実はワタクシ、故中島らもさんの「にわか」ファンなのだ。ことわっておくが、同じ姓だからといって別に親戚でもなんでもないヨ。

(今では「らもさん」のエッセイや小説を20冊以上読破?するまでに至っている。)
特に好きなのはエッセイ集で、その中での切り口や物の見方が大笑いではなく「フッフッフ」とか「ニヤッ」とか笑えるサジ加減がワタシにとっては心地良いのだ。釣り雑誌の原稿なんかは常にそんなスタイルで書きたいと思っているのだが、悲しいかな凡人のワタシなんぞにマネが出来るはずもない。
そのエッセイ集の中でも好きなのが大阪を題材にしたモノだ。大阪(勿論現在ではないチョッと前の大阪)の路地裏とも言うべきに地帯に潜入した時の内容なんかは、ある種の嗅覚がなければ気が付くハズもない所なので「らもさん」の独断場なのだ。
で、そんな「らもさん」のエッセイ集の中に「僕にはわからない」というのがある。これは世の中の不可思議や理解し辛いモノに対して「らもさん」ならでは切り口を見せてくれるエッセイ集だが、ブログネタに困っていたある日、ワタシはこの本を取り出して読み返す内にチョッと思いついた。よく考えてみると、ワタシが微弱ながら関わっている釣り界にも摩訶不思議なことやモノが色々とあるのだ。勿論「らもさん」が切っているように哲学的に切り込んでゆく能力がワタシにあるわけもないし、そもそも採り上げる内容自体が難しすぎてワタシには無理だ。しかし、釣りやアウトドアに関する内容でワタシなりの「ワタシにはわからない」なら何とかなりそうだ。ただ、出てくる切り口は相当に「ショボイ」モノになる恐れがあるけど、時々ではあるが書いていきたいと思う。
初回はウキの話でも…。
ワタシが使うウキは価格帯が1000円~1500円くらい(仮に中価格帯と言っておく)と決めている。一時は2000円以上もする価格帯(高価格帯)の物を買い揃えた時期もあったが、ウキを消耗品として捉えるようになった今は、高価格帯モノはとてもじゃないけど使えなくなっている。逆に低価格帯である数百円クラスは浮力管理がいい加減な物が多くなってくるのでワタシ自身はほとんど使っていない。

(一部高価格帯のモノが混じってるけど、昔に買った残りモノ?なのだ。)
以前にこのブログでも触れているが、各地を釣行している内に、釣り場の好みが絞られて、潮流の速い所に行く機会がどうしても多くなっているのでワタシの場合は割と重い負荷が掛かるモノの出番も多い。具体的な負荷は4B~5Bといったところだが、最近、家に保管している在庫が無くなったので阪神間にある何軒かの釣具屋さんを覗いてみたのだが、中価格帯の、この手のウキが釣具店の店頭から姿を消しているので困り果ててしまった。
初心者が一段ステップアップし、フカセ釣りの繊細さが解るようになったときに手にするのもこの中価格帯になるので、メーカーとしても一番売れ筋の価格帯ととらえて、確かに種類だけは豊富に販売されている。しかし、ほとんどのメーカーで細分化してラインナップされるのは3Bまでで、それ以降の負荷は無し、あるいは一つ飛ばしというモデルばかりだ。仮にカタログ上ではあったとしても店舗の方で在庫を置かないという場合も多い。また、サイズが偏っていてSならS、LならLだけの一方しかないモデルも多い。だから、4Bあたりのウキを流出させてしまうと補充するのに困る状況なのだ。
今、釣り業界は決して活況という状態ではないので、「軽い仕掛」が流行れば、それに追従した商品展開になるのは仕方がない事かも知れない。だが、フカセ釣りとは道具はシンプルに、発想やアイデアは豊富にというのが基本だと思う。その観点からすると形は奇をてらわず、オーソドックスなドングリ型で、サイズは遠投用のL、標準のM、食い渋り用のSの最低3種類、負荷は00~1号丸玉までキッチリとラインナップされた定番モデルを中価格帯に展開して欲しいと思う。そして、目先の売らんが為のアイデアの「企画商品」や目先だけのモデルチェンジを続けた結果、すぐに店頭から姿を消して釣り人が補充出来なくて困るモノではなく、最低5年以上は生産し続け、買う側がいつでも補充できるという「動かざる事山のごとし」的安心感がもてるウキが欲しいと思う。
釣具の生産や店舗の経営面ではシロートであるワタシの一意見だが、そういったモデルの方が根強く売れ続け、店舗でも補充していくだけで済むので、在庫負担が軽くなると思うし、固定客が付くだろうから、少なくともすぐに廃盤になって半額以下になる「企画モノ」よりは利益が上がると思うのだけどドウだろうか?。
ワタシが尊敬するある名人さんは以前に、釣具には「釣り人を釣るため」のモノと「魚を釣るため」のモノがあると雑誌等で書いておられた。その観点からすると「釣り人を釣るためのウキ」を生産して「魚を釣るためのウキ」を生産をしないメーカーが多いように思う。この姿勢が「ワタシにはわからない」のだ。

(今では「らもさん」のエッセイや小説を20冊以上読破?するまでに至っている。)
特に好きなのはエッセイ集で、その中での切り口や物の見方が大笑いではなく「フッフッフ」とか「ニヤッ」とか笑えるサジ加減がワタシにとっては心地良いのだ。釣り雑誌の原稿なんかは常にそんなスタイルで書きたいと思っているのだが、悲しいかな凡人のワタシなんぞにマネが出来るはずもない。
そのエッセイ集の中でも好きなのが大阪を題材にしたモノだ。大阪(勿論現在ではないチョッと前の大阪)の路地裏とも言うべきに地帯に潜入した時の内容なんかは、ある種の嗅覚がなければ気が付くハズもない所なので「らもさん」の独断場なのだ。
で、そんな「らもさん」のエッセイ集の中に「僕にはわからない」というのがある。これは世の中の不可思議や理解し辛いモノに対して「らもさん」ならでは切り口を見せてくれるエッセイ集だが、ブログネタに困っていたある日、ワタシはこの本を取り出して読み返す内にチョッと思いついた。よく考えてみると、ワタシが微弱ながら関わっている釣り界にも摩訶不思議なことやモノが色々とあるのだ。勿論「らもさん」が切っているように哲学的に切り込んでゆく能力がワタシにあるわけもないし、そもそも採り上げる内容自体が難しすぎてワタシには無理だ。しかし、釣りやアウトドアに関する内容でワタシなりの「ワタシにはわからない」なら何とかなりそうだ。ただ、出てくる切り口は相当に「ショボイ」モノになる恐れがあるけど、時々ではあるが書いていきたいと思う。
初回はウキの話でも…。
ワタシが使うウキは価格帯が1000円~1500円くらい(仮に中価格帯と言っておく)と決めている。一時は2000円以上もする価格帯(高価格帯)の物を買い揃えた時期もあったが、ウキを消耗品として捉えるようになった今は、高価格帯モノはとてもじゃないけど使えなくなっている。逆に低価格帯である数百円クラスは浮力管理がいい加減な物が多くなってくるのでワタシ自身はほとんど使っていない。

(一部高価格帯のモノが混じってるけど、昔に買った残りモノ?なのだ。)
以前にこのブログでも触れているが、各地を釣行している内に、釣り場の好みが絞られて、潮流の速い所に行く機会がどうしても多くなっているのでワタシの場合は割と重い負荷が掛かるモノの出番も多い。具体的な負荷は4B~5Bといったところだが、最近、家に保管している在庫が無くなったので阪神間にある何軒かの釣具屋さんを覗いてみたのだが、中価格帯の、この手のウキが釣具店の店頭から姿を消しているので困り果ててしまった。
初心者が一段ステップアップし、フカセ釣りの繊細さが解るようになったときに手にするのもこの中価格帯になるので、メーカーとしても一番売れ筋の価格帯ととらえて、確かに種類だけは豊富に販売されている。しかし、ほとんどのメーカーで細分化してラインナップされるのは3Bまでで、それ以降の負荷は無し、あるいは一つ飛ばしというモデルばかりだ。仮にカタログ上ではあったとしても店舗の方で在庫を置かないという場合も多い。また、サイズが偏っていてSならS、LならLだけの一方しかないモデルも多い。だから、4Bあたりのウキを流出させてしまうと補充するのに困る状況なのだ。
今、釣り業界は決して活況という状態ではないので、「軽い仕掛」が流行れば、それに追従した商品展開になるのは仕方がない事かも知れない。だが、フカセ釣りとは道具はシンプルに、発想やアイデアは豊富にというのが基本だと思う。その観点からすると形は奇をてらわず、オーソドックスなドングリ型で、サイズは遠投用のL、標準のM、食い渋り用のSの最低3種類、負荷は00~1号丸玉までキッチリとラインナップされた定番モデルを中価格帯に展開して欲しいと思う。そして、目先の売らんが為のアイデアの「企画商品」や目先だけのモデルチェンジを続けた結果、すぐに店頭から姿を消して釣り人が補充出来なくて困るモノではなく、最低5年以上は生産し続け、買う側がいつでも補充できるという「動かざる事山のごとし」的安心感がもてるウキが欲しいと思う。
釣具の生産や店舗の経営面ではシロートであるワタシの一意見だが、そういったモデルの方が根強く売れ続け、店舗でも補充していくだけで済むので、在庫負担が軽くなると思うし、固定客が付くだろうから、少なくともすぐに廃盤になって半額以下になる「企画モノ」よりは利益が上がると思うのだけどドウだろうか?。
ワタシが尊敬するある名人さんは以前に、釣具には「釣り人を釣るため」のモノと「魚を釣るため」のモノがあると雑誌等で書いておられた。その観点からすると「釣り人を釣るためのウキ」を生産して「魚を釣るためのウキ」を生産をしないメーカーが多いように思う。この姿勢が「ワタシにはわからない」のだ。