tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

三たてそば 春知

2007年09月27日 | グルメガイド
噂の「春知(しゅんち)」に行ってきた。この店は「あまから手帖」編集長ご推薦の名店である。
http://www.hensyucho.pref.nara.jp/index.php?act=dtl&id=3393

県のホームページ「あの編集長が選ぶ 奈良の魅力再発見!」で知ったのだが、他にもこの店を推す人は多い。大阪堂島にあった店が、わざわざここへ引っ越してきたのだ。しかし、どうも行きにくそうなので敬遠していた。何しろ生駒山の中腹、暗峠(くらがりとうげ)沿いにあるのだ。この道は、かつては暗越(くらがりごえ)奈良街道といって、東大阪から奈良市(砂茶屋)を結ぶ主要街道だった。ただし、暗くて狭い道のイメージだ。

躊躇しているうち、食べた人から「美味しかった」という声をあまり多く聞くので、平日(9/25)に休暇が取れた機会に、思い切って家内の軽四輪を駆って訪ねることにした。

行ってみると、南生駒から舗装道路をすいすいと登った、ごく近いところだった。暗峠の東側に広い道ができていたのだ。狭かったのは店の前と駐車場の入口くらいで、さすがにこの駐車場に入る時は軽四の有り難みを感じた。だが入ってみるとベンツが停まっていて驚いた。運転技術さえあれば、ちゃんと入るのだ。

あらかじめ電話で席を確保しておいたので、店に入るとすぐ席に案内してもらえた。平日の午後2時近い時間帯だったにもかかわらず、店は満席だった。早速「ざる蕎麦」(800円)と「蕎麦ご飯」(300円)を注文。

出てきたそばは、看板通りの三たて(挽きたて、打ちたて、湯がきたて)の「自家製粉石臼挽き生粉(きこ)打ち」、手打ちの十割蕎麦だ。なお生粉打ちとは、つなぎ一切なし(水だけで打つ)という意味だ。噛むとそばの旨みと香りが、じんわりとにじみ出す。

「蕎麦ご飯」がとても美味しいのにも驚いた。そばの実が入った炊き込みご飯だが、入店したときからダシの良い匂いが漂っていたが、これだったのだ。そば屋で満腹になることはめったにないのだが、この日は1100円で満腹になった。あ~満足。

周囲を見渡すと、たいてい蕎麦会席(2人以上で予約。1600円~)を食べていた。見た目もきれいな蕎麦づくしの御膳だ。どうやらここの店は、そばのソロより、アンサンブルが特徴のようだ。あとで同僚に聞くと、1か月前にこの会席を予約しようとても「2か月前から予約で一杯なので」と断られたそうだ(土曜昼の場合)。民家を改造したお店や庭の風情も素晴らしい。
http://www.geocities.jp/sobaya_shunchi/

食後に生駒山上近くまでドライブすると「風舞(かざまい)」という、知る人ぞ知るうどん屋さんがあった。次はここにチャレンジしてみようっと。
http://www.ikomawaiwai.com/kazamai/
コメント (5)
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