tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

東大寺二月堂の豆まき

2007年02月04日 | 奈良にこだわる
昨日の節分(2/3)は、県下各地で豆まきや鬼追いの行事が営まれた。今年は土曜日と重なったので、例年より多くの参拝者が集まった。

朝日新聞(2/4付・奈良版)によると、うっすらと雪の積もった吉野山・蔵王堂(金峰山寺)で、全国各地から「鬼は外」と追われた鬼たちを集めて改心させる「鬼の調伏式」が行われた。三輪明神(=大神神社・桜井市三輪)では、岩下志麻など124人が約千人の参拝者に豆や福餅をまいた。元興寺極楽坊(奈良市中院町)では、県魚食普及協会が塩イワシ(3匹入り)を参拝者800人に配った。

奈良新聞(2/4付)では、信貴山寺(=朝護孫子寺・平群町信貴山)で鬼追式が行われ《法要に続いて、「ウォー」とうなり声を上げて6匹の鬼が登場。さい銭箱に乗ったり、その上のひもにぶら下がったり大暴れした》が、豆に追われて退散。《本堂退出後は参拝者らの記念撮影に気軽に応じるなど、なかなかの人気者》だったそうだ。

さて、私は東大寺二月堂(写真)の豆まき見物に行った。二月堂では、朝から古いお札を焼き(還宮法要)、午後2時から豆まき、夜は星供(ほしく)の修法が営まれる。

豆まきでは、福豆と一緒に鈴(福鈴)もまかれるので、これが大人気だ。私は「見物」と書いたが、これらを拾うには堂前の斜面に行かなければならない。しかし、そうすると写真が撮れないので、やむなく移動したというわけだ。なお、この撮影地点は、おたいまつ(お水取り)でカメラマンの撮影場所に指定される絶好のポジションである(許可証をもらい、朝から並ぶ)。

読経のあと、ミス奈良や観光協会関係者などが次々に豆や鈴をまくと、どよめきが起きる。危なっかしい草地の斜面なのに、参拝者は礼儀正しくキャッチし、豆まきは無事終了した。

ここでまもなく、1256回目を迎える修二会(しゅにえ・お水取り)が行われる。2/20から前行が始まり、3月に入ると松明が上がる。明日(2/5)からは、楽天トラベルのホームページで詳細情報が掲載される。関係者のブログも紹介されるという。

昨年はJR東海のテレビCMの効果で、たくさんの方が来られた。今年もぜひ多くの方にお越しいただき、また宿泊もしていただきたいものだ。
コメント (2)
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