エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

南国のプール

2008-05-26 | 旅行


 昨日、楽しみにしていたハワイアンズへ行ってきた。
 2006年の話題を独占した映画『フラガール』は、日本アカデミー賞の主要5部門を獲得した。あまり興味がなかったので見なかったが、これは、昭和40年の炭鉱閉山から「常磐ハワイアンセンター」の誕生を支えた人々の物語だ。ネットでストーリー(*)を見たらいつか観てみたいと思った。最近、その舞台化が決定したらしい。

 日曜日でもありかなりの人出だった。3000台収容という駐車場もほぼ満杯状態だった。観光バスで東京からのツアーがとても人気があるそうだ。
 孫たちは初めての本格的なプールだった。子どもたちはお昼も要らないと水に興じた。特に、流れるプールが気に入って、浮き輪で浮かんでママや叔母ちゃん、バーちゃんと何十回も回った。



 シアター前のレストランで昼食、パイナップルを丸ごと1個ジューサーで搾った「パイナップルジュース」を頼んだ。お値段も良いので1個を回し飲みした。
しなやかで繊細なフラダンス、勇敢なサモアの火の踊りなど、ポリネシアの島々の民族舞踊が繰り広げられた。プールサイドには常夏の植物が植えられ、しばし南国の雰囲気に浸った。
 温泉プールにも入った。水着を着てはいる温泉は初めてだった。でも、裸で入った露天風呂が私には一番良かった。
 約4時間の滞在、孫たちの面倒はやはり疲れた。でも、孫たちは今日の体験で水にも慣れたようだ。この夏は猪苗代湖で湖水浴に連れて行きたいと思っている。



(*) 《 ストーリー 》 (ネットから)
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昭和40年代、福島いわき市の炭鉱町。
“求む、ハワイアンダンサー”のチラシを見せ、ここから抜け出す最初で最後のチャンスだと早苗は親友・紀美子を誘う。男たちは、数世代前から炭坑夫として、女たちも選炭婦として働いてきた。だが、時代は石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいる。この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だった。
 紀美子の母・千代も兄・洋二郎も炭鉱で働いている。父は落盤事故で亡くなった。母は“ハワイ”構想に大反対。それでも紀美子と早苗はダンサー説明会に出かけ、他の娘たちがフラダンスの映像を見て逃げ出してしまう中、残った子持ちの初子、大柄な小百合とフラダンスに挑むことになる。そんな中、娘たちにフラダンスを教えるために、ハワイアンセンターの吉本部長は平山まどか先生を招く。本場ハワイでフラダンスを習い、SKD(松竹歌劇団)で踊っていたダンサーだ。最初は田舎町を軽蔑し、ド素人の娘たちに踊りを教える意欲もないまどか先生だったが、娘たちの熱心さに次第に真剣になっていく。
 実はまどか自身が母親の借金を背負い、半ば自暴自棄になっていたが、ひたむきな娘たちと接するうちに、夢を持つ大切さを思い出していた。そんな彼女の教えは、どんなに辛いときでも「スマイル」、笑顔を忘れないこと。しかし世間の風当たりは強く、さらに予期せぬ出来事が起こり・・・。
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