tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

吉城園

2007年09月20日 | 奈良にこだわる
奈良県庁舎の東に、吉城園(よしきえん)、依水園(いすいえん)という2つの名園が並んでいる。どちらも奈良検定のテキストに出ているおなじみの庭園だ。

写真の吉城園は、春日山原始林に源流を発する吉城川沿いにあり、もとは興福寺塔頭(たっちゅう)の摩尼珠院(まにしゅいん)のあった所とされる。明治時代に民間の所有となり、大正8年に現在の建物と庭園が作られた後、県の所有に移った。

飛火野と同系の地下水脈が園内を流れているそうで、杉苔の庭が見事だ。
http://www.narakotsu.co.jp/yoshikien/

この日は9月後半とはいえ、まだ夏の暑さの残る日で、若い女性が2人、池の見渡せる縁側でひと休みしていた(ここは庭園の出入口付近で、石段を上っていくと苔の庭や茶花の庭が広がる)。

ご覧の建物のすぐ裏側が知事公舎である。「なら県民電子会議室」では、「知事公舎を改築して迎賓館にすれば良い」というアイデアが出ていたが、確かにここに賓客をお迎えすれば、奈良情緒にたっぷり浸っていただけることだろう。正倉院展が開かれる奈良国立博物館もすぐ近くだ。
http://www.kenminconf.pref.nara.jp/top.cgi?FID=forum6
コメント (2)
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