エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

庭に 風薫る

2008-05-05 | 自然観察

風薫る五月の空に鯉のぼりが元気に泳いでいる。今日はこどもの日、孫二人の身長を柱に刻した。お正月からもう約2センチも伸びていて驚いた。親たちが付けた、自分の子どもの頃の柱の傷が目に浮かんできた。同じような思いで子どもたちの成長を見守っていたのだろう。
 庭に出て、5月のさわやかさを撮った。
ライラックが満開だ。数本を手折り花瓶に挿す高貴な香りがした。また、わずかに紫色のキリシマツツジが清楚に咲きはじめた。白い大輪のツバキはあまりに見事だ。定規で計ってみたら13~15cmもあった。こんなに素晴らしい大輪だが、人に見せるわけでもなく細い枝先に重い頭を下に向けて咲いている。
 ドウダンに続いてサラサドウダンのつぼみが赤みを増し、明日にも咲きだしそうだ。桜桃に続いてカリンもかわいいつぼみを開いた。まさに、百花繚乱だ。目にするすべてがそれぞれに美しく、さわやかに感じられた。
  ついこの前咲き誇った高田梅がもうかなり膨らんできた。何時しか虫たちも元気に飛び回っていた。青緑色のキンバエが目の前に止まった。今まで撮ったこともなかったが、太陽に輝き美しかった。



《シマハナアブ?》
《キンバエ》
《カリン》
《ウメ膨らみ始める》
《ブルーベリー》
《キリシマツツジ》
《サラサドウダン》