tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「奈良のうまいもの」試食発表・展示会

2007年02月07日 | グルメガイド
昨日(2/6)午前11時から、奈良ロイヤルホテル(奈良市法華寺町)で、「奈良のうまいもの」試食発表・展示会が開かれた。主催は県(農林部農政課)である。

報道機関向けの「お披露目」であるが、私は「うまいものづくり」部会の委員としてご招待いただいた。

冒頭、柿本知事は「ご覧のように、奈良にはこんなにたくさん美味しいものがある。『奈良に行けばうまいものが食べられる』と評判になるようにしたい」と挨拶されたが、同感だ。

今回のメインは16品の「奈良の郷土料理」である。写真は牛乳ペースの「飛鳥鍋」だ。さほど牛乳臭さはなく、かしわ(鶏肉)などの具がクリーミーなスープと溶け合って美味しい。他には、このブログでも紹介しためはり寿司・朴の葉寿司・かしわのすき焼きを始め、柿なます、七色お和え、しし(猪)鍋、奈良茶飯、柿の葉寿司など。「ごちそう」的なグルメ料理ではなく、素朴な伝統料理がずらり勢揃いした。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/kyoudo-ryouri.html

「うまいもの」委員の的場輝佳氏(まとば・てるよし 奈良女子大学名誉教授)が「京都は公家の料理、大阪は商人の料理、奈良は農家の料理」と話していた通り、晴れの料理というよりケ(褻=日常)の料理だ。

有名料理店の「まかない飯」がテレビなどで取り上げられるが、地元の食材を使い農家などで食べていた郷土料理である。確かにこの分野で、奈良は面目躍如だ。「京野菜」だって、奈良で自家用に栽培されていた「大和野菜」がルーツだし。

京都の「雅(みやび)」に対し、奈良は「洗練された素朴さ」が身上だ。背伸びせず、その道を極めることで、多くの方に「ああ、やっぱり奈良に来て良かった」と感じていただけるのではないだろうか。
コメント (2)
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