12/25(木)、奈良県・風致景観課(くらし創造部 景観・環境局)は、奈良の「まほろば眺望スポット百選」と「残したくない景観」の募集結果(速報)を発表した。応募総数は677件と、結構反響があった。今後絞り込みを行い施策に反映という。「県政公開ニュース」から要点を拾うと、
1.応募総数 677件
[テーマ1] おすすめの眺望スポット 565件※(83.5%)
※市町村推薦90件を含む
[テーマ2] 残したくない景観 112件(16.5%)
2.おすすめ眺望スポット【565件の内訳】
1)見下ろしの眺め…………146件(25.8%)
2)自然への眺め……………136件(24.1%)
3)寺社への眺め………………69件(12.2%)
4)営みへの眺め………………69件(12.2%)
5)水辺からの眺め……………44件(7.8%)
6)史跡・名勝への眺め………36件(6.4%)
7)通りへの眺め………………34件(6.0%)
8)河川への眺め………………20件(3.5%)
9)その他(新たな建造物等)…11件(1.9%)
3.残したくない景観について 【112件の内訳】
1)周辺と不調和な建築物等……45件(40.2%)
2)管理不十分な公共施設等……26件(23.2%)
3)派手な屋外広告物……………12件(10.7%)
4)視界を遮る電線・電柱…………11件(9.8%)
5)ごみ・落書き等…………………9件(8.0%)
6)資材や廃棄物等の堆積…………3件(2.7%)
7)農地や森林の荒廃………………2件(1.8%)
8)周辺と不調和な宅地造成………2件(1.8%)
9)その他……………………………2件(1.8%)
※県政公開ニュース
http://www.pref.nara.jp/koho/hodo/h20/index.html
結局「おすすめ眺望スポット」は、「見下ろしの眺め」と「自然への眺め」の合計がちょうど5割(282件)を占めた。冒頭の写真は甘樫丘から撮った畝傍山(向かって左)と耳成山の風景だ。奈良新聞(12/28付)には「高取城から大和平野」(=応募作品)の夜景が出ていたが、高取城手前の壺阪寺境内から大和平野を撮ったのが次の写真(07.6.16撮影)だ。やはり奈良らしい風景となれば、こういうところに落ちつくのだろう。
一方の「残したくない景観」は、「周辺と不調和な建築物等」と「管理不十分な公共施設等」の合計が63%(71件)となり、これも予想通りだった。私もこちらに応募した。それは平城宮跡東院庭園からの眺めで、背景にボーリング場の巨大な「ピン」が写り込んでいる(応募作を先にブログで公表する訳にもいかないので、写真の掲載は差し控える)。
残したくない景観の写真は《改善要素の例示として企業・個人等の情報に十分配慮し、可能なもののみ公表する》(県政公開ニュース)となっているので、どう取り扱われるのか分からないが。募集時に《自虐的? 奈良県知事が「悪い景観100選」公募へ》(毎日新聞)と報じられた注目の事案だけに、今から公表を楽しみにしている。
1.応募総数 677件
[テーマ1] おすすめの眺望スポット 565件※(83.5%)
※市町村推薦90件を含む
[テーマ2] 残したくない景観 112件(16.5%)
2.おすすめ眺望スポット【565件の内訳】
1)見下ろしの眺め…………146件(25.8%)
2)自然への眺め……………136件(24.1%)
3)寺社への眺め………………69件(12.2%)
4)営みへの眺め………………69件(12.2%)
5)水辺からの眺め……………44件(7.8%)
6)史跡・名勝への眺め………36件(6.4%)
7)通りへの眺め………………34件(6.0%)
8)河川への眺め………………20件(3.5%)
9)その他(新たな建造物等)…11件(1.9%)
3.残したくない景観について 【112件の内訳】
1)周辺と不調和な建築物等……45件(40.2%)
2)管理不十分な公共施設等……26件(23.2%)
3)派手な屋外広告物……………12件(10.7%)
4)視界を遮る電線・電柱…………11件(9.8%)
5)ごみ・落書き等…………………9件(8.0%)
6)資材や廃棄物等の堆積…………3件(2.7%)
7)農地や森林の荒廃………………2件(1.8%)
8)周辺と不調和な宅地造成………2件(1.8%)
9)その他……………………………2件(1.8%)
※県政公開ニュース
http://www.pref.nara.jp/koho/hodo/h20/index.html
結局「おすすめ眺望スポット」は、「見下ろしの眺め」と「自然への眺め」の合計がちょうど5割(282件)を占めた。冒頭の写真は甘樫丘から撮った畝傍山(向かって左)と耳成山の風景だ。奈良新聞(12/28付)には「高取城から大和平野」(=応募作品)の夜景が出ていたが、高取城手前の壺阪寺境内から大和平野を撮ったのが次の写真(07.6.16撮影)だ。やはり奈良らしい風景となれば、こういうところに落ちつくのだろう。
一方の「残したくない景観」は、「周辺と不調和な建築物等」と「管理不十分な公共施設等」の合計が63%(71件)となり、これも予想通りだった。私もこちらに応募した。それは平城宮跡東院庭園からの眺めで、背景にボーリング場の巨大な「ピン」が写り込んでいる(応募作を先にブログで公表する訳にもいかないので、写真の掲載は差し控える)。
残したくない景観の写真は《改善要素の例示として企業・個人等の情報に十分配慮し、可能なもののみ公表する》(県政公開ニュース)となっているので、どう取り扱われるのか分からないが。募集時に《自虐的? 奈良県知事が「悪い景観100選」公募へ》(毎日新聞)と報じられた注目の事案だけに、今から公表を楽しみにしている。