丼物は3種類に分けられると聞いたことがある。のせ系(天丼、鰻丼など)、まぜ系(牛丼、中華丼など)、卵とじ系(親子丼、カツ丼など)の3種類だ。
写真は「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」に出店した黒川本家の葛あんかけ丼(スープ付きで1200円)だ。ご覧の豪華な具の上から、吉野葛あんをかけていただくのだが、この丼は上記3分類には当てはまりにくい。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/5f8d862f97510522adb0a1158a57228d
同じあんかけでも、天津飯(まぜ系)のようにご飯と混ぜて食べるのではなく、天丼のように具を生かしながら食べるからだ。かといって、純粋なのせ系でもないので、この際「あんかけ系」という新ジャンルを提案したいところだ。
前置きが長くなったのは、最近、「吉野葛あんかけ」にハマっているからだ。以前ブログで紹介した天極堂の「葛とじごはん」がその始まりだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c2dabf32427f80e4a63ea9f2a836ec48
同じく天極堂の「葛鶏丼」(「花月の膳セット」中の一品)は、トッピングに鶏ミンチ、とろろ、大根おろし、さやえんどう、ニンジンが載り、これに葛あんをかけて混ぜながらいただく。あん(和風だし+醤油味)は薄味なので、おかずを軽く添えてちょうど良い。このセットには、うどんのあんかけも付いている。生姜がうまい具合に利いて、これもイケる。
※花月の膳セット(葛餅付きで1800円)の写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ae/77a639abe425ef84c0851d3da3d81275.jpg
黒川本家の葛あんかけ丼も、和風だしに醤油味の葛あんをたっぷりかけていただく。中華あんのように甘酸っぱいものではなく、具の旨味をあんで封じ込めながら食べるような趣きで、とても美味しい。
知る人ぞ知る黒川本家は、大宇陀(宇陀市)に本社がある。1616年の創業で吉野本葛づくり一筋の会社だ。ここの葛粉しか使わないという京都の高級和菓子店は数多いし、全国の一流料亭でも引っ張りだこ、まさに隠れた奈良の逸品だ。
奈良は菓子好き関西一(全国でも2位)だが、南都さんにコメントいただいたとおり、その裏には「吉野葛」という素晴らしい食材に恵まれていたことが大きく寄与していることは間違いない。
※奈良は菓子好き関西一(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/2be4d99051841992b7883e2e96e92f0f
また吉野葛のあんかけ料理は、「吉野仕立て」という優雅な名前で京料理などによく登場する。これは県農政課のKさんに教わった。ただしこれまで、ご飯にかけるような例はなかったようだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/5044cooking/diary/200803230000/
吉野葛は古来、漢方薬として用いられてきたが、最近ではイソフラボン(骨粗鬆症や更年期障害に良い)が含まれていることも分かってきた。
ヘルシーで美味しいこの葛かけ丼、「あんかけ系」という新ジャンルの確立とともに、奈良の「うまいもの」に追加できないものだろうか、一度提案してみたい。
写真は「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」に出店した黒川本家の葛あんかけ丼(スープ付きで1200円)だ。ご覧の豪華な具の上から、吉野葛あんをかけていただくのだが、この丼は上記3分類には当てはまりにくい。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/5f8d862f97510522adb0a1158a57228d
同じあんかけでも、天津飯(まぜ系)のようにご飯と混ぜて食べるのではなく、天丼のように具を生かしながら食べるからだ。かといって、純粋なのせ系でもないので、この際「あんかけ系」という新ジャンルを提案したいところだ。
前置きが長くなったのは、最近、「吉野葛あんかけ」にハマっているからだ。以前ブログで紹介した天極堂の「葛とじごはん」がその始まりだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c2dabf32427f80e4a63ea9f2a836ec48
同じく天極堂の「葛鶏丼」(「花月の膳セット」中の一品)は、トッピングに鶏ミンチ、とろろ、大根おろし、さやえんどう、ニンジンが載り、これに葛あんをかけて混ぜながらいただく。あん(和風だし+醤油味)は薄味なので、おかずを軽く添えてちょうど良い。このセットには、うどんのあんかけも付いている。生姜がうまい具合に利いて、これもイケる。
※花月の膳セット(葛餅付きで1800円)の写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ae/77a639abe425ef84c0851d3da3d81275.jpg
黒川本家の葛あんかけ丼も、和風だしに醤油味の葛あんをたっぷりかけていただく。中華あんのように甘酸っぱいものではなく、具の旨味をあんで封じ込めながら食べるような趣きで、とても美味しい。
知る人ぞ知る黒川本家は、大宇陀(宇陀市)に本社がある。1616年の創業で吉野本葛づくり一筋の会社だ。ここの葛粉しか使わないという京都の高級和菓子店は数多いし、全国の一流料亭でも引っ張りだこ、まさに隠れた奈良の逸品だ。
奈良は菓子好き関西一(全国でも2位)だが、南都さんにコメントいただいたとおり、その裏には「吉野葛」という素晴らしい食材に恵まれていたことが大きく寄与していることは間違いない。
※奈良は菓子好き関西一(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/2be4d99051841992b7883e2e96e92f0f
また吉野葛のあんかけ料理は、「吉野仕立て」という優雅な名前で京料理などによく登場する。これは県農政課のKさんに教わった。ただしこれまで、ご飯にかけるような例はなかったようだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/5044cooking/diary/200803230000/
吉野葛は古来、漢方薬として用いられてきたが、最近ではイソフラボン(骨粗鬆症や更年期障害に良い)が含まれていることも分かってきた。
ヘルシーで美味しいこの葛かけ丼、「あんかけ系」という新ジャンルの確立とともに、奈良の「うまいもの」に追加できないものだろうか、一度提案してみたい。