古事記完成1300年(古事記イヤー)の今年は、年明けから続々と興味深いイベントなどが発表されている。目に止まったものを紹介する。
Ⅰ.大和郡山市:古事記1300年紀事業
「人間ってすごいじゃないか。語り継ごうよ、語り部の里から。」をテーマに、さまざまな企画をスタートさせた。トップの動画も、その一環である。
○「当世語り部“口座”」と題した全10回のセミナー
○「古事記1300年 新たな物語りの始まり」と題したフォーラムやイベント
○市民劇団「古事語り部座」による演劇(今秋に歌劇・古事記を上演)
○市の広報誌「つながり」への関連記事掲載 など
Ⅱ.田原本町:古事記のふるさと田原本「写真展」
《太安萬侶を祀る多神社など、田原本町の古事記ゆかりの神社やお寺、行事などの写真を展示します。太安萬侶が活躍した古代に思いをはせてみませんか》として、1/10~1/31まで(土日除く)、田原本町役場アトリウムで写真展を開催している。
Ⅲ.サライ 2012年2月号:大特集「『古事記』を読む・歩く・味わう」
《『サライ』2月号では、日本で“最古の古典”といわれる『古事記』を大特集しています。今年は『古事記』編纂1300年の節目の年です。人間にとって根源的な問題を情緒豊かに語る同書からは、時代を超えた普遍性を見ることができます。本特集では、幾年月も読み継がれてきた日本文化の源泉である『古事記』を、3部に分けて紹介しています。巻頭言では、哲学者の梅原猛さんが、『古事記』に描かれた神話の秘密に迫ります》。
学研の「CARTA(カルタ)」新春号といい、雑誌の特集や関連本が続々と登場していて、お小遣いが追っつかないのが、悲しい。今年1年は、『古事記』でたっぷりと楽しみましょう!
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