tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

故郷羊肉串店(大阪市中央区島之内) 

2013年08月06日 | グルメガイド
中国人留学生のAさんという女性に「鑫福(しんふく)」というお店を教えていただき、当ブログで鑫福の中国東北料理(7/18付)として紹介した。Aさんからはメール(日本語)で《ブログを早速拝読しました。写真を見ながら、ふるさとの味を思い出しました。ふるさとの料理がかなり塩辛くて、日本人の口に合うかどうか悩みましたが、tetsudaさんの書いたブログを読んで、ほっとしました。これからも、日本のおいしい料理を教えていただくよう、お願いいたします》という丁寧なお返事をいただいた。

この記事を読まれたFさんという男性から《情報ありがとうございました。私も先週、このお店に行きました。ボリュームもあり、満足でした》《あのお店の右斜め向かいにある「故郷」というお店も中国の料理が(串焼きがメインですが)、なかなかいけますよ》という情報をいただいたので、早速、こちらにもお邪魔した(8/2)。


見るだけであつい、あつい(焼いてきてもらえる)。上記2枚の写真は、ぐるなびの同店サイトから拝借

国立文楽劇場の裏手(北側)のこの辺りには、中華や韓国料理の店が多い。なかでも、この「故郷羊肉串店(こきょうひつじにくくしてん)」は、席数が64席という堂々たるお店である。ぐるなびの同店サイトでは、「!」が踊っていた。



言わずと知れた日本橋の有名店! 串焼羊肉はクセになること間違いなし!
朝5時まで営業!ご宴会は28名様まで!
日本で言う焼き鳥感覚で、中国では羊肉の串焼は定番料理なんです!
はまること間違いなし!!クミンと唐辛子、ニンニクペーストなどにまる一日漬け込んだ
羊肉のたまらんスパイスハーモニー!魅惑のスパイスワールドを体験して下さい!
羊肉は高タンパク・低脂肪で体脂肪を燃やすアミノ酸(カルニチン)を多く含み、
ダイエット効果があり体にも良いと言われてます。



羊肉の串焼きは、メチャウマ。生ビールを頼むとキムチ(辛い!)とピーナツ(うまい!)がついてきた

まずは、羊肉の串焼き(1本150円)を5本注文。目の前で焼くこともできるが、何しろこの暑さなので焼いてきてもらった。おお、これは美味しい、クセになる味だ。鑫福がタレ焼き風とすれば、こちらは塩焼き風だ。小皿に盛られた唐辛子やスパイスのクミンシード(セリ科の植物のタネ)をつけると、グンとうま味が増す。


小皿に載っているのが、クミンシードと唐辛子

次は中国・東北野菜のサラダ(800円)。キュウリや香菜(シァンツァイ=コリアンダー)がたっぷりと載り、酢で味付けしてある。古代史の本によく出てくる膾(鱠=なます)とは、こういう料理のことなのだろう。注文時に店員さんから「香菜は中国では一般的ですが、日本人では嫌う人がいます。大丈夫ですか?」と聞かれたので「大丈夫です。食べられなければ残しますから」とお伝えした。


コリアンダーたっぷりの東北野菜のサラダ(800円)。メタボ対策には野菜を食べないと…。

確かにたっぷりのコリアンダーが入っていて、独特の苦みがある。私は平気なのでそのままいただいた。「中国産ですか?」と聞くと「いえ、和歌山産です」。あとで知ったのだが、ぐるなびには「東北野菜のサラダ」の無料クーポンがついていた、これは惜しいことをした。

さて、メイン料理には香辣小排(揚げた豚スペアリブと唐辛子・香菜の炒め物)1,200円を注文した。骨のついたスペアリブをこま切れにしてあるので、骨を取るのが面倒だが、これもイケる。コリアンダーもたくさん入っている。さすがに唐辛子は辛いので、あまり口には入れないようにした。


揚げた豚スペアリブと唐辛子・香菜の炒め物(1,200円)。鶏なんこつ唐揚げのような食感だ

「おすすめメニュー」としては各種の串焼きのほか、「中国式酢豚」1,200円、「マーボーナス」1,000円、「干し豆腐のピーマン炒め」1,000円などが挙がっていた。

ほかに「マユ(蚕の繭)の天ぷら」1,500円、「犬肉のピリ辛炒め」3,000円、「犬肉の盛り合わせ」3,000円などのメニューもある。マユは沢ガニの天ぷらに、犬肉は猪肉に似た味なのだそうだが、これはゴメン、私にはムリである。夕方5時から朝の5時まで営業しているとのことで、これはさすがに大阪だ(定休日は第3水曜日)。

いよいよ夏も本番。ぜひ「故郷」羊肉串店で「羊肉のたまらんスパイスハーモニー」を満喫し、夏バテをぶっ飛ばしていただきたい。
コメント
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