ナデシコジャパンは実に素晴らしかった。女性があそこまでやれるのかと感心したり、西洋人とのガタイの違いにがっくりきたりだったが、中心選手の沢の頑張りには驚嘆した。
しかし・・である。なぜメダルを取れなかったのか。それは監督が男で、スタッフの多くが男のサッカーをついつい求めてしまったからだ! と思う。華麗なパス回しは世界一だ。でもゴールできない。ゴール付近でもパス回しで突破しようとしてしまうから相手方の長い手足と大きい身体にボールをクリアされたり、身体を押しつぶされたりするのだ。
そして、無理な突撃をして、あわよくばファールを誘い、転んで審判を見つめるということが目立った。これは日本の男子サッカーの悪いところをそっくり真似ているのだ。そして何と言っても皆女性なのだ。あからさまなファールなんか、どこの選手だってやってはこない。審判も心得ていて、あまりファールをとらない。それなのに男子なみのサッカーをナデシコに求めた。だからメダル争いの試合になったら破れたに違いない。
オリンピック代表の戦いは、やはりナイジェリア選手の身体能力のすごさや、欧米選手のトラディッショナルなスポーツに対するセンスを感じた。一勝もできないのは当たり前だと思った。まして、オーバーエイジ枠を使わないなんて、始めから勝負を投げていたとしか思えない。後だしの後付けみたいだからこういうことは、言いたくないけれど、オリンピックのサッカーそのものが変だ。年令制限をもっと上げて、せめて全日本クラスの選手が半分は入らないと試合が面白くない。反町監督は辛い監督業だったろうと同情を禁じ得ない。ナデシコジャパンのヒロインが沢選手だとしたら、男子オリンピックジャパンのヒーローは、紳士のスポーツと言われるラグビーから別れ、手を使ってはならないという禁欲的スポーツの監督として終始感情を抑えて冷静さを保った反町監督で間違いない。
全日本とウルグアイの親善試合もちらちらと観た。やはりオリンピック代表とは、全くレベルが違うなぁ・・・と頼もしかった。でもゴールを奪う決定力がないんである。先日話題になった月亭可朝の、あの歌なんかを想いだしてしまうほど、ないんである。オウンゴールだってなんだって、相手のディフェンスを壁に見立ててのゴールだから入った1点はすばらしかった。でもその後3点も入れられた。世界ランクが上だからしょうがないと言えばしょうがない。岡田監督も、しっかり現状を把握しているコメントだった。最近の岡田監督は少し大人になったようだ。感情を抑えて冷静さを保つ努力が見え見えだけれど、よくやっていると思う。偉そうに、そういうお前は何様だ? と言うなかれ。何を隠そう、禁欲をこよなく愛す一人のサッカーファンなのだ。で、全日本のヒーローは何といってもキーパーの楢崎だ。あの精悍な顔で、ファインプレーでゴールを守っても、シレッと表情を変えないでプレイに集中する。彼は守護神という尊称がしっくりふさわしい。ワールドカップでは頑張って欲しい!!
しかし・・である。なぜメダルを取れなかったのか。それは監督が男で、スタッフの多くが男のサッカーをついつい求めてしまったからだ! と思う。華麗なパス回しは世界一だ。でもゴールできない。ゴール付近でもパス回しで突破しようとしてしまうから相手方の長い手足と大きい身体にボールをクリアされたり、身体を押しつぶされたりするのだ。
そして、無理な突撃をして、あわよくばファールを誘い、転んで審判を見つめるということが目立った。これは日本の男子サッカーの悪いところをそっくり真似ているのだ。そして何と言っても皆女性なのだ。あからさまなファールなんか、どこの選手だってやってはこない。審判も心得ていて、あまりファールをとらない。それなのに男子なみのサッカーをナデシコに求めた。だからメダル争いの試合になったら破れたに違いない。
オリンピック代表の戦いは、やはりナイジェリア選手の身体能力のすごさや、欧米選手のトラディッショナルなスポーツに対するセンスを感じた。一勝もできないのは当たり前だと思った。まして、オーバーエイジ枠を使わないなんて、始めから勝負を投げていたとしか思えない。後だしの後付けみたいだからこういうことは、言いたくないけれど、オリンピックのサッカーそのものが変だ。年令制限をもっと上げて、せめて全日本クラスの選手が半分は入らないと試合が面白くない。反町監督は辛い監督業だったろうと同情を禁じ得ない。ナデシコジャパンのヒロインが沢選手だとしたら、男子オリンピックジャパンのヒーローは、紳士のスポーツと言われるラグビーから別れ、手を使ってはならないという禁欲的スポーツの監督として終始感情を抑えて冷静さを保った反町監督で間違いない。
全日本とウルグアイの親善試合もちらちらと観た。やはりオリンピック代表とは、全くレベルが違うなぁ・・・と頼もしかった。でもゴールを奪う決定力がないんである。先日話題になった月亭可朝の、あの歌なんかを想いだしてしまうほど、ないんである。オウンゴールだってなんだって、相手のディフェンスを壁に見立ててのゴールだから入った1点はすばらしかった。でもその後3点も入れられた。世界ランクが上だからしょうがないと言えばしょうがない。岡田監督も、しっかり現状を把握しているコメントだった。最近の岡田監督は少し大人になったようだ。感情を抑えて冷静さを保つ努力が見え見えだけれど、よくやっていると思う。偉そうに、そういうお前は何様だ? と言うなかれ。何を隠そう、禁欲をこよなく愛す一人のサッカーファンなのだ。で、全日本のヒーローは何といってもキーパーの楢崎だ。あの精悍な顔で、ファインプレーでゴールを守っても、シレッと表情を変えないでプレイに集中する。彼は守護神という尊称がしっくりふさわしい。ワールドカップでは頑張って欲しい!!