tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

町石道トレッキング

2007年02月06日 | 九度山町
日経新聞夕刊(2/2付)の「夕悠関西」欄に、「高野山の町石道(ちょういしみち)トレッキング・春を感じて紀ノ川望む」という記事が出ていた。書き手は、山岳ライターの上横手健義氏だ。

「高野山町石道」は、世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)に指定されている。この道は慈尊院(じそんいん・九度山町)から高野山上まで、約22kmの長い登り坂である。標高差は750mもあるので、歩くのはキツい。私は高校時代、全行程の2/3にあたる矢立峠まで登ったが、もうヘトヘトだった。

記事で紹介されているコースは、まずJR笠田(かせだ)駅からコミュニティバスで天野の丹生都比売(にうつひめ)神社(標高480m)に向かい、そこから歩いて二つ鳥居(約650m)に登った後、山道を降りて慈尊院をめざす。慈尊院からは平坦な道で南海九度山駅に向かう。歩行2時間50分、行程は約10kmと手頃なトレッキング・コースだ。これは、気がつかなかった(バスの便数が少ないので注意)。

記事では、二つ鳥居から古峠経由で南海上古沢(かみこさわ)駅に降りる健脚向きのルート(道は複雑)や、二つ鳥居から再び天野を経由して六本杉峠をめざす周回路も紹介されている。

《困難と思っていた町石道を歩いてみれば、その長さ、その景色の良さでは日本一の参詣道に違いないとの感慨を深くする》と記事は締めくくられている。空海・弘法大師の足跡をたどる歴史と自然の道、これから春に向けて、一度お歩きいただきたい。

※写真は、悠々と流れる紀ノ川。向かって右が九度山町、左が橋本市高野口町。5年前に完成した高野参詣大橋から撮った(1/3撮影)。
コメント (2)
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