エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

初夏 飯豊の山並み

2008-05-18 | 日々の生活

 喜多方市から雄大な残雪さわやかな飯豊の山並みを眺めた。飯豊の山並みが田に映え、緑いよいよ初夏の装いだった。 ときどき、田植え間近の水面に映る飯豊山を撮りたいと思っているが、なかなか条件に恵まれない。よく晴れた雨上がりで、風が無く鏡のような水面が欲しいところだ。山と田との上手い配置、撮る位置や明るさも影響する。
 夏らしい雲がたなびき、初夏のさわやかな空気が写真に反映されないといけない。所々でさわやかな空気を吸い込み、山を眺めた。

大峠を越え、田沢に蕎麦を食べに向かった。
 大峠の道路沿いにはわずかに雪も残っていた。夜は冷え込むのだろう、毎年ヒメシジミの写真を撮りに行く林道に入ると、ようやく八重桜が満開だった。そこではニリンソウも可憐に咲いていた。また、思ってもいなかったワラビを一掴み収穫できた。


 【愛と義に生きた兼続】
 道の駅・田沢には、上杉の智将「直江兼続」を紹介する幾種類ものパンフレットが置いてあった。来年NHKの大河ドラマ「天地人」の主人公だ。米沢は「直江兼続」でまた脚光を浴びるだろう。兼続は会津とも縁の人物だ。豊臣政権下で有力大名に成長した景勝は、関東・東北支配の拠点として、会津120万石に転封される。会津では、兼続は陣頭指揮をして城や道路の整備を進めた。パンフレットのデザインは直江兼続所用の「愛の兜」。「愛と義に生きた兼続」とある。どんな人物であったのだろうか。