最近はマジ書きっぽいモノばかりだったので、今回はドーでもイイ話を…。
魚やイカ等にも当然性別があって、オス、メス間で「ナニ」をするから種が絶えないワケだ。その中でも、人間の尺度で考えると、チョッと可哀想なヤツらが居るのである。コレはチョッと前に触れた「故、中島らもさん」がエッセイで書いたり、生前にラジオで話していたネタと被るんだけど、魚&イカ界で一番可哀想なのはチョウチンアンコウのオスなのではないか?とワタシは思っている。
で、そのアンコウの話。
長い間、魚類学会ではチョウチンアンコウの仲間のオスは長い間存在しないのでは?と思われていた(らしい。)。勿論、ビールスやクローンでもないので、そんな事はなく、ちゃんと居たのだが、コレは捕獲されるメスが大体40cm以上あるのに対してオスが4cm程度と、極端に小さかったから発見しにくかったそうだ。
で、このアンコウの中でもビワアンコウとミツクリエナガチョウチンアンコウのオスは特に生態が変わっている。
この2種のオスは卵からかえった後、生殖関連の機能が整うまでに成長すると、メスの体に頭部から吸い付き、以後、行動を共にするようになる。それと同時にオス、メス間の癒着が始まり、やがては皮膚からメスの体に吸収されていくそうだ。その後は血管もメスと一体化して栄養を補給してもらうことになり、体の大部分が退化し、心臓やエラなんかは残るものの、ほとんど生殖器のみの存在になるそうだ。そして、オスの価値としてはメスが産卵すると、精子をかけるだけモノになってしまう…。
また、悲しいことに?一匹のメスに複数のオスが一体化している場合もあるそうなので、メス・アンコウに引っ付いているオスとしては新しいオスが来る度に「複雑な思いをするんだろうな」と、同情してしまう。
この姿を、かの中島らもさんはラジオの放送の中で「こんな目にあっても、メスと引っ付きたいなんて、よっぽど、えもいわれない快感がそこには在るんやろネ。」と言っていた。それを聞いた当時のワタシはミョーに感心した記憶がある。
他にも可哀想なヤツは居る。皆さんご存じのアオリイカもそうだ。アオリイカの性交?はオスが精子の入ったカプセルを触手でメスの口の周りに置く(刺す?)だけで、果てて?しまうそうだ。コレを人間に例えると、男性が自分のキ○○マをブチッ!と外し(イタッ!)手渡しで女性に提供するという事だ。
淡水の世界では情けない行動をとるオス達が居る。
秋に産卵しふ化したアマゴたちは春以降、盛んに餌をとって成長する。その内で銀化したモノは川を下り始め、やがては海に出る。コレがサツキマスだ。当然、海の豊富な栄養を得る事で元のアマゴよりも大きくなり、40cmくらいになるらしい。
このサツキマスは再び川を遡上して秋になると川の上流部で再び産卵&放精するんだけど、この際、他のサケ&マスと同じようにオス同士でケンカをしてメスの産卵床に放精する権利を奪い合う。
方や、海に下らなかったアマゴもオス同士でケンカをするのだが、その際にどうしても小型のモノは負けてしまう傾向にある。
ここでケンカに負けてあぶれた小さなアマゴのオスはどうするのかというと、上記のサツキマスのオス同士のケンカのスキに乗じ、その小ささを逆利用してこっそりと産卵床に忍び寄って、ピピッと一気に放精して一目散に逃げていくのだ。
以前にNHKの放送でやっていた長良川の特集で、この小型アマゴのオスの姿を見たのだが、その姿は情けなくもユーモラスであった。
そんなこんなで、「やっぱり人間で良かった。」と再確認したワタシであった。
魚やイカ等にも当然性別があって、オス、メス間で「ナニ」をするから種が絶えないワケだ。その中でも、人間の尺度で考えると、チョッと可哀想なヤツらが居るのである。コレはチョッと前に触れた「故、中島らもさん」がエッセイで書いたり、生前にラジオで話していたネタと被るんだけど、魚&イカ界で一番可哀想なのはチョウチンアンコウのオスなのではないか?とワタシは思っている。
で、そのアンコウの話。
長い間、魚類学会ではチョウチンアンコウの仲間のオスは長い間存在しないのでは?と思われていた(らしい。)。勿論、ビールスやクローンでもないので、そんな事はなく、ちゃんと居たのだが、コレは捕獲されるメスが大体40cm以上あるのに対してオスが4cm程度と、極端に小さかったから発見しにくかったそうだ。
で、このアンコウの中でもビワアンコウとミツクリエナガチョウチンアンコウのオスは特に生態が変わっている。
この2種のオスは卵からかえった後、生殖関連の機能が整うまでに成長すると、メスの体に頭部から吸い付き、以後、行動を共にするようになる。それと同時にオス、メス間の癒着が始まり、やがては皮膚からメスの体に吸収されていくそうだ。その後は血管もメスと一体化して栄養を補給してもらうことになり、体の大部分が退化し、心臓やエラなんかは残るものの、ほとんど生殖器のみの存在になるそうだ。そして、オスの価値としてはメスが産卵すると、精子をかけるだけモノになってしまう…。
また、悲しいことに?一匹のメスに複数のオスが一体化している場合もあるそうなので、メス・アンコウに引っ付いているオスとしては新しいオスが来る度に「複雑な思いをするんだろうな」と、同情してしまう。
この姿を、かの中島らもさんはラジオの放送の中で「こんな目にあっても、メスと引っ付きたいなんて、よっぽど、えもいわれない快感がそこには在るんやろネ。」と言っていた。それを聞いた当時のワタシはミョーに感心した記憶がある。
他にも可哀想なヤツは居る。皆さんご存じのアオリイカもそうだ。アオリイカの性交?はオスが精子の入ったカプセルを触手でメスの口の周りに置く(刺す?)だけで、果てて?しまうそうだ。コレを人間に例えると、男性が自分のキ○○マをブチッ!と外し(イタッ!)手渡しで女性に提供するという事だ。
淡水の世界では情けない行動をとるオス達が居る。
秋に産卵しふ化したアマゴたちは春以降、盛んに餌をとって成長する。その内で銀化したモノは川を下り始め、やがては海に出る。コレがサツキマスだ。当然、海の豊富な栄養を得る事で元のアマゴよりも大きくなり、40cmくらいになるらしい。
このサツキマスは再び川を遡上して秋になると川の上流部で再び産卵&放精するんだけど、この際、他のサケ&マスと同じようにオス同士でケンカをしてメスの産卵床に放精する権利を奪い合う。
方や、海に下らなかったアマゴもオス同士でケンカをするのだが、その際にどうしても小型のモノは負けてしまう傾向にある。
ここでケンカに負けてあぶれた小さなアマゴのオスはどうするのかというと、上記のサツキマスのオス同士のケンカのスキに乗じ、その小ささを逆利用してこっそりと産卵床に忍び寄って、ピピッと一気に放精して一目散に逃げていくのだ。
以前にNHKの放送でやっていた長良川の特集で、この小型アマゴのオスの姿を見たのだが、その姿は情けなくもユーモラスであった。
そんなこんなで、「やっぱり人間で良かった。」と再確認したワタシであった。