tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良検定は、ベスト4位

2007年09月04日 | 奈良検定
今日(9/4)の奈良新聞に、第2回奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)の日程などが掲載されていた。

試験日は来年1月13日(日)で、今回は初めて1級試験が実施される。1級の受験には、2級に合格するとともに「体験学習プログラム」を受講することが必要だが、1397人の2級合格者のうち、1059人がすでに受講済だそうだ。

今回の受験者目標は《2級は今年程度。1級は現在体験学習を受講している約千人の計約4千人とし、1級の合格者は受験者の5割程度》としている。
※募集要項など(奈良商工会議所のホームページ)
http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/index.html

なお昨日の日経新聞(グローカルView)によれば、奈良検定は「受験申込数の多いご当地検定上位5地域」のベスト4位にランクされている。1位は「第2回京都検定」(13871人)、2位は「江戸検定」(10528人)、3位は「富士山検定」(5526人)だ。奈良検定は5435人で、3位とは91人の差だった。

この記事のもとになった「日経グローカル」(9/3号)には、安島博幸氏(立教大学観光学部教授)のコメント「観光の質を高めるご当地検定」が掲載されてる。

ご当地検定の意義は《まず、地域住民が地元の歴史や文化について深く知ることで、地域ガイドができる人材の育成を図ること。次に、ご当地のファンや観光客にも知識を深めてもらってファンの拡大やリピーター化を狙うこと》

《ご当地検定は知識の蓄積を楽しむ一方で学ぶという充実感があり、観光する側にとっても、観光の質を高めるメリットがある》

住民のガイドが養成でき、ファンも増える。知識を持つことでより深い観光ができる、ということだ。これには全く同感である。

奈良検定テキストに、主催者の奈良商工会議所は《観光振興に寄与するとともに、奈良に精通した「日本文化の伝道者」を育成し、観光客の皆様に対するホスピタリティーの向上を図りたい》と書いている。

平城遷都1300年の2010年まで、あと2年と3か月。正しい知識を身につけて、県外からのお客さまを歓待したいものである。

※写真は御所市の九品寺(くほんじ・浄土宗)。聖武天皇が行基に開かせたという。一見して浄土宗の寺という雰囲気がうかがえるから、不思議だ(9/2撮影)。
コメント (2)
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