エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

今年も、田淵行男記念館に立ち寄る 

2006-08-18 | エッセイ
《ときどき見ている田淵行男》

 今年も訪れた真夏の安曇野、北アルプス山麓の伏流水は変わることなく清らかに、爽やかに、どこまでも透き通り流れていた。
再び田淵行男記念館に立ち寄った。何度も訪ねていたが、その都度新しい発見があった。
 館内でビデオ「光ありて安曇野 |田淵行男 自然への賛歌|」を視聴し、あらためて安曇野の豊かな風土を思った。
 美術館、資料館等各種の文化施設が乱立し、近代的な開発の進んでいる安曇野だが、常に原点に立ち返り自然を基礎とする豊かな風土、生活や文化をいつまでも保全して欲しいと思わざるを得ない。
 記念館の訪問者の感想ノートに「私の青春に一本の道を教えてくれたナチュラリスト田淵さん、ありがとう!」と記した。蝶を求めた私の青春は、写真はもとよりスケッチ、エッセイ等、田淵行男氏に学び、導かれたものは実に大きかった。
第二の人生を歩み始めた今、それらを心にデジカメ、スケッチブックを携え、昆虫と植物をテーマにさらなる豊かな自然とのふれあいを楽しみたいと思っている。
(2006.8.10)