《木漏れ日に透けるアサギマダラ》
故郷への墓参り 第1日(2006.8.9)
会津若松~戸隠高原~四賀(松本市)
今年も、お盆の民族大移動が始まる。お盆前に少しでもラッシュを避けてと、妻のふるさとへ両親のお墓参りに出かけた。3泊の予定だが、出発に会わせるように3つの台風が日本列島に近づき、どうも信州にいる間中、雨模様のようだ。でも、多少の心配をしながら出発したが、台風は静岡県沖から方向を東に変え、房総半島沖に抜けたようだ。
むしろ台風一過になり、途中真夏の好天に恵まれ絶好の信州への小旅行のスタートとなった。 あさ9時過ぎに自宅を出て、会津若松インターから磐越自動車道を新潟へ。比較的空いた道を順調に走り、上越を過ぎた。妙高高原サービスエアリアまで2時間30分、昼食を取った。ここは、駐車場には珍しく緑の日陰にスペースが配置され、ちょうど木の陰に止めることができた。日差しは強かったが、高原を吹く風はさわやかだった。夏の雲がかかり、美しく聳える妙高を眺めながらベンチでおにぎりをほおばった。
信濃町ICで下道に出てから黒姫高原に寄り、戸隠の森林植物園を目指した。
沿道にはシシウドの花が高く伸び、ミドリヒョウモンが飛び交い、ときどき車を止めシャッターを切った。
楽しみにしていた植物園だが、時間の関係もあり今回は1時間の予定で散策した。園の入り口にある森林学習館に立ちより、いろいろ工夫された戸隠の自然の情報を楽しく見学することができた。
林間の木漏れ日の向こうに「みどりが池」が静まりかえり、池の畔では老人が水彩画を描いていた。畔のヒヨドリバナにはミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、コヒョウモンなどが飛び交い、クガイソウにミヤマカラスアゲハが美しく輝く羽を広げ蜜を吸っていた。美しい夢の世界に感嘆しながら、我を忘れてファインダーの妖精達を撮り続けた。また、期待していた数頭のアサギマダラが林間を弱々しく舞い、ヒヨドリバナに止まった。吸蜜するアサギマダラの羽根が林の木漏れ日に透け、この上なく美しく、感動した。これから長い旅をするアサギマダラを思い、存分にひとときの安らぎを味わわせたいと思った。路傍にエルタテハの姿も見かけたが、シャッターチャンスを失ってしまった。
今回は、広い園内のほんの一部しか散策できなかったが、見るものすべてがさわやかで、きれいだった。いつか、もう一度時間を取って観察に訪れたいと思った。
4時30分に長野東ICで、妻の親友と待ち合わせた。昨年、40年ぶりに再会を果たした彼女らは、ときどきメールのやりとりをしていた。1時間ほど、私はガソリン給油、本屋で時間つぶした。
また高速・長野道に乗り、妻の実家へは6時半過ぎに無事到着、すでに庭でバーベキューが始まっていた。仏壇の両親に御無沙汰を詫び、線香を手向けた。
久しぶりに実家の姉、兄と姪の一家と楽しい夕食を取った。いつも、私たちが帰省するときには必ず庭でバーベキューをした。何十年も繰り返してきた折々の思い出は尽きない。
【明日は墓参りと安曇野散策の予定】
《白雲なびく妙高山》
故郷への墓参り 第1日(2006.8.9)
会津若松~戸隠高原~四賀(松本市)
今年も、お盆の民族大移動が始まる。お盆前に少しでもラッシュを避けてと、妻のふるさとへ両親のお墓参りに出かけた。3泊の予定だが、出発に会わせるように3つの台風が日本列島に近づき、どうも信州にいる間中、雨模様のようだ。でも、多少の心配をしながら出発したが、台風は静岡県沖から方向を東に変え、房総半島沖に抜けたようだ。
むしろ台風一過になり、途中真夏の好天に恵まれ絶好の信州への小旅行のスタートとなった。 あさ9時過ぎに自宅を出て、会津若松インターから磐越自動車道を新潟へ。比較的空いた道を順調に走り、上越を過ぎた。妙高高原サービスエアリアまで2時間30分、昼食を取った。ここは、駐車場には珍しく緑の日陰にスペースが配置され、ちょうど木の陰に止めることができた。日差しは強かったが、高原を吹く風はさわやかだった。夏の雲がかかり、美しく聳える妙高を眺めながらベンチでおにぎりをほおばった。
信濃町ICで下道に出てから黒姫高原に寄り、戸隠の森林植物園を目指した。
沿道にはシシウドの花が高く伸び、ミドリヒョウモンが飛び交い、ときどき車を止めシャッターを切った。
楽しみにしていた植物園だが、時間の関係もあり今回は1時間の予定で散策した。園の入り口にある森林学習館に立ちより、いろいろ工夫された戸隠の自然の情報を楽しく見学することができた。
林間の木漏れ日の向こうに「みどりが池」が静まりかえり、池の畔では老人が水彩画を描いていた。畔のヒヨドリバナにはミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、コヒョウモンなどが飛び交い、クガイソウにミヤマカラスアゲハが美しく輝く羽を広げ蜜を吸っていた。美しい夢の世界に感嘆しながら、我を忘れてファインダーの妖精達を撮り続けた。また、期待していた数頭のアサギマダラが林間を弱々しく舞い、ヒヨドリバナに止まった。吸蜜するアサギマダラの羽根が林の木漏れ日に透け、この上なく美しく、感動した。これから長い旅をするアサギマダラを思い、存分にひとときの安らぎを味わわせたいと思った。路傍にエルタテハの姿も見かけたが、シャッターチャンスを失ってしまった。
今回は、広い園内のほんの一部しか散策できなかったが、見るものすべてがさわやかで、きれいだった。いつか、もう一度時間を取って観察に訪れたいと思った。
4時30分に長野東ICで、妻の親友と待ち合わせた。昨年、40年ぶりに再会を果たした彼女らは、ときどきメールのやりとりをしていた。1時間ほど、私はガソリン給油、本屋で時間つぶした。
また高速・長野道に乗り、妻の実家へは6時半過ぎに無事到着、すでに庭でバーベキューが始まっていた。仏壇の両親に御無沙汰を詫び、線香を手向けた。
久しぶりに実家の姉、兄と姪の一家と楽しい夕食を取った。いつも、私たちが帰省するときには必ず庭でバーベキューをした。何十年も繰り返してきた折々の思い出は尽きない。
【明日は墓参りと安曇野散策の予定】
《白雲なびく妙高山》