めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

水にこだわる~その2

2007-04-24 | Weblog
《食用本草網目》という中国の食材辞典より

についてのお話です


「節気水」と呼ばれる水があります。水の気味は節気の変化にともない異なるそうで、これは地域に限らないとの事。

その中から今の季節の水「清明水と穀雨水」を紹介しようと思います。


清明水&穀雨水…味は甘で、五臓を補う薬、痰火の蓄積を治療する薬、解毒薬や各種丹丸剤を作ったり、薬種を仕込むのに良くて、雪水と同じ効果がある。

と言う事です。雪水も紹介してあるのですね。 では続いて、、、

冬土用雪水…味は甘、性は冷。各種の毒を解毒する。通常雪(の結晶)は6角形だが、冬土用の雪は5角形である。この水を用いて五穀や種子を浸すと旱魃に耐え、虫がつかない。机や寝床に撒くと蝿蚊が逃げる。

 →土用とは各季節末18~19日間を指し、現在は夏土用のみに使われます。

へえ~っ そんな効果があるのですね。

昔は環境汚染も少なく自然の雪や河川水を直接利用できたのでしょうね。でも、現在の水道水も元をたどれば雨水、雪解け水、河川水ですから少しは効果が期待できるかもしれませんね。

中国の本を読んでいると時期にこだわった事が結構あるので試してみようと思うのですが、忘れてしまって時期を逃す事も多いので、カレンダーにでもしっかり書いておこうと思います。

桃(梅だったかな?)の花を使った美容液も「3月3日に採取する」とあったので試すつもりでいたのですが 忘れていました

因みにこれは、「これと○月○日に採取した鶏の鮮血と合わせて、、、、」と続くのでオドロキました

たとえ作る機会があったとしても、使うのはちょっと、、、、


月の満ち欠けが表記してあるカレンダーもありますが、これも自然の変化に目を向ける良いキッカケになりますよね。

いろんな事を書き込んで自分だけのオリジナルカレンダーを作るのも面白いかも








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