中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ワタシにはわからない ~マキエサとの同調

2007-06-19 09:59:31 | 釣り一般
 よく解らないモノに「マキエサとサシエサの同調」というのがある。そうする事によって、釣果が伸びるというのは定説であるし、事実でもあるように思う。でも、実際に海中で確認すると一体何人の釣人が実践出来ているのだろうか?。実際に潜って確認した人もいくらかは居ると思うが、大半は見たことすらないのが現実だろう。だから、目で見えるタナや距離を超えての状況はほとんどの場合で憶測に過ぎないという事だ。

 ワタシは磯釣り以外では船からの「完全フカセ釣り」というのが好きで、年に何度か釣行している。
 この釣りの仕掛は地方によっていろいろあるが、私が主に使う仕掛はフロロカーボンの道糸(6号が標準)を使い、それをスナップサルカンを使って全長4ヒロの2本バリのハリスを連結する「鷹巣(たかす=福井県)」スタイルだ。ここでは船の上からシャクで撒いたマキエサ(オキアミ)に合わせて、基本的には道糸の重みだけで流し込んでいくが、その日の魚のタナによって、小さなウキを着ける事で浮力を持たせて仕掛を浮かせ気味にしたり、逆にガン玉を着けてし沈ませ気味にしたりしてタナ調整を繰り返していく。
 この釣りの対象魚はヒラマサ、ブリ、マダイといったところだが、同じ仕掛に口太&尾長グレもよくアタッてくる。特に夏場だけ解禁される玄達(げんたつ)瀬では50cmオーバーの尾長グレがゲットされるのは珍しい事ではない。

 で、この釣りでは近いと、ほんの10mでもアタッてくるが、遠い場合は300m沖でアタる事もあるのだ。
 300mも離れた距離で果たしてマキエサとサシエサとが同調(一致)しているのだろうか?。そんな芸当は誰にも出来ないとワタシは思う。ただ言えるのは「マキエサが流れてくる潮筋(スロープ)にサシエサが流れてくるのではないか?」という事くらいだ。
 モチロン、沖のあまりスレていないグレを相手の話なので、少しは割り引いて考えないという部分もあるが…。

 実際に、磯の場合は連日釣り人に近距離で攻められる毎日なので、警戒心の強いグレを相手にしなければならない。だから、マキエサとサシエサの位置が完全に一致し、同調するに越した事はない。また、その方が食いが良いのは事実だと思う。また、トーナメンターを目指す場合はより精度を高める必要もあるだろう。ただ、我々のようなフツーの釣り人にとっては心掛けることは大事なことなんだろうけど、無理に合わせようとして引っ張り回した挙げ句、逆にハズレてしまう事だってあるし、そればかりを考えて窮々とするのはツライものだ。

 長年、色々と思案し続けた末、最近ではフツーの釣り人の場合は案外「マキエサが流れてくる潮筋(スロープ)にサシエサが流れてくる」程度の精度でも問題はないんだろうな?と思っている。(それすら難しい日もあるが…。)特にワタシの場合は、そんな風に考えていく事で気持ちがリラックス出来る分、良い考えも浮かんで、好循環する事も多くあるので、「サシエサとマキエサの同調(特に完全一致)」についてはあまり深く考え過ぎないようにしているのだ。
コメント
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