(パンプキンチョコレート@寺田駅)
内山の駅を後に、黒部インターから北陸道で立山インターへワープ。
各駅停車&交換待ち&上市のスイッチバックと古ダイコンには障害物がたくさんありますので、充分に時間を取って寺田駅まで先回り。寺田駅は本線と立山線の分岐駅にて広い構内を持っとりますが、立山線ホームに置かれた古臭いベンチから立山線寺田経由電鉄富山行き10020系カボチャ。
寺田駅の駅舎全景。ご多分にもれずこの駅舎も富山電鐵開業当時の優良物件。地鉄に行ったら、ゼヒもので降りてその佇まいを味わって欲しい駅でもあります。本線と立山線の分岐点にて4面4線の広い構内は地鉄おなじみの完全別線くちばし分岐スタイルで、駅舎側からホームは4番(立山線立山方面)3番(立山線富山方面)、待合室を挟んで1番(本線富山方面)2番(本線宇奈月方面)と割り振られており、ホームの番号は順番じゃないわ立山線は右側通行だわで非常に分かり辛い。気さくな初老の駅員氏が一人勤務しております。
1番・3番の間にある待合室は翼を広げたようなスタイル。2階に付いている望楼のようなものは昔は信号の見張り小屋だったのではないかと思われる。駅舎から構内踏切が全部のホームを繋いでいて、待合室の前はちょっとした広場のよう。そして双方の線が交わる頂点にはトイレがあります(笑)。初老の駅員氏、「次の特急が遅れてるよ!」だって。情報サンクスw
本線ホームから上市方を望む。
晴れていれば、素晴らしい立山連峰の眺めが楽しめるこの駅、昼を過ぎてとうとうポツリポツリと雨が降り出した。今日は昨日とは違って降ったり止んだりと言う訳ではなく、西から前線が日本列島を通って行く予報。と言う事はとうとうこれまでと言う事か。ポツリどころか時間を増すごとに雨は本降りの様相を呈し始め、山の稜線が消えて行く。古ダイコンが寺田に着くまであと10分、そこまで稜線は持ちますかいな。
降り出した雨を衝いて、古ダイコンがゆっくりと上市方のポイントを渡って寺田の駅へ入線して来ました。山の稜線は霞んでおりますが、まあ何とか見えたほうかねえ。上市でスイッチバックしてるから、今度はモハ側の14722が先頭になります。別にどっちの表情にも特段の変わりはないとは思いますが、スタイリッシュで勇ましい14760と比べると穏やかな、ナマズのようなのんびり顔。
遅れていた特急うなづき7号との交換風景。
14771が富山方に付いている第6編成ダイコンです。さっき内山駅で見送った奴ですね。
特急うなづき8号電鉄富山行きは14773を先頭にする第7編成ダイコン。3・1・5・4・6・7編成を確認し、残すはあと第2編成だけになりましたが、降り続く雨に加えて何だか風も強くなり、天気は荒れ模様にw良く考えたら昨日の岩峅寺駅で、さんざっぱら上滝線で入線して来た第2編成ダイコンを見ているのでした(笑)。と言う訳でダイコンコンプリート!
寺田の駅のベンチに座って、降りしきる雨を見ながら思うのだけど…まあ、土日とも傘マーク出てた割によく粘ったよね、天気も私らも(笑)。
天気も戻る見通しもないし、ひとまず色んな意味で満腹感が出たのも事実。何となしに〆ですかねえ…と言う雰囲気になり、若干早いですが予定を切り上げ。本当なら最終の飛行機で帰る予定ではありましたが、飛行機をキャンセルして直江津回りで帰る事に。上越までまつ氏が乗っけてってくれると言う事なので…何から何まで世話になりますなあ(笑)。
とりあえず最後は土産の一つでも…ってな訳で富山の駅前方面へ。稲荷町より電鉄富山の間を一往復、最終ランナーは14761+14762のダイコン第1編成立山行き。締めにふさわしいトップナンバーにエスコートされ、稲荷町駅の改札を出た時の充実感は自己満足かも知らんけどそれなりのものがありました(笑)。
二日間、網羅できたものとそうでないもの、訪問して一週間が経過しましたが色々と見えて来て、ちょっと上滝線の抑えが足らなかったんじゃないかとか、東三日市の駅に行けなかったなあとか、満足の中にも終わってみたら後悔ってのは色々あるもので。それだけこの地方私鉄が見るべきものに溢れていると言う事なんで、まあ次の楽しみに取っておくことにしましょう。既にまた行く気満々ですw
晩秋の 富山地鉄の 旅終えて またも行きたし 桜の頃に。