tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

らふぁえろ御膳コース

2007年09月26日 | グルメガイド
昨日(9/25)の奈良新聞に、塩なし糠床(ぬかどこ)「ハッコーはる」が紹介されていた。

塩を使わず、素材本来の風味を生かした糠漬けが楽しめるというその糠床は、糠の呼吸にこだわった信楽焼の壷(直径30cm、高さ22cm)とセットされていて、お値段は3万円だそうだ(総重量は約6kg、送料無料)。
http://www.nara-np.co.jp/n_eco/070925/eco070925a.shtml

この「ハッコーはる」を考案・販売されている森恵以子さんは、発酵薬膳料理「らふぁえろ」を出店されている。ここでは、塩なし糠床に漬けた素材を調理して「らふぁえろ御膳コース」(2000円)として提供している。

この店は猿沢池畔、おなじみ魚佐旅館の向かいにある。20坪ほどのスペースに大きな桜のテーブルをデンと据え、椅子の代わりにソファーを置いている(10席)。

このコースを注文して、まず出てきたのが写真のサーモン(糠漬を焼いたもの)と山芋まんじゅうだ(結構大きい)。どちらにもほんのりと糠漬の味が染みて、美味しい。糠には豚・鶏肉や野菜も漬けるが、森さんのお薦めは卵だという。

コースのこの後は、糠漬卵の茶碗蒸し(卵豆腐)、海老団子の入ったにゅうめん、卵かけご飯、漬物(5種類の野菜)が出てきた。特に卵かけご飯は、卵に糠の味がついているので、醤油なしで十分美味しかった(不思議だ)。

発酵食品が体に良いのは、「発酵仮面」小泉武夫教授を持ち出すまでもなく周知の事実であるが、糠漬だけでこんなにバラエティ豊かな料理ができるとは、驚きだ。森さんは《さまざまな病気やアレルギーがまん延する中、自然の味を大切にしてほしい》と語っている(9/25付奈良新聞)。いちどお試しを。

※「らふぁえろ」 奈良市今御門町21-1(0742-24-0789)営業時間 10:00~21:00 火曜休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする