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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

御所市の「柳屋」、クラウドファンディングに取り組み中、9月2日までに支払い完了を!

2021年08月26日 | お知らせ
奈良新聞(2021.8.24付)に〈「トロさば」「大和牛ローストビーフ」で柿の葉ずし 老舗「柳屋」再起懸け挑戦 応援購入で販売好調〉という記事が出ていた。Makuake(マクアケ)は「応援購入」と表現するが、要はクラウドファンディングで、私も「トロさば」&「大和牛ローストビーフ」柿の葉寿司セット(税込み15,000円)を申し込んだ。申し込み用のサイトは、こちら。全貌は画像をご覧いただきたいが、記事の前半部分を紹介すると、

柿の葉ずしの老舗「柳屋ホールディングス(HD)」(御所市、吉田秀隆社長)が、EC(電子商取引)サイト上の応援購入サービス「マクアケ」で変わり種の柿の葉ずしを販売、7月1日の販売初日に目標金額の50万円を達成し、8月23日現在で107万5000円に達するなど、応援する購入者が増えている。同社は「奈良名産の柿の葉ずしを日本のソウルフードに」と意気込んでいる。

販売しているのは「トロさば」と「大和牛ローストビーフ」を使った柿の葉ずし。応援購入サービスはマクアケ(東京都)が運営しており、良い「ものづくり」を目指すプロジェクトを消費者が発見し、商品の購入を通じて応援する仕組み。先行予約のため、出品事業者も在庫を抱えずに済むメリットがある。


柳屋さんは柿の葉ずしも美味しいが、私の好物は「きぬ巻 時雨(しぐれ)寿司」と「鮎の姿寿司」だ。とりわけ時雨寿司は白洲正子も讃えた素朴な山里の味で、私の知る限り柳屋さんに行かないと買えなかった。ところが最近になって、「京阪奈自動車道」御所南パーキングエリア内の道の駅「御所の郷(さと)」でも販売されていたのを見つけた。これでまた御所市に足を運ぶ楽しみが増えた。


これら3枚の写真は、8/12に撮影


海苔ではなく、おぼろ昆布で巻く


具は、甘めのアサリの佃煮だ

なお柳屋さんの応援購入は、9月2日(木)までに支払いを完了しなければならない。皆さん、ぜひご支援をお願いいたします!

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飛天「激辛&スタミナ料理フェア」で、超超激辛(レベル3)麻婆豆腐に挑戦!

2021年08月25日 | グルメガイド
今年(2021年)はお店でも自宅でも、よく麻婆豆腐をいただいている。JR奈良駅前の「中国料理 四神」で、辛さ「★★★★★」(五つ星=私が食べ残す辛さ)の麻婆豆腐をいただいて以来(7/22)、「いっちょ、奈良市内の他の店も食べ歩いてみようか」と思い立ったのである。
※トップ写真は「3.超超激辛」の四川マーボー豆腐(税込み1,200円)



食欲のない日でも、麻婆豆腐なら食べられるところが不思議だ。その後、「中華処 青天」(7/26 四つ星)と「銀座四川」(7/28 四つ星)を訪ねたが、いずれも四つ星(私が完食できる辛さ=私にとって最も好ましい辛さ)だった。



もっと辛い店はないかなと考えていたとき、「チャイナダイニング 飛天」(奈良市東向南町26)が「激辛&スタミナ料理フェア」をやっていることを思い出した。辛さは三段階で選べるという(1.激辛、2.超激辛、3.超超激辛)。これを順番に試してみることにした。まず初日(8/3)は「1.激辛」(値段はいずれも税込み1,200円)を注文、出てきたのが、以下の写真の四川マーボー豆腐だ。


赤くていかにも辛そうだが、大したことはない




ランチのサービス杏仁豆腐(税込み300円)、辛いもののあとには良い

確かにやや辛いが、大したことはない。「まあ辛いかな」という程度で、辛さは「★★★」(三つ星)といったところか。翌日(8/4)は四川マーボー豆腐「2.超激辛」を注文。お店のメニューには「2.超激辛以上には、世界一辛い唐辛子キャロナイナリーパーを使用しています」とあった。「キャロナイナリーパー」とは「カロライナ州の死神」という意味で、ハバネロの5倍辛いと言われている。なのでこれは辛かったが、私が食べ残すほどの辛さではなく、「★★★★」(四つ星)で、辛く美味しくいただいた。


この2枚が四川マーボー豆腐「2.超激辛」



さて、残すは「3.超超激辛」のみ。さすがに見た目も違う、これは手強そうだ。一口、二口、おお、これは辛い!キャロナイナリーパーだろうか、唐辛子の断片がたくさん入っていて、これを噛んでしまうと、口の中が火事になる。文句なしの「★★★★★」(五つ星 私が食べ残すほど辛い)!「中国料理 四神」並の辛さだ(味付けは違うが)。チャイナダイニング 飛天さん、よく頑張りました!





「激辛&スタミナ料理フェア」、いつまで続くかは分からないが、四川マーボー豆腐以外のメニューもあるので、引き続きお邪魔したい。皆さんも、ぜひチャレンジしてください!
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国連IPCCが「断定」、人間の活動が地球温暖化を引き起こしている!

2021年08月24日 | 環境問題
読売新聞の解説面(2021.8.19付)に、〈異常気象拍車 災害相次ぐ IPCC報告書 気温上昇「人が原因」断定〉という記事が出ていた。国連のIPCCが8月9日に発表した報告書について、詳細かつ分かりやすくまとめた解説記事である。今回の報告書は「人間の活動が地球温暖化を引き起こしている」と、初めて「断定」したことが特徴だ。遅きに失した感はあるが、これは大きな進歩である。

長雨や竜巻の発生、台風の大型化など、すでに異常気象とみられる現象が続出している。国際的にはESG(環境・社会・ガバナンスの3つの観点)やSDGs(持続可能な開発目標)がこれだけ言われるなかにあって、日本では武田邦彦氏や竹田恒泰氏のように、いまだに「地球は温暖化していない」と主張する論者がいて、国民を混乱に陥れていた。今回のIPCC報告書はこれにとどめを刺した格好であり、これで世論の流れも変わっていくものと期待している。記事は長いが、以下に全文を紹介しておく。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が今月、産業革命以降の世界の平均気温の上昇幅が今後20年以内に1.5度に達するとの科学的予測を盛り込んだ報告書を公表した。世界各地で頻発する熱波や豪雨、干ばつの被害は、対策が遅れるほど拡大する。温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の下で進む各国の脱炭素戦略は、一層の深化を求められている。(編集委員 佐藤淳、科学部 山波愛)

成果強調
IPCCが9日に発表したのは、1988年の設立以来、6回目の総合的な報告書になる。温暖化の科学的根拠を評価した今回の第1作業部会に続き、来年以降、温暖化が社会や生態系に与える影響を評価する第2作業部会、温暖化対策の選択肢をまとめる第3作業部会が順次、報告書を公表する予定だ。

人間の活動が地球温暖化を引き起こしているのかどうか。IPCCは今回初めて、「疑う余地がない」と断定し、30年以上続く論争に決着をつけた。第1作業部会のバレリー・マッソン・デルモット共同議長は、今回の報告書が温暖化の現状と見通しに関する「リアリティー・チェック」の役割を果たしたと述べ、成果を強調した。異常気象は世界各地で頻発している。今年6月以降、米西海岸とカナダ西部を熱波が襲い、その後、ドイツや中国は洪水、トルコやギリシャは山火事の被害に見舞われた。日本でも静岡県熱海市の土石流を始め、各地で豪雨災害が続く。

報告書によると、地球規模の観測が始まった1950年代以降、世界のほとんどの陸域で、熱波を含む極端な高温の頻度が増えたほか、多くの地域で大雨の頻度や強さが増加した。気温上昇が本格化する以前の1850~1900年に「10年に1回」しか起きなかった極端な高温は、現状では2.8回に増えている。過去10年に観測された一部の極端な高温については、「温暖化の影響なしに発生した可能性は非常に低い」と評価した。高温は温暖化が進むにつれ、さらに頻度が増す。産業革命以降の気温の上昇幅が1.5度になると4.1回、4度では9.4回(ほぼ毎年)に増えるとされた。

海面水位
海面水位の上昇に関しても、厳しい見通しが示された。グリーンランドを覆う氷床や氷河が解けたり、崩れたりして、今世紀いっぱい減り続けるのはほぼ確実で、南極大陸でも減り続ける可能性が高い。気温の上昇を1.5度前後に抑えても、今世紀末には、世界の平均海面水位の上昇が最大55センチ、2150年までには最大86センチに達する。海抜の低い 島嶼とうしょ 国や沿岸国には、国土の安全保障に関わる差し迫った数値となった。

氷床、氷河の減少や海面水位の上昇は、影響がゆっくり、長期にわたって表れる。IPCCは、こうした変化が100年から1000年の時間スケールで続く「不可逆」な現象になる可能性もあるとした。報告書の査読編集者を務めた国立環境研究所の木本昌秀理事長は、「現象の影響が大きい場合、起きる可能性が低いものを『想定外』とせず、備えなければいけないという視点に立った記述だ」と説明している。

10年前後で限界
パリ協定は産業革命以降の気温の上昇を2度未満、できれば1.5度にとどめる目標を掲げている。しかし、過去10年の平均ではすでに1.1度上昇している。報告書によると、19世紀後半以降に排出された二酸化炭素(CO2)は累計で2兆3900億トンに達する。約7割の確率で1.5度目標を達成するには、あと4000億トンしか排出できない。温暖化対策が強化されず、現状と同じ排出が続けばあと10年前後で限界に達する計算になる。

今後、気温はどの程度上昇するのか。報告書は、温室効果ガスの排出量に応じた五つの未来社会を想定し、今後の上昇幅を予測している。すべての想定で21~40年の間に1.5度に達するが、2050年頃に排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する想定では、今世紀末に1.4度に戻る可能性も示された。

9日の記者会見で、国連環境計画(UNEP)のインガー・アンダーセン事務局長は「真剣になる時だ。過去の過ちは繰り返せない」と述べ、10月31日に英国で始まる国連の気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の成功に期待を寄せた。50年のカーボンニュートラルを宣言した国は、日本や米国、欧州先進国を含む120か国・地域以上に拡大しているが、最大排出国の中国に加え、インドやロシアのような主要排出国も足並みをそろえていない。

1.5度目標を達成する可能性は残されているものの、実現には世界全体の排出削減が欠かせない。COP26では、各国の削減目標の強化に向けた協議に加え、国際協力を通じた削減のルールについても話し合われる。日本は、欧米先進国とともに技術協力で途上国の削減を後押しするほか、大量排出を続ける新興国を巻き込んだ削減が進むよう、国際協議をリードする必要がある。


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和廣飯店は、羽根つき餃子10個300円!/昭和レトロ食堂(25)

2021年08月23日 | グルメガイド
奈良市紀寺町の住宅街の一角に、「和廣(わこう)飯店」(奈良市 紀寺町 885-3)という昭和レトロな中華屋さんがある。今どきのはやり言葉でいう「町中華」だ。紀寺町といっても、法務局や奈良教育大近くの市内循環「高畑」バス停で下車し、少し西に入ったところにある。年上の友人のKさんが、わざわざ朝日新聞の切り抜き(2018.5.29付「味な人」)を郵送して下さった。そこには、
※トップ写真は酢豚定食(税込み600円)と餃子(同300円)


昭和レトロな店構え、車は出前用か

「味な人」餃子10個300円 40年変わらず
奈良市「和廣(わこう)飯店」 松田孝一(まつだこういち)さん(74)


驚いた。昔通った高校近くの小さな中華屋が今なお営業していた。ひっそりした住宅街の中なのに。あの頃よく食べた餃子(ギョーザ)を注文しようとメニューを見ると、10個入り300円。店主の松田孝一さんが「昭和52年の新装開店時から値段変わってないよ」。なんと40年以上同じというではないか。羽根つきの大きな餃子だ。皮のパリッとした食感とジューシーな中身が共振する。ニラの香りが立ち、肉汁がたっぷり。「どう? おいしい?」と相好を崩す松田さんに「ええ、ものすごく」。




具作りから見せてもらった。白菜とキャベツの水分をぎゅっとしぼって、ニラと豚ミンチを加える。ニンニクとショウガはすりたて。ごま油や酒も少々。ジュウジュウし出すと、「開店以来、継ぎ足し続けてる」というスープをかけた。鶏ガラと豚骨を2、3日で入れ替えているのだそう。水溶き片栗粉を振り入れる手つきもお見事。


これら2枚の写真は、朝日新聞のサイト(2018.5.29付「味な人」)から拝借した

奈良県天理市生まれ。大阪ミナミの洋食屋を経て住之江区の中華屋で修業中、兄弟子の知人に腕を見込まれ「奈良の市場に店出せへんか」。今、ここが市場の片鱗(へんりん)もないのは、開業8年目に閉鎖されたから。借金をして市場の跡地で新装開店し、幼い子供たちにも手伝わせた頃が懐かしい。店名は長男の名前の音読みという。(井上理津子=フリーライター) 

メモ 奈良市紀寺町885の3。電話0742・24・0963。11~19時。無休。喫煙可。定食、一品料理500円(税込み)~。




レポーターの井上理津子さんは最近、『絶滅危惧個人商店』を上梓された人だ。ご店主は3年前に74歳、ということは今は77歳。「これは早く行かなければ」と、急いで金曜と土曜(2021.8.20~21)のランチタイムにお邪魔した。メニューは驚くほどたくさんある。


酢豚定食(税込み600円)


餃子(同300円)

メニューは中華以外に、オムライス(税込み500円)、カツ丼(同700円)、海老フライ定食(同600円)なども。結局私は金曜日(8/20)は酢豚定食(同600円)と餃子(同300円)、土曜日(8/21)はチャンポン(同500円)と焼き飯(同)を注文した。メニューに表示された値段はずっと以前から変わっていないようなので(内税で表示)、消費税が上がるたびに儲けが少なくなっている計算になる。出てきたのが写真の料理である。


焼き飯(同500円)、味噌汁も美味しい!

羽根つきの餃子は「これで300円?」と驚くほど具だくさんで、とても美味しい。焼き飯は、チャーハンではなくあくまで懐かしの「焼き飯」で、トッピングの紅ショウガと細かく刻んだハムやネギやニンジンがミックスし、いい味を出している。味噌汁がついているのもいい。両日とも、私が入店したときはお客さんは誰もいなかったが、あとからどんどん入って来られた。


チャンポン(同500円)

皆さん慣れた様子で、冷蔵ケースからペットボトルの水やビールを取り出して飲んでいる。小さな子どもさんを連れた若夫婦が来られ、焼肉定食とチャーハンと醤油ラーメンと餃子とビールを注文され、「そんなにたくさん食べられるかな」と心配していると、案の定「餃子、持ち帰ります」とのこと。ご店主は慣れた手つきで、フードパックと輪ゴムを渡しておられた。


麺は細麺だが弾力性がある。具にはとろみがついているので、食べるのには時間がかかった

「朝日新聞に載ったときは、関西一円からたくさんのお客さんがいらっしゃいました」とか。念のため「息子さん(和廣さん)は、跡を継がれないのですか?」とうかがうと、「この店は私の趣味です。息子はサラリーマンで頑張っています」とのことだった。この「味な店」、Kさんはカレー中華丼(同500円)などを出前で取るそうだが、私は次回は「豚カツ定食(同600円)と餃子を組み合わせようかな」などと考えている。鶏唐揚げ(同800円)や餃子を持ち帰るのも、良いかも。

皆さんも、ぜひお訪ねください。Kさん、良いお店を紹介していただき、ありがとうございました!
※食べログは、こちら

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奈良県立図書情報館の館員さんご推薦!『奈良万葉の旅百首』

2021年08月22日 | お知らせ
『月刊大和路ならら』(2021年8月号)のブックレビュー欄「奈良県立図書情報館の館員さんが選ぶ!この2冊!」に、『奈良万葉の旅百首』が選ばれました!内容は末尾の画像をご覧いただきたいですが、

それぞれの歌には、読み下し文と万葉仮名で書かれた原文、訳文がセットで書かれており、とてもわかりやすい。また、万葉集の説明が随所にコラムとして掲載されており、巻末には万葉集の基礎知識も書かれているため、万葉集の入門としても有用な内容となっている。

等々とご紹介いただきました。本書をお選びいただいた植原千恵さん、ありがとうございました。当会設立10周年記念事業として企画され、60人の会員が分担して執筆した本がこのように紹介されるのは、とても光栄なことです。本書は啓林堂書店など、県内の書店で好評販売中です。ぜひお買い求めいただき、本書を携えて県下の万葉集ゆかりの地をお訪ねください!

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