ラーメン好きの人から、よく「奈良市内には、担々麺の美味しいラーメン屋さんはありませんか?」と聞かれる。担々麺のあの四川風の独特の味は、時々無性に食べたくなることがある。「東向商店街にある『チャイナダイニング飛天』の担々麺がおススメです」とお答えすると、決まって意外な顔をされる。ラーメン専門店ではないからだ。しかし、ここの担々麺は絶品である(「石焼きマーボー丼」と双璧)。久々に食べたくなって、ランチタイムにお邪魔した。
訪ねたのが日曜日(10/25)だったので、お店はたくさんのお客さんで賑わっていた。通常メニューには「自家製 胡麻たっぷりタンタンメン(担担麺)」860円(税込み928円)が載っていた。一方、ランチメニューには「四川タンタン麺ランチ」(四川タンタンメン・ご飯かサラダまたはデザート)870円(税込み)とあった。「こちらのメニューとランチメニューの担々麺は違うのですか?」とお聞きすると「いえ、全く同じです」。迷わず「四川タンタン麺ランチ」を注文。付け合わせは少し迷って「サラダ」を注文した。
運ばれてきたのが写真の「自家製 胡麻たっぷりタンタンメン」だ。
お店のHPには《おなじみタンタンメンは四川料理の代表格。辛さだけでなく胡麻の香りもいっぱい》とある。Wikipedia「担担麺」によると《1841年ごろ、四川省自貢の陳包包というあだ名の男性が考案して、成都で売り歩いたと言われる。もともとは、天秤棒の片側に豆炭を使う七輪と鍋を、もう一方に麺、調味料、食器、洗い桶などを吊して、担いで売り歩いた。鍋はまん中に区切りがあり、片方には具を、片方には湯を入れるようにしていた。暖かく、辛い麺を出したのが受けて流行ったという》。「担担」は成都の方言で「天秤棒」のことだそうだ。なるほど「担ぐ」の担なのだ。
また《日本の担担麺は、麻婆豆腐と同様に、四川省出身の料理人陳建民が日本人向けに改良した作り方を紹介して広まったと言われる。一般に中国のものと比べて直径で1.5倍以上、場合によっては3倍ほどの碗で出され、日本のラーメンのように一杯で一食が事足りるようになっている。そして、辛さをおさえるためにラー油と芝麻醤の風味を効かせたスープを合わせ、汁麺として出されることが多い》。芝麻醤(チーマージャン)は、練り胡麻ベースの調味料なので、これを使うと「胡麻の香りもいっぱい」になるという按配である。
まずはスープを一口。唐辛子の辛さに濃いゴマの味がミックスして、マイルドな味に仕上がっている。トッピングの肉そぼろを混ぜると、また深い味になる。うーん、やはりここの担々麺は美味しい! ストレートの中太麺が、このスープによくマッチする。
「食べ順ダイエット」の原則に従い、スープ、野菜サラダ、麺の順番にいただいた。しかし最後になって「やはりご飯を頼んでおけば良かったなぁ」と後悔した。残ったスープにご飯を混ぜていただくと、とても美味しそうだったからだ。「追加でご飯を頼もうか」という誘惑を断ち切り、スープを残して毅然として立ち去った(しかし、少しは後悔している)。
とにかく奈良の東向商店街という便利な場所でいただける絶品の担々麺、ぜひお試しください!
訪ねたのが日曜日(10/25)だったので、お店はたくさんのお客さんで賑わっていた。通常メニューには「自家製 胡麻たっぷりタンタンメン(担担麺)」860円(税込み928円)が載っていた。一方、ランチメニューには「四川タンタン麺ランチ」(四川タンタンメン・ご飯かサラダまたはデザート)870円(税込み)とあった。「こちらのメニューとランチメニューの担々麺は違うのですか?」とお聞きすると「いえ、全く同じです」。迷わず「四川タンタン麺ランチ」を注文。付け合わせは少し迷って「サラダ」を注文した。
運ばれてきたのが写真の「自家製 胡麻たっぷりタンタンメン」だ。
お店のHPには《おなじみタンタンメンは四川料理の代表格。辛さだけでなく胡麻の香りもいっぱい》とある。Wikipedia「担担麺」によると《1841年ごろ、四川省自貢の陳包包というあだ名の男性が考案して、成都で売り歩いたと言われる。もともとは、天秤棒の片側に豆炭を使う七輪と鍋を、もう一方に麺、調味料、食器、洗い桶などを吊して、担いで売り歩いた。鍋はまん中に区切りがあり、片方には具を、片方には湯を入れるようにしていた。暖かく、辛い麺を出したのが受けて流行ったという》。「担担」は成都の方言で「天秤棒」のことだそうだ。なるほど「担ぐ」の担なのだ。
また《日本の担担麺は、麻婆豆腐と同様に、四川省出身の料理人陳建民が日本人向けに改良した作り方を紹介して広まったと言われる。一般に中国のものと比べて直径で1.5倍以上、場合によっては3倍ほどの碗で出され、日本のラーメンのように一杯で一食が事足りるようになっている。そして、辛さをおさえるためにラー油と芝麻醤の風味を効かせたスープを合わせ、汁麺として出されることが多い》。芝麻醤(チーマージャン)は、練り胡麻ベースの調味料なので、これを使うと「胡麻の香りもいっぱい」になるという按配である。
まずはスープを一口。唐辛子の辛さに濃いゴマの味がミックスして、マイルドな味に仕上がっている。トッピングの肉そぼろを混ぜると、また深い味になる。うーん、やはりここの担々麺は美味しい! ストレートの中太麺が、このスープによくマッチする。
「食べ順ダイエット」の原則に従い、スープ、野菜サラダ、麺の順番にいただいた。しかし最後になって「やはりご飯を頼んでおけば良かったなぁ」と後悔した。残ったスープにご飯を混ぜていただくと、とても美味しそうだったからだ。「追加でご飯を頼もうか」という誘惑を断ち切り、スープを残して毅然として立ち去った(しかし、少しは後悔している)。
とにかく奈良の東向商店街という便利な場所でいただける絶品の担々麺、ぜひお試しください!
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