tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

10万円(特別定額給付金)の使い道

2020年06月20日 | 日々是雑感
先日、やっと奈良市から「特別定額給付金」(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策)の10万円が振り込まれてきた。ちょうどアベノマスクと同じタイミングとなった(マスクは小さすぎて使い物にならない)。

10万円の使い道は、早くから決めていた(一部は先に使っていた)。4万円は「シックスパッド フットフィット」に、残り6万円はハイグレードなウイスキーに。ウイスキーはこのリストに基づいて順次買っていて、平均単価5,000円として12本買えることになる。



「シックスパッド フットフィット」は、よく新聞に全面広告が出ている「健康増進機器」だ。足裏とふくらはぎに微弱な電流を流すことで、歩く力を鍛えるという仕掛けである。私は昨秋に母を亡くしたが、驚いたのは足の衰えだ。少し寝込んだだけでたちまち歩けなくなり、そのあとのリハビリが大変だった。



早くからねらいをつけていたが、「通販で、名古屋の企業におカネを落とすのはイヤだな」と思っていた。ところが5月のゴールデンウィークの頃、奈良市もちいどのセンター街を歩いていると、「イシガミ奈良店」(奈良市餅飯殿町17)にこの商品の看板が出ていて、試用もできるとあった。使い方を教わり、しばらく試用してから購入した(試用品を返却し、新品を買う仕組み)。価格は全国一律で税込み40,480円。

階段を降りるとき、少し足がふらつくような感じがあったが、1日約25分、1ヵ月ほど使っているうちにそれが解消されたので、効いているようだ。「10万円は受け取らない」とか「どこかに寄付する」という人もいるが、ぱあっと消費して経済を回すというのも、立派な社会貢献だろう。皆さんは、何に使いますか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加藤雅也も食べた「焼鯖釜めし」「口福餅」は、おススメ!

2020年06月19日 | グルメガイド
奈良テレビ放送が毎週土曜日に放送している(ただし隔週ごとに再放送)「加藤雅也の角角鹿鹿(かくかくしかじか)」(21:30~22:00)を毎回視聴している。奈良市出身ながら高校卒業後、東京に移住した加藤が番組のために奈良を訪れる。加藤は「奈良市観光特別大使」でもあるのだが、案外奈良のことを知らない。そんな加藤の反応とかコメントが面白い(長年奈良を離れていたので、ギャップがある)。
※写真は、すべて火曜日(2020.6.16)に撮影した


GRANCHAは、萬勝堂とサンマルクの間にある

前回(第4回=5/30放送、6/6再放送)は「奈良町をめぐる旅(前編)」では元興寺などを訪問、食レポは奈良市東向商店街の「釜めし GRANCHA」と「大和茶大福専門店 GRANCHA」だった(「番組概要」は、こちら)。同じビル内の同じ経営で、1階に大福専門店、2階に釜めし屋がある。店頭でも「大和茶大福」を販売していて、照明が明るくてよく目立つ店だ。私は未訪問だったが、これを機に訪ねてみた。




アツアツの釜めしを待つ間、冷たいそうめんで体を冷ます


薬味のミョウガがよく利いていて、とても美味しい。そういえばミョウガは夏の季語だ

まずは釜めし。「焼鯖釜めしセット」(税別1,200円)を注文した。キッチンタイマーと一緒に出てきて、数字は「4:00」。「今はまだ蒸らしの途中です。ピーっと鳴ったらお召し上がりください。ご飯はたっぷりありますので、最後はお茶漬けにしてお召し上がりください。お声かけいただければ、熱いお茶をお持ちします」。確かにご飯は正一合、そこにそうめん(乾麺の50g)がついてくるので、ボリュームたっぷりだ。


最初は4:00だったが、そうめんを食べている間に残り1:26に。これはグッドアイデア!


三つ葉の下に、たくさんの山菜と大ぶりの焼鯖が隠れていた!

焼鯖が釜めしにこんなに合うとは、驚いた。最後はお茶漬にしてみたが、これも美味しかった。今度来るときは「黒毛和牛釜めしセット」(税別1,700円)か「鰻釜めしセット」(同)で試してみよう。



食後は1階に移動して、「口福餅と抹茶セット」。税別850円だが、2階のレシートを提示すれば10%引きの税込み841円になる!加藤は抹茶ばかりの5個セット(1個ずつ味が違う)を食べていたが、このセットでは抹茶1個(一番おいしいというNo.4)とほうじ茶(番茶)1個がセットになっている。



おお、これもうまい!抹茶はちょうどいい具合の苦味である。ほうじ茶は、まるでビターチョコレートのようで、とても香ばしい。もっと早くに訪ねておけば良かった!



さて明日の土曜日(6/20)は、「第5回 奈良町をめぐる旅(後編)」(再放送)である。番組概要は、こちらに出ている。ぜひ明日も「加藤雅也の角角鹿鹿」をご覧ください。そしてぜひ「釜めし GRANCHA」「大和茶大福専門店 GRANCHA」をお訪ねください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おすすめ!キリンウイスキー「陸」(RIKU)

2020年06月18日 | グルメガイド
以前(2020.5.13)「リーズナブルなウイスキーベスト5」という記事を書いたが、その直後、美味しいウイスキーが5月19日(火)に新発売された。それが「キリンウイスキー 陸」だ。私好みの甘く華やかでコクのあるウイスキーだ。オープン価格だが近所のスーパーで税別1,328円(500ml)だった。キリンのニュースリリースによると、
※トップ画像は、キリンのHPから拝借

ウイスキーについて当社が実施した調査によると、「自由で、解放されたい」「いろいろな飲み方を楽しみたい」「上質な時間を楽しみたい」など、主に気分に応えるウイスキーが求められていることが分かりました。当社はそのようなニーズに応えるべく、今回、自由にウイスキーを楽しんでいただける商品として「キリンウイスキー 陸」を発売します。ハイボールはもちろん、ホットや水割りなど、どのような飲み方でもおいしさが実感できる中味設計にしました。「陸」を通じてウイスキーの持つ楽しさや面白さを伝え、ウイスキーの可能性を広げていきます。

●「キリンウイスキー 陸」について
樽由来の味わいと甘みが感じられる、後味のキレが良い味わいです。グレーンウイスキー主体の中味設計のため、どんな飲み方でも楽しめます。パッケージは、白バックに黒文字のシンプルさを極めたデザインです。余分な要素をそぎ落としたシンプルな高級感を追求しました。ラベル側面には、ブレンダーおすすめのおいしい飲み方や楽しみ方の注意事項を記載するなど、遊び心のあるデザインを施しています。


Wikipediaによると、「グレーンウイスキー」とは《トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物(grain)を主原料に、大麦麦芽を加えて糖化・発酵させたウイスキー》。モルトウイスキーに対してクセが少なく飲みやすい。なお「モルトウイスキー」とは《スコッチ・ウイスキーにおいては大麦麦芽(モルト)のみを原料とするもの。一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留する。少量生産に適しており、伝統的な製法》。「陸」はグレーンを主体にモルトをブレンドし、独特のMELLOWな味を醸し出している。よほど腕の立つブレンダーがいるのだろう。

なお上記「おいしい飲み方や楽しみ方の注意事項」はラベルに英語で記載されている。日本語訳が同社のHPに出ていたので、以下に紹介する。

① 色々な飲み方をお楽しみください(ハイボール以外もお楽しみください)。
② 一人だけでなく、仲間ともお楽しみください。
③ より豊かで、自由なウイスキーライフをお楽しみください。


ハイボール、水割り、お湯割り、と試してみたが、やはり私にはハイボールが合う。サントリーが強力にPRして日本に定着させた「ハイボール」という飲み方。キリンが追随して富士山麓やオークマスター(樽薫る、森の風薫る)というヒット商品を生み出してきた。それが今年になって陸を投入した、という構図である。

ハイボール好きの皆さん、ぜひお試しください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このごろ私あほや/広報「かわかみ」2020年6月号(吉野郡川上村)

2020年06月17日 | 奈良にこだわる
勤務先に届いた川上村の「広報かわかみ」(2020年6月号)をぱらぱらとめくっていると、「清流」という随筆欄にふと目が止まった。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で、ガイドグループに所属している前田景子さんが寄稿していたのだ。

前田さんは村の「ホテル杉の湯」のフロント係だが昨年、髄膜腫(脳腫瘍の一種)を発症し、手術されたと聞いていた。いつもてきぱきと仕事をこなす前田さんが、ぽかミスを連発したり、同僚の名前を間違えるなど言動がおかしいので、同僚の勧めでMR検査を受けたところ、腫瘍が見つかったのだ。手術は成功しすでに退院していて、冬の「氷瀑(ひょうばく)ツアー」準備のお手伝いをされるほど回復している。

前田さんは俳句もされ、この広報誌にも「背山より妹山(いもやま)望み椎(しい)の花」の句を投稿されている。なので「清流」の文章も、俳味というか軽妙で洒脱な味わいがある。快気祝いとして、以下に全文を紹介する。

このごろ私あほや。物忘れが多いし、何か鈍い。動作も緩慢やし、年のせいかな。もう60歳も過ぎたしなあ…とか思いながら、いつものようにお弁当を作って主人を送り出し、仕事のシフト時間に合わせての忙しい朝を迎えていた。

昼前の出勤なら帰りは8時から9時頃で、仕事の時間、家事の時間、自分の趣味などの時間と、特に家事の時間は適当にして布団に入るとすぐに寝る。そんな日が退職するまで続くはずだった。ところが、ここにきてちょっと立ち止まった。職場の仲間にも勧められ病院へ行った。

問診を受けMR撮影を受ける。「年齢のせいです。心配いりません。まあゆっくり生活してください」くらいの返事が返ってくるとばかり思っていたが、MRの脳の画面を前に、「検査の結果、ここのところに色の変わっているものがありますが、これは腫瘍により押されて色が変わっているものです」と…

えっ…まさか…ほんまに…。ことばが出てこなかった。「明日の朝入院の用意をして家の方と一緒に来てください」と言われても信じられなかった。私が脳腫瘍?いつからそんなものが出来ていたの?考えても仕方ない。手術して取るだけだ。職場に事情を伝え、翌日からの入院、10日後の手術と続いた。

病名は髄膜腫。名前は聞いたことがあったが、我が身には起こらないものと思っていた。幸い手術の結果は良性で、頭の傷痕だけが残り、2カ月の入院生活を終え無事退院となった。本人びっくり、家族もびっくりの大事件だった。

それから6カ月、おかげさまで私は順調に回復している。その間の新型コロナウイルス騒ぎもあり思いがけない時間を得て、ゆっくりとした生活となった。手術は全身麻酔だったため、手術室の記憶が全くない。自分のことなのに、ドラマのような体験が記憶にないのは、まことに残念だ。 前田景子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガイド本『スマイルバスで行く ディープな吉野の旅』は、こんなスグレモノ!

2020年06月16日 | 観光にまつわるエトセトラ
『スマイルバスで行く ディープな吉野の旅』というガイド本を取り寄せて拝読した。B5版で72ページの薄い冊子だが、中身は濃い。2012年からの8年間で計50回開催したスマイルバス(吉野町のコミュニティバス)を使ったツアーの記録である。
※トップ写真は、本書表紙の上半分

ツアーは終了したが、本書さえあれば、鉄道とスマイルバスを使って同じコースをたどれるという仕掛けである。立ち寄りポイントの解説も詳しい。本書を読んで早速、松森重博さん(NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事)が吉野町を歩かれた。松森さんのブログ「鹿鳴人のつぶやき」から一部を抜粋すると、

上千本から歩き始めて3時間かけて宮滝につきました。資料館などは休みの様子でしたのでバス停で待っているとうまい具合に川上村からのやまぶきバス(200円)に拾ってもらって上市駅へたどり着きました。

犬養孝先生監修『万葉の道 巻の3 奈良編』(福武書店)と『スマイルバスで行く ディープな吉野の旅』のおかげで無事、吉野・喜佐谷を下り宮滝へのコースを歩くことが出来ました。犬養先生、万葉の道とおすすめの通り、7キロほどの良いウォークとなりました。



磯崎典央さん(向かって右)と山本茂伸さん。これら2枚の写真は毎日新聞のサイトから拝借

本書のことは、毎日新聞奈良版(2020.6.1付)と奈良新聞(同年6月8日付)に紹介されている。以下、毎日新聞の記事全文を紹介する。見出しは「コミバスで吉野巡り 地元有志団体 ガイド本発刊 歴史や文学テーマ、50回の旅紹介」だ。

この一冊で「吉野通」になれる――。吉野の魅力を発信する地元の有志団体「吉野スタイル」(奈良県吉野町飯貝)がガイド本「スマイルバスで行くディープな吉野の旅」を刊行した。2012年からの8年間で計50回開催した吉野を巡る旅の記録だ。美しい写真や見やすい地図が満載で、濃厚な吉野を味わえる旅の手引書となっている。

吉野スタイルは12年に同町の磯崎典央さん(64)とカメラマンの山本茂伸さん(60)=大淀町=が共同代表となって設立。その年に企画した第1回の旅「万葉歌碑巡りウォーク」(9月)と第2回「大海人皇子所縁の地を歩く」(11月)が好評で、13年は県外からの参加者が一気に増えたという。以来、毎年7回ほど企画してきた。



本書のモデルコースのページ。バスと徒歩で行く旅程と地図が見やすく掲載されている

旅では吉野町が09年から運営するコミュニティーバス「スマイルバス」を利用した。地元の人が使うバスに乗ることで、「普段着の吉野に接することができた」という。地元の人たちの利用を妨げないよう、参加者は毎回20人に抑えた。

旅のテーマは多岐にわたり、「壬申の乱」「太平記」、義経や芭蕉、西行などの定番の歴史人物だけなく、吉野鉄道など地元の近代を作り上げた郷土の偉人や、現在も町の基幹産業であり続ける製材所などにも光を当てた。今回はこれらの旅の記録を一冊にまとめ、50回の旅を「歴史」「文学・古典芸能」など各分野ごとに簡潔な文章で紹介している。写真だけでなく地図にもこだわったという山本さんは「これさえあれば自分で吉野を歩けるという本を目指した」。バスや徒歩による旅程も掲載し、これから旅する人の貴重な情報となっている。

旅の企画は50回で終了したが、磯崎さんは「一歩奥に踏み込んだ吉野を案内できたらと思って本にまとめた」。ガイドの一人で、同町立吉野歴史資料館長などを歴任した池田淳・大阪芸大講師は「吉野の人が地元のバスを使って地元のことを紹介した魅力的な旅。地元の人にとっても大きな発見と記録になるだろう」と評価する。B5判で1200円(税込み)。問い合わせは磯崎さん(090・6235・6605)。【萱原健一】


本書には池田淳さん(元吉野歴史資料館館長)と池内力さん(奈良まほろばソムリエの会会員)が、特別寄稿されている。兵庫県姫路市出身・在住の池内さんは、片道3時間半をかけて2014年6月から、ほぼ毎回参加されたという。しかもこのツアーを知ったのは当ブログだというからこれは嬉しい、紹介した甲斐があったというものだ。

磯崎典央さん、山本茂伸さん、素晴らしいツアーと素晴らしいガイド本、ありがとうございました。皆さんもぜひ、本書をお買い求めになり、これを携えて吉野町をお訪ねください!

毎日新聞奈良版(2020.6.1付)



奈良新聞(2020.6.8付)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする