tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

天誅組、図書情報館の資料展と小中陽太郎氏の講演会(2013Topic)

2013年08月09日 | 天誅組
第10回古社寺を歩こう会「五條市で天誅組の史跡を訪ねる」(2012.6.2)

今朝(8/9)の奈良新聞に、天誅組に関するイベントの記事が2本、掲載されていた。

1.「蜂起150年天誅組 既所蔵資料/北畠男爵家関連資料展」奈良県立図書情報館・2階情報資料スペース(8/1~8/29)
同館の公式ブログによると、

文久3年(1863)8月(旧暦)、孝明天皇の攘夷祈願大和行幸を期として、これを武力討幕に発展させようと、中山忠光、藤本鉄石らが蜂起しました(天誅組の変)。それから150年になる本年、奈良県立図書情報館は、その関係者で数少ない生き残りであった北畠治房男爵(平岡鳩平)のご子孫から同家関連資料を受贈しました。既に所蔵している木版本や各種の写本、戦前期のものから最新の研究、小説類に至るまで、関連資料と併せて展示します。


これら2点の写真は、同館の公式ブログから拝借

Wikipedia「北畠治房(きたばたけ・はるふさ)」によると

1833年2月20日(天保4年1月1日) - 1921年(大正10年)5月2日)は江戸時代末期の勤皇家、明治時代の司法官。旧名は平岡鳩平、平岡武夫。維新後北畠親房の末裔を称し、北畠治房と改名した。法隆寺附近の商家の次男として誕生。伴林光平に師事して国学を学び、過激な尊王攘夷思想に傾倒、天誅組の変が起こると師の伴林に随伴してこれに参加するが、天誅組は鎮圧され、師である伴林も処刑される。鳩平は追手を逃れて潜伏し、京都や大坂を転転とする。



やがて旧知であった水戸藩士大庭一心斎らに誘われ天狗党に参加するも、早期に離脱。戊辰戦争では尊攘派の浪士達を糾合して有栖川宮熾仁親王の軍勢に加わる。明治維新後は司法官となり、横浜、京都、東京裁判所長、大阪控訴院長を歴任。任期中起こった小野組転籍事件の裁定に辣腕を振るい、槇村正直と舌戦を繰り広げた。明治十四年の政変で失脚し、立憲改進党に参加。東京専門学校(現在の早稲田大学)の議員も務めた。男爵に叙任され、法隆寺近郊で余生を過ごした。

 実録 天誅組の変
 舟久保藍
 淡交社

2.小中陽太郎氏による講演「天駆けよ、天誅組」8/17(土)五條市立中央公民館
「第5回 長屋門さきがけ塾」(天誅組大和義挙150年記念講座・講演会)として、『天誅組始末記』の著書のある小中陽太郎氏が講演する。定員は70人、参加費は500円。申し込み・問い合わせは「天誅組大和義挙150年記念事業実行委員会」(Tel/Fax 0747-22-0450)へ電話・FAX・メール・葉書で。「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会のHPによると、

「長屋門さきがけSpecial」【小中陽太郎氏による記念講演会】
日時 平成25年8月17日(土) 13:00~14:30
講師 小中陽太郎先生(作家)
演題 「天駆けよ、天誅組」
場所 五條市中央公民館
参加費 一般500円 会員300円

是非お越し下さい。お待ちしています!
参加お申込みは、電話・FAX・メール・葉書でお願いします。
主催 天誅組大和義挙150年記念事業実行委員会
   (五條市立民俗資料館内)
住所 奈良県五條市新町3丁目3番1号
Tel/FAX 0747-22-0450
URL: http://www.tenchugumi.jp
E-mail: info@tenchugumi.jp

先日も、天忠組150周年記念シンポジウム(8/18)を紹介したが、夏休みに入り、県下各地で天誅組に関するイベントが盛んに行われている。こんな機会はめったにない。ぜひ、足をお運びいただきたい。
コメント (2)
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