むメトロ16000。待ってたんだけど、この日は営団6000を見る機会はなく。淘汰の進みっぷりを感じるのであります。
ちょっと立ち位置を駅寄りに変えてLSE運用のはこね17号はタテ構図の面重視で。僅か線路に沿った200m程度の小道に、かようにバリエーション豊かな構図で愉しめるのがよいところ。ただひとつ、ここで撮っていると常に歩いている専大生の視線が痛い(笑)。
この場所で撮ってる人間は珍しくないので別に向こうはなんも意識してないだろうけど、何となく「いいオッサンのデンシャごっこ」感を嘲笑されているような気がしてならないw(被害妄想)。特に髪型ゆる巻きのちょっとキレイ目風JD4人組とかが後ろで笑ってると気になってしょうがないですねw(自意識過剰)。しかし4000のLEDの切れやすいのはさすがJREの最近の通勤電車に準拠しているだけのことはあるなあ。
江ノ島線には来ない2000系。「8連固定」という性格上、ほぼ新宿~唐木田・本厚木までの限定運用ですが、そんな地味な役回りがかつての2600系を彷彿とさせるのですよね。2600系各駅停車(or準急)が大事な足だった多摩区民であります。新1000とか4000のLEDは撮り鉄泣かせですが、こいつのフルカラーLEDは優秀。
LEDが切れるだのなんだのと文句を言うのなら幕車を撮ればいいじゃないという感じでやって来た快速急行の1000系。かつての藤沢方面行きは湘南急行なんてニックネームもありましたが、あれはあれで残しても良かったんじゃないかと思っている。小田原方面行きは西湘急行とかにして(笑)。
身内から「遊園に着いた」との連絡。んじゃそろそろ行くか。最後に一発、と思って来たのが犬も食わない3000系(笑)。遊園1番で急行が退避する光景と言うのには未だに慣れないなあ。個人的には遊園1番は止まりの2600系の中を追い出しで駅務が駆け回ってる姿だったり、各停に乗り換える間に実に魅力的にホームに漂う箱そばのツユの香りであったり、ロマ改の横にあった木造の駅員詰め所だったりと思い出は尽きないのである。
遊園1号がなくなったのも、知ってたけど地味~にびっくりしたよね。まあとにかく年中閉まっている踏切だったから、ピーク時間は待ち人のイライラがマックスになる。遊園の南口改札にいると「(お前らのせいで)踏切が開かねえから(駅の中)通せ!」とか無茶を言うジジイとか結構いましたねえ(笑)。
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