tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

旅館・白鳳前に「五色」がオープン!

2008年04月16日 | 奈良にこだわる
旅館・白鳳(奈良市上三条町 奈良市観光センターの東20m)は、建物の前に、三条通に面した細長い土地がある。そこには、17年前から営業しているおでん屋のほか、以前は和菓子の丹波屋や奈良女子大の学生が運営する豚まんの店も出ていた。

これまで工事中だったが、最近になってお洒落なキューブ状の店ができた。店舗が5つあるので「五色」という。テーマは「奈良の路地裏」だそうだ。現在営業しているのは、おでん屋と立ち飲み屋の2店舗だけだが、今月末までに次々とオープンするという。月末には、奈良を代表するイラストレーター・芳岡ひできさんのアンテナショップも出店する。三条通に面した入口付近は空き地のままで、イベント等に利用するそうだ。

昨日(4/15)の奈良日日新聞に、施設開業を担当した白鳳の北邨加奈香(きたむら・かなか)さんのコメントが載っていた。

「奈良のメーンストリート、三条通に面した施設で、奈良の景観に合うようにデザインした。また、入店するテナントには奈良をテーマにした商材などを扱うようにお願いしている。観光客のほか、地元の人にも利用される施設にしたい」。

昨日(4/15)、会社の帰りに立ち寄ってみたが、確かに路地裏風だ。もちいどのセンター街の「夢CUBE」にちょっと似ているが、もっと店が小さくて、内装に木材を多用しているところが違う。

いちばん手前の立ち飲み屋「MARU」(まる)に入ってみた。写真がご主人の丸田幸一さん(44歳)だ。木津で居酒屋を経営されていたが、現在はカラオケスナック「J・TWO」(やすらぎの道の「やたがらす」が入居するビルの3階)のオーナーだ。「MARU」は4/8にオープンしたそうだ。

お店は狭いが、明るくて入りやすい。コートやカバンをかけるフックが便利だ。生ビールが300円、日本酒(春鹿)も300円。お店自慢のどて焼きが400円、豚串カツが150円と安いのが何よりだ。カウンターに並んでいる缶詰はすべて200円で、注文すると温めてくれる。この流儀は、大阪によくある「角打ち」(酒屋の一角でコップ酒などを出す店)風である。

丸田さんがお持ちのプレートには「この店には心にふれる温くもりがある 本まもんがある MARU」と書かれている。今は夕方4時から11時半までの営業だが、今後はお昼にうどんなどを提供することも考えているという。

「五色」は規模こそ小さいが、最近続々と登場している「夢しるべ 風しるべ」や「な・ら・ら」などと同様、「もっと奈良の夜を楽しんでほしい」という意気込みが感じられる。まずは我々地元民が利用して、観光客が「おっ、地元の人でこんなに流行っているのか。それでは私も…」と入っていただけるようにしたいものだ。
コメント (3)
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