木曜日(2022.7.28)の毎日新聞奈良版に〈東西2塔 初層公開 来月28日まで 当麻寺で12年ぶり〉という記事が出ていた。8月28日(日)までの土日祝日限定で公開している(ただし初層内部には入れない)。公開日には、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」と「ナント・なら応援団」(南都銀行OBのガイド団体)のメンバーが、無料でガイドをしている。
※写真はすべて、2010.5.17に行われた當麻寺でのナント・なら応援団向け説明会の様子
當麻寺奥院(おくのいん)で開かれた説明会。奥院住職・川中光教さんから説明を受けた
奈良国立博物館で開催中の「中将姫と當麻曼荼羅」展に合わせた企画だ。當麻寺が東西両塔の初層を公開するのは12年ぶりで、前回は平城遷都1300年祭の記念事業(奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳)として公開された。私は当時「ナント・なら応援団」の事務局担当でありメンバーだったので、ガイドとして協力させていただいた。懐かしい思い出である。懐かしい写真とともに、毎日新聞の記事全文を紹介する。
奈良県葛城市の当麻寺境内にある東塔と西塔(いずれも国宝)の1階部分にあたる初層が開扉・公開されている。奈良国立博物館で開催中の特別展「中将姫と當麻曼荼羅(まんだら)」に合わせたもので、初層の公開は2010年の平城遷都1300年記念事業の時以来、12年ぶり。公開は8月28日までの土日祝日のみ。拝観無料。
東塔は奈良時代、西塔は平安時代に建立されたもので、古い時代の塔が二つ残っているのは当麻寺だけ。東塔は本格的な仏塔としては法隆寺、法起寺、薬師寺に次いで4番目に古い。両塔の初層には大日如来像など室町から江戸時代にかけて制作された仏像が計6体安置されている。
期間中にはボランティアガイドが解説を行っている。当麻寺奥院の川中教正副住職は「古い塔が二つ残っているのは奇跡的。塔を見ることで、先人の信仰に思いをはせてほしい」と話している。
左端は、「奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳」を担当された県職員の辻晋吾さん
塔の公開と同時に曼荼羅堂(本堂)にある「裏板曼荼羅」も開帳されている。「綴織(つづれおり)當麻曼荼羅」(国宝、奈良時代)を江戸時代に板張りから軸装に改める際、はがした後の板に薄く曼荼羅の図が残っていたもので、秘仏とされる。「裏板曼荼羅」の公開は8月28日まで。拝観時間は午前9時~午後5時。拝観料500円。【浜名晋一】
初層の公開は土日祝日限定なので、ご注意いただきたい。皆さんこの機会に、ぜひ當麻寺をお参りください!
※写真はすべて、2010.5.17に行われた當麻寺でのナント・なら応援団向け説明会の様子
當麻寺奥院(おくのいん)で開かれた説明会。奥院住職・川中光教さんから説明を受けた
奈良国立博物館で開催中の「中将姫と當麻曼荼羅」展に合わせた企画だ。當麻寺が東西両塔の初層を公開するのは12年ぶりで、前回は平城遷都1300年祭の記念事業(奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳)として公開された。私は当時「ナント・なら応援団」の事務局担当でありメンバーだったので、ガイドとして協力させていただいた。懐かしい思い出である。懐かしい写真とともに、毎日新聞の記事全文を紹介する。
奈良県葛城市の当麻寺境内にある東塔と西塔(いずれも国宝)の1階部分にあたる初層が開扉・公開されている。奈良国立博物館で開催中の特別展「中将姫と當麻曼荼羅(まんだら)」に合わせたもので、初層の公開は2010年の平城遷都1300年記念事業の時以来、12年ぶり。公開は8月28日までの土日祝日のみ。拝観無料。
東塔は奈良時代、西塔は平安時代に建立されたもので、古い時代の塔が二つ残っているのは当麻寺だけ。東塔は本格的な仏塔としては法隆寺、法起寺、薬師寺に次いで4番目に古い。両塔の初層には大日如来像など室町から江戸時代にかけて制作された仏像が計6体安置されている。
期間中にはボランティアガイドが解説を行っている。当麻寺奥院の川中教正副住職は「古い塔が二つ残っているのは奇跡的。塔を見ることで、先人の信仰に思いをはせてほしい」と話している。
左端は、「奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳」を担当された県職員の辻晋吾さん
塔の公開と同時に曼荼羅堂(本堂)にある「裏板曼荼羅」も開帳されている。「綴織(つづれおり)當麻曼荼羅」(国宝、奈良時代)を江戸時代に板張りから軸装に改める際、はがした後の板に薄く曼荼羅の図が残っていたもので、秘仏とされる。「裏板曼荼羅」の公開は8月28日まで。拝観時間は午前9時~午後5時。拝観料500円。【浜名晋一】
初層の公開は土日祝日限定なので、ご注意いただきたい。皆さんこの機会に、ぜひ當麻寺をお参りください!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます